文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

自分の言論、表現は無条件に認められるべきという「表現の自由」は主張するが、自分達が他人の表現の機会を奪っても、それは悪くないと考える。左翼・リベラル派の病の典型です

2019年08月31日 22時03分50秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論の掉尾にある「メディア裏通信簿」 津田さん またやらかした?からである。
私と同様に皆さんも初めて知る事実が明らかにされている箇所があった。文中強調は私。
前文省略。 
ただ、河村市長の中止要請は犯罪でも何でもない。
問題ないんだよ。
それを犯罪と一括りにしようとする報じ方は、明らかにおかしいぜ。
女史 
作家の百田尚樹さんが自著の出版を記念したサイン会を書店で開いた際、津田さんはツイッターでサイン会に行かないよう呼びかけ拡散していたよね。
教授 
自己矛盾ですね。
表現の不自由をあおっているのは誰なんだ、って話です。
百田氏は一橋大学での講演会も中止に追い込まれましたよね。
大体、この手の封殺事件や表現の自由を考える出来事といえば、実はむしろ保守派の方がたくさんあるんですよ。

女史 
百田さんの件でもうひとついい? 
京都大学大学院の曽我部真裕教授が弁護士ドットコムに今回の問題に関する論考を書いてるのよね(8月6日9時52分)。
(今回の抗議活動の担い手は、いわゆる「保守派」の市民ですが、(保守派の)百田尚樹氏の講演会中止や、ヘイト発言で知られる保守活動家の川崎の市民会館での講演会中止など、リベラル派の市民も似たようなことをしてきた点に注意すべきです。お互い同じようなことをして、「表現の自由」の幅を狭めていることには、反省が必要ではないでしょうか)となっていたの。
だけど、翌7日11時に「編集部追記」というのが付け加えられたんだよね。
《ニュース編集部と曽我部教授で協議した結果、「(保守派の)百田尚樹氏の講演会中止や、」という文言を削除しました》。これってどうよ?

編集者
ええ? 
つまりはじめは百田氏の講演会の中止についても曽我部氏は警鐘を鳴らし、保守派だけでなくリベラル派にも注意を促していたのに、その一節がのちに削除されたということですね。
先生 
それって彼らのいうところの「検閲」じゃないか。
じゃ百田の講演会を中止させたのは反省しなくていい、ってことか。

教授 
自分の言論、表現は無条件に認められるべきという「表現の自由」は主張するが、自分達が他人の表現の機会を奪っても、それは悪くないと考える。
左翼・リベラル派の病の典型ですよ。

この稿続く。


《ニュース編集部と曽我部教授で協議した結果、「(保守派の)百田尚樹氏の講演会中止や、」という文言を削除しました》。これってどうよ?

2019年08月31日 22時02分32秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論の掉尾にある「メディア裏通信簿」 津田さん またやらかした?からである。
私と同様に皆さんも初めて知る事実が明らかにされている箇所があった。文中強調は私。
前文省略。 
ただ、河村市長の中止要請は犯罪でも何でもない。
問題ないんだよ。
それを犯罪と一括りにしようとする報じ方は、明らかにおかしいぜ。
女史 
作家の百田尚樹さんが自著の出版を記念したサイン会を書店で開いた際、津田さんはツイッターでサイン会に行かないよう呼びかけ拡散していたよね。
教授 
自己矛盾ですね。
表現の不自由をあおっているのは誰なんだ、って話です。
百田氏は一橋大学での講演会も中止に追い込まれましたよね。
大体、この手の封殺事件や表現の自由を考える出来事といえば、実はむしろ保守派の方がたくさんあるんですよ。

女史 
百田さんの件でもうひとついい? 
京都大学大学院の曽我部真裕教授が弁護士ドットコムに今回の問題に関する論考を書いてるのよね(8月6日9時52分)。
(今回の抗議活動の担い手は、いわゆる「保守派」の市民ですが、(保守派の)百田尚樹氏の講演会中止や、ヘイト発言で知られる保守活動家の川崎の市民会館での講演会中止など、リベラル派の市民も似たようなことをしてきた点に注意すべきです。お互い同じようなことをして、「表現の自由」の幅を狭めていることには、反省が必要ではないでしょうか)となっていたの。
だけど、翌7日11時に「編集部追記」というのが付け加えられたんだよね。
《ニュース編集部と曽我部教授で協議した結果、「(保守派の)百田尚樹氏の講演会中止や、」という文言を削除しました》。これってどうよ?

