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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

今年一番の梅の香り

2009-01-16 14:29:47 | 東京散歩・冬

(2009.01.16 文京区・新江戸川公園)

うぅ~、寒い!
毎日、「カラリと晴天、でもうんと寒い日」の同じパターンが判で押したように続いています。

散歩の途中で立ち寄った神田川沿いの「文京区立新江戸川公園」では南向きの
お日様ぽかぽかの庭に紅梅が満開に咲いていました。
辺りには上品な梅のふくいくとした香りが漂い、ここだけ一足か二足早い春がやってきたようです。
しかし目の前の池の日陰の部分は氷が張り詰めたままで、紅梅の温かさと一面の氷が好対照になっていました。
上の写真から氷の張り詰めた状況が分かります?




池を回遊する日陰の遊歩道には霜柱が!
そういえば都心に住んで都心の中だけで生活していると、こうした池の氷や
霜柱なんて随分長いこと見ていなかったことに気付きました。

この「新江戸川公園」は江戸時代の肥後熊本30万石・細川家の江戸下屋敷だったところですが、そのすぐとなりには
松尾芭蕉の関口芭蕉庵(この地に四年在住)、そのまたお隣りには椿山荘フォーシーズンズホテルなど,
風情のある庭園スポットが集中しています。
またあまり関係ありませんが、このあたりは私が日常的に出没する散歩コースでもあります。

雨が造った落ち葉のアート

2008-12-14 22:32:11 | 東京散歩・冬

(2008.12.14 東京・文京区目白台)

どうやら一雨毎に季節の軸が秋から冬へ、すごくゆっくりと、でも着実に回転しつつあるように思います。

数日前のぽかぽか陽気が嘘のように、今日は朝から冷たい雨が降り続きました。
でも午後遅くに、借りていた数冊の本を返しに近所の図書館に出掛けようと外へ出ると、雨はほぼ
降り終りそうな気配がありました。
歩道は朝からの雨で一気に散ったイチョウの黄色の落葉が一面につもって、まるで
黄色のカーペットの上を歩くような感じがしました。

雨のせいで、敷石の上に散った一面のカエデの葉が自然のアートを演出していました。
雨と風のいたずらが造った偶然の美・・・。その見事な自然の造形にしばらく立ち止まって見惚れてしまいました。

もう12月も半ば。
今日の冷たい雨は、東京の秋にピリオドを打ちいよいよこれから本格的な冬だよと神様が伝えたメッセージだったのかも知れません。

色鮮やかに咲き出した河津桜に遭遇!

2008-02-18 21:44:08 | 東京散歩・冬

(2008.02.17 文京区小石川・播磨坂)

地下鉄丸の内線・茗荷谷駅から5分位の所にある播磨坂を散歩しました。

明治通りをそれて長い播磨坂を共同印刷の方へ下っていくと突き当たりは
小石川植物園です。春なら、ここは見事なソメイヨシノの大木が3列に並ぶ
桜吹雪の坂道となります。
しかし、今は2月の中旬。凍えそうな寒風が冬枯れの枝をヒューンと鳴らし
寒々しい播磨坂の坂道は行き交う人もまばらで何の面白さもありません・・・。

と思いきや、何と坂の中腹辺り、レストラン・ペッシュの近くの一本の桜が
五分咲きに咲いているではありませんか!
数百本のソメイヨシノの中でこの一本だけが「河津桜」なのでした。
濃い目のピンク色が曇り空に色鮮やかに映えて、何だか
この場所だけ一足早くホンワリとした春の気配が漂っているようでした。
桜の季節はまだまだ先のことと当然あきらめていたのに、突然遭遇した一本の
河津桜には実に驚き、また、うんと得をしたような気持ちになりました。

それにしても本物のソメイヨシノで東京の街中が埋め尽くされる日が待ち遠しい
ですね!



カズハル君の個展を見に行く、の巻。

2008-02-02 23:42:34 | 東京散歩・冬

(自分の作品について語るカズハル君)

現代アートを追求している甥のカズハル君の個展を見に学芸大駅から5分ほどの
ギャラリーへ出かけました。

今回のカズハル君の個展は「Dear Friends,」というコンセプトで表され、これまでもそうだったように、今回もとても
「ほのぼの感」・「ぬくもり」・「癒し」
を感じました。
カズハル君はキャンバスの上にいろの赤・オレンジ・緑などの色のついた毛糸を固定させて作品を表現していますが、
絵心の乏しい私にはどうして曲線の連続が、あのようなぬくもりやほのぼの感を出せるのか分かりません。
(そこがアーティストの素晴らしさなのでしょうが・・)。

