文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

姉と払は神田の共立講堂へ報告談を聴きに行った。 話し上手の軍人さんで、着地するときあやうく水牛にまたがるところでした、などと語って満堂の聴衆を笑わせた。

2020年06月20日 10時41分58秒 | 全般

月刊誌正論今月号で読み残している箇所がたくさんあった。
今朝、平川祐弘さんの連載(長文である)を読んでいた時に、これは今の中国そのものだな、と思った箇所があった。
最後に平川さんがまとめて掲載している註の中に、私の思いが正鵠を射ていた事を証明する箇所があった。
本稿では、それらの箇所と、日本国民全員が知るべき箇所を抜粋してご紹介する。
平川さんの論文は日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。
空の神兵 
日本の陸軍落下傘部隊がスマトラ鳥のパレンバンへ、海軍落下傘部隊がセレベス島のメナドヘ奇襲降下したすぐあと、姉と払は神田の共立講堂へ報告談を聴きに行った。
話し上手の軍人さんで、着地するときあやうく水牛にまたがるところでした、などと語って満堂の聴衆を笑わせた。
パレンバンへ奇襲降下したのはその油田の精油施設を無傷で確保するためである。
註4 
メナドの隊長、堀内豊秋海軍大佐は土地の人にも慕われたが、戦後、オランダ軍の法廷で銃殺刑の判決を受け、メナドの地で戦死した部下の後を追い「白菊の香りを残し死出の旅」に旅立った。
辞世にある白菊とは落下傘のことである。 
南方各地での軍事裁判に報復と見せしめの要素があったとするなら、それと同じ動機に発する裁判が、内地の東京で一つの見世物(ショー)として開かれたのは、当然の成り行きであろう。
日本側が受諾した「ポッダム宣言」には明示されていなかったにせよ、アメリカを中心とする連合国側には「大東亜戦争」を構想し実行した日本の軍人や政治家を処罰することが当然の事のように思われていた。
戦争中の対敵プロパガンダで燃え上がった反日感情は、パールーハーバーを奇襲した日本指導者を断罪せずにはおかなかった。
米軍を中心とする連合軍は、日本を占領し、戦争をしかけた日本は道徳的にも悪い事をしでかした国だ、と日本国民に思いこませようとしていた。
この稿続く。


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