編集者
ええ? 
つまりはじめは百田氏の講演会の中止についても曽我部氏は警鐘を鳴らし、保守派だけでなくリベラル派にも注意を促していたのに、その一節がのちに削除されたということですね。
先生 
それって彼らのいうところの「検閲」じゃないか。
じゃ百田の講演会を中止させたのは反省しなくていい、ってことか。

教授 
自分の言論、表現は無条件に認められるべきという「表現の自由」は主張するが、自分達が他人の表現の機会を奪っても、それは悪くないと考える。
左翼・リベラル派の病の典型ですよ。

この稿続く。


作家の百田尚樹さんが自著の出版を記念したサイン会を書店で開いた際、津田さんはツイッターでサイン会に行かないよう呼びかけ拡散していたよね。

2019年08月31日 22時01分13秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論の掉尾にある「メディア裏通信簿」 津田さん またやらかした?からである。
私と同様に皆さんも初めて知る事実が明らかにされている箇所があった。文中強調は私。
前文省略。 
ただ、河村市長の中止要請は犯罪でも何でもない。
問題ないんだよ。
それを犯罪と一括りにしようとする報じ方は、明らかにおかしいぜ。
女史 
作家の百田尚樹さんが自著の出版を記念したサイン会を書店で開いた際、津田さんはツイッターでサイン会に行かないよう呼びかけ拡散していたよね。
教授 
自己矛盾ですね。
表現の不自由をあおっているのは誰なんだ、って話です。
百田氏は一橋大学での講演会も中止に追い込まれましたよね。
大体、この手の封殺事件や表現の自由を考える出来事といえば、実はむしろ保守派の方がたくさんあるんですよ。

女史 
百田さんの件でもうひとついい? 
京都大学大学院の曽我部真裕教授が弁護士ドットコムに今回の問題に関する論考を書いてるのよね(8月6日9時52分)。
(今回の抗議活動の担い手は、いわゆる「保守派」の市民ですが、(保守派の)百田尚樹氏の講演会中止や、ヘイト発言で知られる保守活動家の川崎の市民会館での講演会中止など、リベラル派の市民も似たようなことをしてきた点に注意すべきです。お互い同じようなことをして、「表現の自由」の幅を狭めていることには、反省が必要ではないでしょうか)となっていたの。
だけど、翌7日11時に「編集部追記」というのが付け加えられたんだよね。
《ニュース編集部と曽我部教授で協議した結果、「(保守派の)百田尚樹氏の講演会中止や、」という文言を削除しました》。これってどうよ?

編集者
ええ? 
つまりはじめは百田氏の講演会の中止についても曽我部氏は警鐘を鳴らし、保守派だけでなくリベラル派にも注意を促していたのに、その一節がのちに削除されたということですね。
先生 
それって彼らのいうところの「検閲」じゃないか。
じゃ百田の講演会を中止させたのは反省しなくていい、ってことか。

教授 
自分の言論、表現は無条件に認められるべきという「表現の自由」は主張するが、自分達が他人の表現の機会を奪っても、それは悪くないと考える。
左翼・リベラル派の病の典型ですよ。