前回の表参道での個展もそうでしたが、彼の作風は日本人離れして国際感覚に
優れ、おそらく外国人に対しても国籍を超えての訴求力があるように思いました。
また、現代のようなメカ機能万能の時代にあっては鋭角的・攻撃的・直線的なアートの作風は、私たちがより
身近に見る機会が多いように思いますが、カズハル君の作風はまったくその傾向とは違うもので、
そこが素晴らしいと思います。
そういえば彼の作品はジャパン・タイムズ誌にも採りあげられ、ユーバンク氏の
好意的な評価を得ていました。

そう、自分にアートを志す甥がいるって何か良い感じです。
ガンバレ、カズハル君!
君を「カズハル画伯」と呼ぶ日はもうすぐ来る!

図書館には宝の山がうなってる!

2008-01-20 18:03:49 | 東京散歩・冬

(2008.01.20 文京区立小石川図書館)

言ってみれば公共の図書館は無料で利用できる「知的好奇心の宝庫」のような
もの。個人ではまず買えないような資料や全集や本、あらゆるジャンルの音楽CD
や映画ビデオやDVD。それらは全てその場で読んでも借りても全て無料!
これを利用しないテはありませんぜ。

私の自宅から歩ける範囲に四つの公共図書館があり、私は毎週必ず図書館を
利用しています。私が毎週1回に借りる音楽CDは7~8点、書籍は5~7冊。
この20年はほぼそのペースで図書館を利用させてもらってます。
仮にその全てをお金を払って買ったとしたら、現在までの累積金額は恐らく
500万円以上にはなっているはず。 それがすべて無料!

その他私にとって図書館利用のメリットは:
①例えば小石川図書館にはあらゆるジャンルの数千枚の音楽レコードがあり、
 CD,MD.DVD万能時代の今、これらのレコードは私みたいなごく一部の人に
 しか利用されていず、これは実にもったいない限りです。
 私はが自宅にレコード再生装置がないので、CDカ化もされていないレコード
 音源は図書館でヘッドホンを利用して聴く事が出来ます。
 その内容たるや、マニアがみたら思わずよだれが出るに違いない貴重なレコード
 ですが、それも簡単に聴けて借りる事も出来ます。
②CDも本も、「こんなのが欲しい!」と図書館側にリクエスト出来ます。
 あまり突飛なマニアックなものでなければリクエストはかなえられ、入荷と
 同時に図書館のお姉さんが「入りましたよ。借りに来てください!」
 と親切に電話もくれます。

私は図書館に行って失望することはまずありません。
逆に「次はこんな事を知りたい、あんな情報はないかな?」と次々に好奇心を
くすぐられます。 まさに図書館は宝の山です。

今日はふと思いついて図書館でレコードをヘッドホンで聴きました。
シノーポリ指揮、フィルハーモニア管弦楽団、シュロモ・ミンツがヴァイオリン
を弾いている、ベートーベンの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61」です。
この曲を聴くのは久し振りですが、ミンツがまだ29才だった時のみずみずしい
ヴァイオリンの音色が素晴らしく心が洗われる思いがして、感動しました!
図書館は利用の仕方・付き合い方によって宝の山になります。
しかし「そこにあるだけの物。自分の興味の対象外でしかない物」と自分にとって
の関わり方を狭めてしまうと、折角の宝の山もただのゴミの山でしかないことに
なります。
人生すべからくそんなものかもしれませんなあ・・。
 


紅梅が寒空に咲いてますよっ。

2008-01-15 21:36:29 | 東京散歩・冬

(2008.01.14 茗荷谷・教育の森公園)

寒い日が続きます。
こんな寒い日々の後に本当に暖かい春が来るのかな、と思うくらい。

木々はすべて枯れはて、もちろん咲いている花もなく、目に入る景色はすべて
味気ないモノトーンの世界・・・と思いきや、突然視界に色鮮やかな紅梅の
赤や紅色が飛び込んできました。
雪が降ってきそうな寒空ですが、ここだけは、はっ!とするくらいに空気が
華やいでいます。

年が代わったばかりの今、まだ梅の時季にも早すぎる、と思っていただけに寒空に咲いた紅梅はうれしい驚きでした。

新年は大僧正のありがたいお話しから。

2008-01-03 15:15:22 | 東京散歩・冬

(2008.1.2 東京・文京区護国寺)

例年のように初詣に護国寺へ行きました。

参拝が終わり一休みしていると、突然「ブォー、ブォー」とほら貝の音が聞こえます。「何事だろうか?」と思って
今参拝の終わったばかりの本堂へ戻ると、お坊さんから、これから「仁王会があります。よろしかったらどうぞ」
と言われ、そのまま本堂内部に用意された座席に座りました。

