カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「魔力の胎動」東野圭吾

2023年10月25日 21時08分59秒 | 本 / BOOKS

2015年に発行された東野圭吾の小説「ラプラスの魔女」の続編で、
2021年に発行されている。

「ラプラスの魔女」で羽原円華と言う予知する能力を持つ少女が、
主人公であったが、魔力の胎動は鍼灸師:工藤ナユタを中心に、
ナユタをサポートしながら不思議な能力で導いていく円華を描く。

ナユタは鍼灸師として師匠のクライアントを引き継ぎ、
スポーツ選手や音楽家などを診療している。
5つの短編からなるこの本は、第1章が引退を目前にした、
スキーのジャンプ選手が最後の花道を飾る話。

第2章は、これも引退を目前にしたプロ野球投手の話。
やはり私はスポーツが好きなのでこの類の話には、
物凄く惹かれるし入り込める。

第3章は、息子が事故死し立ち直れずにいる高校時代の恩師の話。
第4章は、公私を共にしていた最愛の人を失った盲目の音楽家が、
その死を乗り越えて立ち直っていく話。

第5章は、「ラプラスの魔女」に続く話で、
温泉で起きる中毒死とその調査に当たる大学教授の話。

どれもに円華の予知に関する超能力が絡んでおり、
「ラプラスの魔女」の序章という感じである。

なお、この「魔力の胎動」が東野圭吾の記念すべき100冊目。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【インド映画】~ ショーレイ... | トップ | 大手町の中華料理屋「萬里」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本 / BOOKS」カテゴリの最新記事