WBO・APSフェザー級11位 WBO・APSフェザー級4位
渡邊 海(ライオンズ) 石井 龍誠(金子)
13勝(7KO)2敗1分 12勝(9KO)7敗1分
1月に日本スーパー・フェザー級チャンピオンの奈良井選手と
ノンタイトル戦を行った事で王座をはく奪された渡邊選手が
失ったタイトルの王座決定戦に挑む。片やジムを移籍後、
4戦連続KO勝ちと勢いのある石井選手。
写真左側:黒色のグローブが渡邊選手。
写真右側:青色のグローブが石井選手。
1ラウンド:渡邊選手が左ジャブを伸ばす。石井選手はじっくりと見て時折
右ジャブを伸ばす、距離の探り合い。渡邊選手が右ストレートで踏み込む。
石井選手がワンツーを伸ばすと渡邊選手もワンツーで前進。
(渡邊選手:10-9:石井選手)
2ラウンド:渡邊選手が左ジャブを伸ばし踏み込んでワンツー。ジャブの差し合い、
渡邊選手が踏み込めば、石井選手も前に出る。渡邊選手のワンツー、石井選手が
右ジャブで前進すると渡邊選手は左ジャブで回りワンツー、強烈な右ストレートで
石井選手の腰が落ちる。
(渡邊選手:10-9:石井選手)
3ラウンド:石井選手が上体を柔らかく振って右ジャブで前進し、左ストレートで
飛び込む。渡邊選手は左ジャブ、石井選手が入るところに左フックから
右ストレート、左アッパー。
(渡邊選手:10-9:石井選手)
4ラウンド:渡邊選手が左ジャブを出すと石井選手が左ストレートを伸ばす。
間合いのはかり合いから一瞬のスキを突いてフルスイングの打ち合い。
お互いに危ないタイミングで目が離せない。渡邊選手の左フック、石井選手の
左ストレート。
(渡邊選手:10-9:石井選手)
5ラウンド:ジャブの差し合い。アップライトに構える渡邊選手、柔らかく
上体を動かす石井選手。渡邊選手は右ボディストレートからの攻撃に変える。
石井選手が右ジャブから左ストレートで懐に飛び込む。渡邊選手は下がりながら
ワンツー、石井選手は飛び込むが届かない。渡邊選手は右ボディストレート、
石井選手が左右フックで前進し左ストレート。
(渡邊選手:10-9:石井選手)
6ラウンド:渡邊選手が左ジャブで回る。石井選手が左右を振って前進、
渡邊選手のワンツー。石井選手が前進しコーナーに詰めて左フック、
渡邊選手は打ち合いに応じずフットワークで回り右ストレート。前に出る
石井選手、フットワークを使う渡邊選手は右ストレート。石井選手も
左ストレートを伸ばし距離を詰め左ボディフック。
(渡邊選手:9-10:石井選手)
7ラウンド:ジャブの差し合い。石井選手がジリジリと距離を詰め左ストレートで
コーナーへ追い打合い。渡邊選手が身体を入れ替えて左フック、左アッパー、
左フックが当たり石井選手がダウンするとレフェリーが試合をストップした。
40秒、渡邊選手のTKO勝利。
緊張感のある試合は、渡邊選手が冷静に勝負どころを見極め勝利した。
前回の奈良井選手とのノンタイトル戦も渡邊選手が勝っていたと思ったので、
これかからも楽しみにしている。