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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ザ・ラスト・チャプター~

2021年02月10日 21時55分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年の作品、タイトルは「最終章」。
1995年に発売されたインドウィスキーのブランドである
ロイヤル・スタッグは国際的に販売されている。
「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」と言うブランドで、
上映される短編映画は権威があるとされているらしい。

  <ストーリー> 

作家ヴィナヤク(KKメノン)がPCに向かって動画を撮っている。
インドの勲章で様々な分野で活躍した民間人に贈られるパドマ・
シュリ賞にノミネートされたが受賞できないと語っている、
理由については自身の小説の最終章に書かれていると。

女性擁護活動家でもある彼はセックス・ワーカーである
ロシニ(ミシュティ・チャクラボルティ)の事を語り始める。

二人の対話で進んでいく。ある朝、ロシニは身の上を
語り始める。母親はバングラデシュ出身であり、
メイドとして働いた先で主人にレイプされ自分が生まれた事。
母親はその後いい男性に巡り合って結婚したが、
自分は虐待され、13歳の時に母親が亡くなった事。
その後、継父に毎晩レイプされ地獄のような毎日だった事。

そして自殺を考えるようになったが、継父を殺してから
死のうとして殺人を犯してしまった事。そして実の父親を
探し出して復讐しようと考え始めた事・・・。

話を聞きヴィナヤクは悲劇的だと言う。ロシニは告げる。
あなたが父親だと・・・・。

ヴィナヤクはPCに向かて語る。だから勲章は受け取れないと。
そして銃声が・・・・・

 ヴィナヤクが女性擁護活動家になった理由は明言されていないが、
 もしかしたら過去に自分が犯した罪を悔やんでかもしれない。
 彼が家庭を持たなかった理由は、そこかもしれない。

 ロシニの生い立ちを考えれば、バングラデシュから来た
 女性(だけとは限らないと思う)が虐げられている現実、
 幼女虐待、教育を受けていない女性が行きつく職業は、
 性産業である事は想像できる。

 復讐に燃えたロシニがヴィナヤクを探しあてた執念は凄い。

コメント
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