
(2008.01.20 文京区立小石川図書館)
言ってみれば公共の図書館は無料で利用できる「知的好奇心の宝庫」のような
もの。個人ではまず買えないような資料や全集や本、あらゆるジャンルの音楽CD
や映画ビデオやDVD。それらは全てその場で読んでも借りても全て無料!
これを利用しないテはありませんぜ。
私の自宅から歩ける範囲に四つの公共図書館があり、私は毎週必ず図書館を
利用しています。私が毎週1回に借りる音楽CDは7~8点、書籍は5~7冊。
この20年はほぼそのペースで図書館を利用させてもらってます。
仮にその全てをお金を払って買ったとしたら、現在までの累積金額は恐らく
500万円以上にはなっているはず。 それがすべて無料!
その他私にとって図書館利用のメリットは:
①例えば小石川図書館にはあらゆるジャンルの数千枚の音楽レコードがあり、
CD,MD.DVD万能時代の今、これらのレコードは私みたいなごく一部の人に
しか利用されていず、これは実にもったいない限りです。
私はが自宅にレコード再生装置がないので、CDカ化もされていないレコード
音源は図書館でヘッドホンを利用して聴く事が出来ます。
その内容たるや、マニアがみたら思わずよだれが出るに違いない貴重なレコード
ですが、それも簡単に聴けて借りる事も出来ます。
②CDも本も、「こんなのが欲しい!」と図書館側にリクエスト出来ます。
あまり突飛なマニアックなものでなければリクエストはかなえられ、入荷と
同時に図書館のお姉さんが「入りましたよ。借りに来てください!」
と親切に電話もくれます。
私は図書館に行って失望することはまずありません。
逆に「次はこんな事を知りたい、あんな情報はないかな?」と次々に好奇心を
くすぐられます。 まさに図書館は宝の山です。
今日はふと思いついて図書館でレコードをヘッドホンで聴きました。
シノーポリ指揮、フィルハーモニア管弦楽団、シュロモ・ミンツがヴァイオリン
を弾いている、ベートーベンの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61」です。
この曲を聴くのは久し振りですが、ミンツがまだ29才だった時のみずみずしい
ヴァイオリンの音色が素晴らしく心が洗われる思いがして、感動しました!
図書館は利用の仕方・付き合い方によって宝の山になります。
しかし「そこにあるだけの物。自分の興味の対象外でしかない物」と自分にとって
の関わり方を狭めてしまうと、折角の宝の山もただのゴミの山でしかないことに
なります。
人生すべからくそんなものかもしれませんなあ・・。