1975年のインド映画でタイトルはヒンディー語で「炎」。
インド人なら一度は観ていると言われているインド映画の名作。
今回は日本語字幕版で観たのだが、前回観たのが2014年で、
当時よりヒンディー語が解るようになっているのと、
さすがに日本語なので詳細まで理解できた。
ストーリーは2014年1月に観た時に書いてるので、
長くは書かない事にして、新たに感じた事も書いておく。
若き日のアミターブ・バッチャンはジュリアーノ・ジェンマに見え、
ガンアクションやファンション、岩山の舞台も西部劇だった。
サンジーブ・クマールは、千葉真一に似てたなぁ。
昔の映画なので非常に長い・・・3時間半位あったが、
なんのなんの長く感じなかった。 <ストーリー>
現状と回顧録を交えて進んで行くのとで、
これが長い理由かもしれない。
とある駅に蒸気機関車が到着するシーンから始まる。
降りてきた男は元警官のタクール(サンジーブ・クマール)。
犯罪者であるジャイ(アミターブ・バッチャン)と
ヴィール(ダルメンドラ)を探すように依頼する。
タクールが警官だった頃、2人を護送中に列車強盗に襲われた。
3人で協力して何とか列車を守ったが、タクールは撃たれてしまう。
ヴィールとジェイは運命を決める場面で、
必ずコイントスを行うのだが、終盤でそのカラクリが解る。
お金のためなら何でもする2人は村長になったタクールに雇われ、
ガッバル・シン(アムザード・カーン)と言う大悪党から
村を守るように依頼される。 ↓ ガッバル。
二人はラムガール村にやって来てヴィールはヴァサンティ
(ヘマ・マリニ=5年後にダルメンドラと結婚)に恋をし、
ジャイはタクールの義理の娘で未亡人のラーダ
(ジャヤ・バドゥーリ=前年にアミターブと結婚)に惹かれる。
このサイドカーのシーンは超有名!!
最初はお金のためだった二人だが、
タクールの執念と情熱にうたれ、村の為に戦う。
一味に捕まったヴァサンティを助けに行った
ヴィールも拘束されてしまう。絶体絶命のその時、
ジャイが二人を救出するために現れるが、
逃げる際に撃たれて命を落としてしまう。
ヴィールはガッバルを追い詰めるが、
タクールが自分に任せるように伝え
タクールがガッバールに止めを刺そうとした所で警察が駆けつける。
泥棒だけど勇敢であることでヴィールとジェイはタクールに買われ、
泥棒と元警官だけどお互いに認め合い信頼関係で結ばれている。
泥棒だけど(笑)人を愛する気持ちは純粋である。
泥棒だけど(笑)何の関係もない村人を守ろうと、
自分より悪人のガッバルに正義で(笑)立ち向かっていく。
村人はガッバルを恐れ服従しようとする者も少なくなかったが、
息子を殺されたイスラム教徒の一言で恐怖に立ち向かう。
ヴィールとジェイの友情は家族と同様であり、
お互いの為に命を投げ出すほどである。
タクールがガッバルを捕えたい理由は、
警官の時に取り逃がした事や悪党をのさばらしておけないと言う
正義感や村を守ろうと言う使命感よりは、
ガッバルに家族5人を殺された復讐であった。
あと「命ある限り」と言うシャールク・カーンの名作があるが、
この映画の主題歌にも同じ歌詞がでてくるのだが、
まぁ良くある文章だからね。
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