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カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【カンボジアの世界遺産】 ~プレアヴィヒア~ その②。

2016年06月11日 21時59分59秒 | カンボジア / CAMBODIA
アンコール遺跡群のだいたいの寺院がそうであるように、
9世紀にクメール王朝によって最初に創建された時は、
ヒンドゥー教のシヴァ寺院であった。
プレアヴィヒア寺院は数世紀にわたって増改築が重ねられ、
(10世紀末期のバンテアイ・スレイ様式も残っているが)
大半は11世紀前半のスーリヤヴァルマン1世と
12世紀前半のスーリヤヴァルマン2世の治世に増築されたものである。

寺院内にはスーリヤヴァルマン2世が祭祀を学び、
師であるバラモンに像などを寄進したという銘文が残っている。
ヒンドゥー教がこの地域で衰退すると、
プレアヴィヒア寺院は仏教寺院となった。

プレアヴィヒア寺院はクメール王朝の寺院建築の中では珍しく、
南北軸に沿って建てられている。長さは約800m。
平地である北側はタイとの国境になっている。

ピックアップトラックを降りてこのブースでチケットを提示して登る。
        
 

すると最初に見えてくるのがこの第5塔門の景色である。
海抜625m。写真右手が南側になりここから120mほど登って行く。

カンボジア国旗と共にユネスコの旗もはためいている。
もちろんユネスコ世界遺産の看板はあったが、石碑は無かった。
              
 



写真左手の北側の階段を降りていくとタイの国境監視所があり、
兵士に止められる。撃たれる場合もあるかと・・・。
              
 

やっぱりここにも乳海攪拌を模した像(大蛇を神とアスラで引っ張る)がある。

参道は丘を登る形で南に伸び、そこに伽藍が位置する。
南端は北端より120m高くなる。
これは須弥山を模した形式である。参道には5つの楼門があり、
北側から順に第5・4・3・2・1門と呼ばれている。


         
最初に見えたこの塔門が第5塔門で一番北側(下)になり、
カンボジアの2000リエル札に印刷されている。

ここから右手(南側)を登って行くと見えるのが第4塔門。

 



さらに登ると第3塔門が続く。

 

第2塔門、同じような景色が続く。
表側は木々で隠れていたので、裏側から・・・。



第1塔門に辿り着いた。

  

頂上は平面になっており、朱の色彩が残っている。
寺院には僧侶もいた。

 

 

さらに進むと仏像が祀ってあり、その裏は断崖絶壁。

 

 

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コメント (2)
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