カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

カーラーのいない、花火大会。

2005年07月29日 22時27分59秒 | 日記 / DAIRY
カーラーは野良猫だ。
2年前の花火大会の夜、
我が家の階段の下に隠れているのを見つけた。

黒猫だったので、名前を「カーラー」(ヒンディー語で黒と言う意味。)と名づけた。
オスかメスかは、わからなかったけれど、直感でオスだと思った。
ヒンディー語には男性名詞と女性名詞があるので、
もしもメスだったら「カーリー」にしなければならなかった。
  (後でわかったが、オスだった。)
          

カーラーは、ほとんど鳴かなかった。
ある日、姿が見えないのに鳴き声が聞こえるので、窓から外を捜した。
しかし見えなかった・・・。そんな日が3日続いた。
ふと窓の下を見た私が、発見したものは!
なんと!カーラーは、下の階の出窓の花台の上で
降りられなくなっていたのだった。

手をのばしても届かない。
  困ったので、なんでも屋さんを呼んで降ろしてもらおうとした。
しかし、野良猫のカーラーは、おとなしく捕まろうとしない。
最終的には、自分から道路へ飛び降りた。
怪我をしなかったのは奇跡的だった。

         

最初のうちは、階段の下から出てこなかった。
人の気配がすると、階段の下に隠れてしまう。
エサを与えても、私が見ている時には食べようとしなかった。
そのうち、だんだん慣れてきて、階段の下から出てきて、
私の見ている前でエサを食べるようになった。

         

数ヶ月すると私の帰りを、部屋のドアの前で待っている様になった。
ここまでくれば、可愛いヤツだ。
冬場は私のお古のコートで敷物を作ってやり、夜はその上で眠った。
私が旅行に出かけてる間も、部屋のドアの前で、帰りを待っていてくれた。
1ヶ月間、出張で留守にした時にも、やはり帰りを待っていた。

         

そのカーラーは、昨年の10月から姿を見せなくなった。
何処に行ってしまったのだろう。
今年はカーラーのいない花火大会になりそうだ。
コメント (6)
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