この稿続く。


公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます

2019年08月31日 16時01分18秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、

2019年08月31日 15時59分15秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません

2019年08月31日 15時57分43秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。

2019年08月31日 15時56分28秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。

2019年08月31日 15時54分04秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした

2019年08月31日 15時47分51秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです

2019年08月31日 15時46分41秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです

2019年08月31日 15時45分30秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、

2019年08月31日 15時44分08秒 | 全般

以下は昨日発売された月刊誌正論今月号、特集 本当に「みなさまのNHK」?に、論理的にぶっ壊す、と題して掲載された、藤原かずえさんの論文からである。
慧眼の士は皆、彼女が極めて明晰な頭脳をもった、まさに、ただものではない事を知っているはずである。
今月号の正論もまた、日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読の書である。
前文省略。
偏向ドキュメンタリー 
ここまでは、NHKの構造的な問題点について議論してきましたが、以降は、NHKの報道コンテンツの内容が公共放送の要件である自主自律・公平公正・不偏不党に合致した適正なものであるかについて具体的に検証していきたいと思います。 
NHKの報道コンテンツの中でとりわけ疑問視されることが多いのがドキュメンタリー番組です。
NHKのドキュメンタリー番組には基本的に秀逸な作品が多く、公共放送の重要性を強く認識させてくれる一方で、近現代史を取り扱った一部の作品には、一方的な史観に立った偏向が実際に認められます。
法体系に基づくことなく昭和天皇に強姦罪を宣告した女性国際戦犯法廷を取り上げたETV特集「問われる戦時性暴力」や、都合のよい情報ばかりを並べて結論を導く【チェリー・ピッキングcherry picking】の手法をふんだんに使ったNHKスペシャル「JAPANデビュー・アジアの一等国」はその典型であり、各方面から多くの批判が起こりました。
これらの近現代史ドキュメンタリー番組に共通した特徴は、ネガティブな感情を引き出すBGMが延々と鳴り響き、視聴者を刺激し続けることです。
視聴者はこの【音楽情動musical emotion】により不安、恐れ、怒り、悲しみ、不幸等のネガティブな感情を持つように誘導されていくのです。
令和の世になってもこのような偏向報道は継続中であり、2019年8月12日放映のNHKスペシャル「かくて"自由"は死せり」は妥当な帰納原理を欠く支離滅裂な内容でした。
この作品は、日本新聞なる弱小メディアの主張が政府を操り日本の自由を奪ったとする検証不可能な【もっともらしい物語just-so story】を展開するものであり、前後に発生した事象を無批判に原因と結果と認定する【前後即因果の誤謬post hocergo propter hoc】に陥っていました。
公共放送に必要なのは、事実の「報告」と「解説」であり、大衆誘導につながる制作者の勝手な「解釈」や音楽情動等の「演出」は国民にとって有害です。
このような作品を制作し続けている限り、NHKは公共放送局として不適です。
不適切なニュース・コメント 
NHKのニュースは、事実関係の要点を簡明直截に淡々と報じ、論点を明確にするという点で非常に優れています。
キャスターのアナウンス能力も高く、民間放送にありがちな扇情的なアクセントもほとんど認められません。
ただし、自主自律・公平公正・不偏不党といった公共放送としての要件を完全に満たしているかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。
スタジオ・トークにおいて、キャスターが個人的な価値観(台本を読んでいるので、実際には「番組」の価値観)を表明したり、感情に訴える発言をしたりするなど、公共放送としての自覚に欠けた状況もしばしば認められるのです。
二ユースウオッチ9を例にして検証していきます。 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
有馬アナ:本当に残念ですね。こんな事態になってしまったことが残念です。(2019年7月1日) 
〈韓国に異例の輸出規制強化へ〉
桑子アナ:日本にも韓国にもいいことはないという話ですよね。
有馬アナ:政治のぎくしゃくが経済活動に及ぶような事態は避けてほしいと思います。(2019年7月2日) 
〈日韓関係はどこへ〉
桑子アナ:これまで築いてきた韓国の人達との友好関係が損なわれる動きまで出てきているのは心配なことですよね。
有馬アナ:そこなんですよね。今の文政権と韓国の人達全体をいっしょくたに考えたくないんですよね。(2019年7月16日) 
〔注釈〕公共放送の役割は、番組の特定の価値観・感情・願望を視聴者に表明することではなく、国の三権や海外の権力者を論理的にチェックすることにあります。
合理的根拠を説明することなく唐突に遺憾の意を評したり要求を行ったりするのは公共放送の役割を逸脱しています。 
〈老後に二千万円必要〉
桑子アナ:もう老後を国だけに任せるわけにはいかないと国が認める時代が来たということですね。厳しいですね。(2019年6月7日)
有馬アナ:百年安心だという年金制度、どう安心なのか説明してほしいなと思います。(2019年6月12日) 
〔注釈〕そもそも、年金の「百年安心」は年金制度が百年安心であることを示すものであり、国民の老後の生活を国がすべて保障するという意味ではありません。
このような無知な発言によって国民の混乱を増幅させているようでは、公共放送の資格はありません。 
〈核のごみ どこへ?〉
桑子アナ:まだ候補地も決まっていないのにさらにその処分場の調査から建設まで30年もかかるって聞くと現実昧が感じられないですよね。
有馬アナ:このまま漂流してしまうのではないかという不安感すら覚えます。(2019年4月18日) 
〈福島原発 タンクの処理水〉
桑子アナ:福島では二週間前にようやく残る一つの漁港が再開されたところですよね。その海や大気にタンクの水を放出しないでほしいというのは当然のことだと思います。(2019年8月9日) 
〔注釈〕高レベル放射性廃棄物の地層処分や原発の処理水放出といった施策の安全性を専門的に分析して風評を抑制すべき立場の存在が、感情に訴えて風評をひたすら増幅するようでは、公共放送の資格はありません。 
以上、本稿では、NHKの構造および放送内容について分析し、その問題点を指摘しました。公共放送は、三権や放送局ではなく、国民から統治されるべきであり、この理念の下に現制度を論理的にぶち壊して国民誰もが納得する公共放送を構築することこそ重要であると考えます。