後で分かった事ですが,仁王会(にんのうえ)とは正月二日に護摩をたいて
行われる祈りで、国の平和と全ての人々の幸せを祈る大法要、だそうです。
法要の最後に大僧正からイラク戦争の話題から日常の事にまでおよぶとても
平易な講話がありそのお話に心を打たれました。
私なりに大僧正のされたお話を解釈すると、
・仏の心、は即ち,慈悲である。
・仏に祈るだけでは十分ではない。実践して初めて祈りの意味がある。
・他人に対しやさしい心や言葉で接するように努めるだけでも仏の慈悲を
 実践することになる。
・一人一人の気持ちの変化は小さくても全体としてまとまれば大きな社会の
 変化になりうる。

確かに、自分はいつも何か足りない・満たされないままだと感じる慢性的な「幸せ飢餓感」よりは、
自分が他人に発する行動や言葉でその人が喜ぶ表情を見るほうがはるかに充足感がありますよね。
今年は正月早々、とてもありがたいお話を聴けてとてもラッキーでした。

明けましておめでとうございます

2008-01-02 19:29:45 | 東京散歩・冬

(2008.1.2 午前7時 自宅マンション屋上から見た富士山)

皆様、2008年、明けましておめでとうございます。
どちら様にとりましてもこの2008年が幸多い年となりますよう心から
お祈り申し上げます。
併せて今年も当ブログをごひいきに、どうぞよろしくお願い申し上げます。

正月2日の今朝、大気が澄んでいるせいでしょうか、自宅マンションの屋上
からは富士山が驚く程の大きさで、また、驚く程近い距離に見えました。

久し振りにそしてお正月という絶妙のタイミングにこれほど鮮やかな富士山を
見ることが出来て心が洗われる思いがしました。
一人、すっくと立つ毅然とした姿。
何者にも抜きん出た孤高のその美しい存在。
及ばないまでも私もあの富士山のようにありたい、と思いました。

春はハイドンの「ひばり」から ・・・・・ てか?

2007-03-19 22:00:32 | 東京散歩・冬

(東京目白・椿山荘の三重塔)

夜の闇は、朝になる直前の夜明け前が一番濃いんだそうだ・・。
その伝でいくと、冬の寒さは、春になる直前が一番厳しいと言えるのかな・・。
ともあれ、3月も中旬過ぎの今日この頃はえらく厳しい寒さに感じませんか?

でもいづれにせよ、春はもうそこまで来ているのを感じます。
日の輝きが真冬とは全く違うし、確実に日も延びている。

ハイドンの弦楽四重奏曲第67番「ひばり」は、こんな時こそ聴きたい1曲
です。 誰でも知っている、あの第一楽章の導入部分は余りにも有名すぎて、
「耳タコ」状況かもしれないけれど、先入感を振り払って、試しにもう一度この第一楽章を聴いてみて欲しい。
世にあるところの「平和」・「静謐さ」を音楽によって表現しようとしたら、
この第一楽章が全てを言い得ているのではないだろうか。

私はハイドンという人の曲は余り聴いていないんだけど、この「ひばり」の、
それもこの第一楽章の完成度、完璧な美しさの点から考えると、(乱暴な言い方
だけど)、その他のほぼ無数のシンフォニーや室内楽はすべて後回しにしたい
位です。それくらいこの1曲はずば抜けて素晴らしいと思う。

桜が咲くようになったら、ぜひ桜を見ながら、あるいは満開の桜をイメージしながら、この曲をしみじみと聴かれることをお薦めします。

ハイドン:弦楽四重奏曲集
エマーソン弦楽四重奏団, ハイドン
ユニバーサルクラシック

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冬の水族館もオツですよ

2007-02-14 23:30:29 | 東京散歩・冬


子守りを頼まれたので、3才になったコウタンを連れて葛西臨海公園へ行きました。初めてです。

コウタンが一番興奮したのはペンギンの海で、丁度飼育係りのお姉さんから
アジやキビナゴなどの小魚をもらう場面に出会えました。
150羽もいるフンボルト・ペンギンが餌の小魚を追って魚雷の様に
水中を泳ぐのは壮観ですが、いったん上陸してからはあのヨチヨチ歩きに変わる
そのアンバランスさが面白いですね。

私としては、巨大な黒マグロがグルグルと目の前を回遊する巨大な水槽に最も
興奮しました。
思わず、「黒マグロがこれだけの数で揃ったら、ン千万円にもなるだろうなあ」
と、つまらない計算をしてしまいました。