カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「魔女と過ごした7日間」東野圭吾

2024年06月05日 21時13分59秒 | 本 / BOOKS

2023年発行の東野圭吾のミステリー小説。
魔女シリーズの第3弾。
羽原円華と言う不思議な能力を持つ謎の女性が主人公の魔女である。

父親を殺された中学3年生の陸真が親友の純也と一緒に
殺人の真相を追及しようとするのだが、
円華と出会った事で少年探偵は真っすぐに真実へと導かれて行く。

陸真の父親は元警察官で「見当たり捜査」と言う、
犯人の手配写真を記憶し年月を経ても見つけ出す仕事をしていた。

AIやDNA捜査が進歩して見当たり捜査が縮小していき、
仕事を失った父親は警察を辞め捜査会社で勤務していた。
ある日、父親は遺体で発見され、警察は殺されるまでの足取りを調べる。

陸真は刑事に言われ父親が捜査に使っていたノートを提出し、
捜査に協力する。

前2作で子供から少女に成長していた円華はすっかり大人になっており
自分と同じようなある分野で際立った能力を発揮する子供たちを教育
(というより能力を向上させるような仕事)をしていた。

偶然、陸真と知り合った事で、自分の能力を使い、
警察があっと驚くような捜査で謎を暴いていく。
陸真と純也は円華の超能力と言ってもいい特殊な能力を、
疑わずに信じられる年齢だった事も幸いし、
持ち前の勇気と行動力で真相に迫る。

 

AIやDNA、ゲノム捜査やデータ分析が進んで行っても、
人間が持つ1か0では割り切れないさじ加減と言うべき能力も
切り捨てられないと私は思うのだった。

人間頑張れ!!


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