「一体、なぜこのような人物を私たち日本人は、国会議員に当選させ続けてしまうのでしょうか」と自らに問いたくなる人物の一人が、民主党の辻元清美衆議院議員です。

2019年08月31日 09時37分55秒 | 全般

朝鮮総連から、北朝鮮の船をチャーターできると聞いて、泣いて喜んだ辻元清美の映像も残っています。その結果、日本人から集めた大金が「極左活動」に流れました。と題して2019-05-21に発信した章である。

以下は、辻本の以前の「私は国壊議員や…」発言の全文を確認しようとして検索中に発見した記事である。と題して2018-04-17に発信した章が、今、リアルタイム検索数ベスト10に入っている。
以下は、辻本の以前の「私は国壊議員や…」発言の全文を確認しようとして検索中に発見した記事である。
特にNHKの動画削除について、…従軍慰安婦について、NHK大阪支局が作成したドキュメンタリーの関係する戦中資料を意図的に改ざんして報道した出鱈目を明瞭に追及している、正に、真の国士と言っても過言ではない、どこかの大学教授がNHKの前で堪忍袋の緒を切って追及している論説は、日本国民全員が必聴である。
テロ支援を続ける福島瑞穂議員の話を以前、書きましたが、「一体、なぜこのような人物を私たち日本人は、国会議員に当選させ続けてしまうのでしょうか」と自らに問いたくなる人物の一人が、民主党の辻元清美衆議院議員です。

中でも、かなりインパクトがあったのは2005年の辻元議員の「国壊議員」発言です。辻元清美議員は「国民の生命と財産を守ると言われているけど、国会議員だと言われているが、私はそんなつもりでなってへん。国家の枠をいかに破壊させるかという国壊(こっかい)議員や」と発言しました。

もちろん、以前から「天皇制廃止」の主張を自ら明言しています。「本当のことを言えば、憲法は1条(天皇を象徴と定める)から8条までは、いらないと思っています。天皇には伊勢かなんかに行ってもらって、徳世人(?)にでもなんでもなって貰えばいいと思います」と発言しています。しかし、2009年の天皇陛下ご在位20周年記念式典には辻元議員は、国土交通副大臣として出席。

上の映像は、日本で木村太郎さん以外にトランプ大統領の当選を予測できた唯一の国際政治学者の藤井厳喜さんによるものです。

2002年には、詐欺で逮捕、懲役2年の有罪判決が出ました。しかし、なぜかしつこく議員に返り咲く。

あさま山荘日本赤軍事件との関係が暴露されるも、テレビの映像は削除された。辻元の内縁の夫で元日本赤軍のメンバーの北川明は、営利法人「株式会社ピース・イン・ツアー」の設立者で、ピースボートを利用。

死へのイデオロギー―日本赤軍派― (岩波現代文庫―社会) 死へのイデオロギー―日本赤軍派― (岩波現代文庫―社会)

 

