カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~囚人ディリ ~

2021年11月24日 22時01分59秒 | 映画 / MOVIE

2019年のタミル語映画、タイトルは主人公の名前。

事件に巻き込まれてしまった謎の囚人ディリが、
スーパーマンぶりを発揮して事件を解決してしまう。
「唄って踊って」がないインド映画と言う事では、
タミル映画にしては珍しいかもしれない。

  <ストーリー> 

南インド・タミルナドゥ州のトリチーが舞台。
犯罪組織に潜入した捜査官からの情報で900Kgの麻薬を
押収した特殊部隊の隊長ビジョイ(ナレーン)は、
麻薬をトリチー警察署の古い地下室に隠す。

奪われた犯罪組織に分け前を要求する密告電話が入る。
電話の主は麻薬を押収した特殊部隊員5人の名前を告げる。
組織のボスは手下達に5人の首を取る事を命令し、
避暑地で酒宴に興じる警察官達を襲う。

酒に薬を盛られた警察官の中で飲酒しなかったビジョイだけは、
難を逃れるが、5時間以内に治療しなければ命が助からないと知る。
ケータリングのトラックに警察官を乗せて病院に向かおうとするが、
トラックを運転できる使用人がいなかった。

そこで護送中の囚人ディリ(カールティ)に頼み込み、
道案内の青年を乗せて3人で80Km離れた病院に向かう。

犯罪組織の追手が次々とトラックを襲い、
ビジョイもディリも手負いとなるが、
謎の囚人ディリがスーパーマンで(笑)、
なんとか目的の病院に到着する。

10年前、ディリは身重の妻が襲われた時に、
犯人2人を殺してしまい服役していたが釈放されるところで、
孤児院に預けられた娘に会いに行くところだった。

一方、ビジョイはトリチー警察署に連絡し、
門を閉めバリケードを築くよう要請するが・・・・
夜勤の警察官達は命令に背き自分の命が大事と帰宅してしまう。
(さすがインド人!)

この日、異動で署に到着していたナポレオン巡査は、
何も知らず取り残された学生5人と協力して署内に籠城する。
ところが留置所には犯罪組織のボスが拘留されており、
組織は奪還するために警察署を襲う。

病院からビジョイとディリは警察署に向かい、
署内で孤軍奮闘していたナポレオンと学生達を助け出す。

最後にディリは娘と巡り会い、めでたしめでたし。 

 南インド映画(特にタミル映画)の特徴としては、
 家族愛を中心に据えた作品が多い。この作品も、
 犯罪組織と対決する警察の図式もあるが、
 ディリと娘、ビジョイや警官とその家族と言う背景も
 織り交ぜてあった。

 前評判が良すぎる気もするが・・・・
 まぁタミル映画のアクション作品としては標準的だと思う。


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