goo blog サービス終了のお知らせ 

Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

芭蕉庵で見る萩の花

2009-09-20 17:11:26 | 東京さんぽ・秋

(2009.09.20 関口芭蕉庵)

清々しい晴天の日曜日、近所の「芭蕉庵」に足を向けました。

深川にある俳人・松尾芭蕉の「深川芭蕉庵」の方が世間的には有名であり、芭蕉自身も深川時代に俳人として有名になったわけです。
が、それとは別に現在有楽町線・江戸川橋駅から神田上水沿いにゆっくり歩いて10分ほどの所にもう一つの芭蕉庵があり、
こちらは地名にちなんで「関口芭蕉庵」と言われます。

こちらの庭の池のほとりに、昭和48年に芭蕉280回忌を期して建てられた句碑があり、そこにはあの有名が句が見えます。
   「古池や 蛙飛び込む 水の音」
この句碑の横に咲いている萩の花があまりにも周囲の状況にマッチし、まるで一幅の絵のように私には思えました。

あとでこの庵のオーナーの方とお話しすると、芭蕉はここに住んでいたのではなく
目白安楽寺に住み、ここで神田上水の改修工事に約4年間監督として携わっていたとのこと、その当時(34才~37才)はまだ俳号を、桃青(とうせい)と称し殆ど無名であったこと、伊賀上野・津藩(藤堂家)の武士であったが22才の時に俳諧を極めようと仕官を退いたこと、など等を教わりました。

とは言うものの、私が現在見ている「関口芭蕉庵」は、池といい句碑といい、また萩の花やうっそうとした木々の佇まいといい、すべてが芭蕉らしい雰囲気に包まれています。

ここは私にとっての「本物の芭蕉庵」です。





最新の画像もっと見る

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ねぶの花から萩へのうつろい (一歩)
2012-09-15 19:07:28
近所にある横須賀YRP の水辺公園で萩の花を見て
芭蕉の句 ”白露をこぼさぬ萩のうねりかな”を思い浮かべながら帰ってきたら、このページにめぐり会いました。昨年秋、椿山荘に行ったあとで芭蕉庵に向かったのですが、生憎閉まっていました。
7月には月山・鳥海山方面に旅したときに、象潟で西施像に会ってきました。いたるところにネムの花が咲いており、
”象潟や雨に西施がねぶの花”を味わうことができました。
 2012.9.15
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。