Amazon

「日本赤軍」とは、マルクス主義、社会主義、共産主義を基にした暴力革命を支持する武装集団のことで、70年代から80年代に多数の武装闘争事件やテロ事件を起こしました。日本赤軍は、アメリカ合衆国国務省の国際テロリズム対策室に「国際テロ組織」と認定されていた団体です。(解散により認定解除された)

朝鮮総連から、北朝鮮の船をチャーターできると聞いて、泣いて喜んだ辻元清美の映像も残っています。その結果、日本人から集めた大金が「極左活動」に流れました。

しかし、ピースボートは海上自衛隊に護衛を要請。ソマリア沖でも…。ピースボートって、国家を破壊したい勢力の主催ですよね? 虫が良すぎますよね?

「憲法9条」は、変えないと国民の命は守れないってことですよね?

そして、最近、とても気になるのは、辻元清美議員が「皇太子殿下とよく会っている」発言したことをテレビの共演者が聞いたことです。

若い芸能人も取り込もうとしているようです…。

国を壊す目的の人を国会議員にしてはいけないですよね。

国を壊す目的の危険人物を晒し、取り締まってくださっている皆さま、いつもありがとうございます。誰が日本にとって良い政治家か見抜いている有権者の皆さまに感謝いたします。

日本を壊したい売国奴⭐️警報


反日教育でテロリストや爆弾魔を解放運動の英雄だと刷り込まれ、頭のなかがIRAのようになった韓国の若者が「自分も英雄になりたい」と思って、爆弾をもって海を渡ってくる危険性がある

2019年08月31日 09時16分30秒 | 全般

なんとか正統性を得るため、青山里の戦闘で勝ったという嘘を定着させようと韓国は骨を折ってきたが、戦場に残ったのは日本軍であった。と題して2018-10-09に発信した章である。
古田博司氏が本物の学者であること、それゆえに最高のユーモアの持ち主、或いは警句の使い手である事も明らかな章である。
以下は前章の続きである。

韓国史という「偶像」の押しつけ

思想工作の影響を受けた政治家が、朴槿惠政権の内部や野党側には大勢いた。

今次の文在寅政権は政権自体が従北派だ。

彼らは「北朝鮮は故金日成国家主席が独立戦争を戦った。

だから北朝鮮に国家の『正統性』がある」と主張する。

「正統性があるのは南北どちらだ?独立戦争を戦ったから北朝鮮にある!」という解釈である。 

前にも少し触れたが、独立戦争といっても、金日成は東北抗日聯軍という中国軍のなかの一将校にすぎなかった。

1934年から6年間ほど戦い、最後は日本の討伐隊に追われて命からがら極東ソ連領に逃げ込む。

唯一の戦勝は普天堡の戦いのみ。

1937年、普天堡という町を取り囲み、材木屋に火を放ち、郵便局に押し入って金を盗み、交番を襲って警官10人を殺して逃げた、というだけのものだが、北朝鮮ではこれを「普天堡大会戦」と呼んで戦跡としている。

これでも一応の正統性は担保される。

他方で、韓国は近代史上、日本軍と戦ったことがない。

韓国が主張する戦いは1920年の青山里戦闘一回きりで、敵は朝鮮人匪賊だった。

日本の無条件降伏と米軍進駐によって棚ぼた式に独立を得た韓国には、そもそも国家の正統性というものがない。

一般の韓国人もそのことは知っていて、北の政権に比べて自分たちの政権に正統性の点て瑕疵があることに気づいている。

なんとか正統性を得るため、青山里の戦闘で勝ったという嘘を定着させようと韓国は骨を折ってきたが、戦場に残ったのは日本軍であった。

敗けたほうが戦場に残る道理はない。

正統性を保つために韓国が英雄として誇るのは、爆弾魔のテロリストだけだ。

爆弾テロリストを英雄に仕立てなければならないのは、いまの韓国の悲哀であり、私が危惧しているのは、反日教育でテロリストや爆弾魔を解放運動の英雄だと刷り込まれ、頭のなかがIRAのようになった韓国の若者が「自分も英雄になりたい」と思って、爆弾をもって海を渡ってくる危険性があるということである。

韓国人は自分に都合のよいように歴史を作ってしまう。

そしてそれを偶像のように崇め、日本に押しつけてくるのである。