2020年の作品、タイトルは「関係管理者」。
コロナ禍におけるDV(家庭内暴力)を扱った映画である。
これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。
<ストーリー>
コロナ禍でロックダウンして76日目のムンバイ。
銀行マネージャーのヴィネイ(アヌープ・ソニ)が買い物から帰宅し、
手袋とマスクを外し商品をアルコールで念入りに消毒している。
スポンサーへの配慮でロイヤル・スタッグス(ウイスキー)を
買ってきているが、コロナ禍では酒屋はクローズだったはず。
ヴィネイは顧客に営業の電話をかけ始める。アワスティ(アヌパム・
ケール)の次はモナ(サナ・カーン)。そして、ラヴィにかけた時に
電話の向こうで妻カヴィタ(ディヴィヤ・ダッタ)を虐待しているのを
聞いてしまいヴィネイは凍り付く。
心配になったヴィネイはカヴィタに電話をかける。カヴィタは、
何もなかったようにふるまうが、DV被害で自殺してしまった
姉カヴィタを思い出したヴィネイは、思い出を話し聞かせる。
なぜ家から逃げなかったのか・・・・。
お礼を言って電話を切ったカヴィタは警察に電話をかける。
コロナ禍においてDV被害は増加したらしい。
被害者を見て見ぬふりをせず、助けを求めるように説得する、
泣き寝入りせずに声を上げるように勧める。
この被害者は富裕層のようであるが、富裕層の妻でも、
声を上げる事が難しいらしいので、これが低所得層であれば、
泣き寝入りするしかないのか・・・・。