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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

鎌倉・石釜ガーデンテラスは良い所です

2011-12-07 19:59:15 | 鎌倉さんぽ

(2011.12.04 鎌倉市浄妙寺)

「石釜ガーデンテラス」は私のお気に入りです。

ここで供される天然酵母パンは、これを食べに東京から来ても良いくらいに美味であります。
私は、時々、このおいしいパンを頂きながら、コーヒーまたはビールで悠然とひと時を過ごすのです。
が、今回はコースの肉料理とグラスワインで、鎌倉のサンデーランチを楽しみました。

抜群においしいパンの他に、このレストランの魅力は、
浄妙寺という1000年の歴史を持つ古寺の境内に、突然、とっても洋風な一軒家レストランが現れるその
意外性、しかもそれが小高い丘の上にあるため、木々の緑と静けさに包まれ、えもいわれぬ良い雰囲気を
演出している点であります。

春の桜や新緑、秋の紅葉、四季を問わず鎌倉の山々を一望できる眺望の素晴らしさ、加えて滅茶苦茶に
おいしいパン・・・。 東京にだってこんな素晴らしいレストランは私の知る限りありまっせん!。

古い寺が沢山ある鎌倉ですが、その反面で、品の良い極上のレストランやパン屋さんも頑張っている。
その奥域の深さ、懐の広さも鎌倉の魅力でありますなあ・・。











初めて訪れた鎌倉・安国論寺

2011-12-05 21:19:05 | 鎌倉さんぽ

(2011.12.04 鎌倉市松葉ケ谷)

鎌倉には幾つのお寺があるのでしょうか?
答えは119です。
79,000世帯の人が住む小都市に119ものお寺というのは、物凄い集中度ですが、これは
もちろん1000年の昔、この町が鎌倉幕府政権の政治・経済・行政のセンターであったことが
大きく影響しているのでしょうなあ。

私がよく訪れるのは明月院、東慶寺、海蔵寺、浄明寺、報国寺などですが、これらのお寺はそのまま
観光客が集中するお寺でもあります。
今回は今まで訪れたことがないお寺へ行ってみようと思い、まずは覚園寺へ次に安国論寺へ行きましたが、
この目論見は大正解でしたな。

安国論寺は、観光客も殆どおらず、境内に入る前からその静かなたたずまいと長い年月を経た歴史的建造物
のみが醸し出す重厚な感じに圧倒されました。
参道の美しく黄葉したいちょうと真っ赤に紅葉したもみじのコントラストが見事でしたなあ。
本堂の横の急な坂道を昇ると突然に視界が開け、意外な近さで海が見えたのには驚きました。

今から1000年前、鎌倉の松葉ケ谷と呼ばれるこのあたりの路地にも、時の鎌倉政権を支える意気盛んな
武家たちや、その武家にゆかりのたおやかな女性(にょしょう)が往来していたのでありましょうなあ。

鎌倉・覚園寺で美しい紅葉に出会う

2011-12-04 21:18:18 | 鎌倉さんぽ

(2011.12・04 鎌倉市二階堂)

一日中よく晴れ、しかも暖かく、絶好のもみじ狩りの日和でした。
もちろん2011年最高で最後の紅葉チャンスを見逃す筈もなく、もちろん、鎌倉へ足を向けました。

覚園寺(かくおんじ)へ行ったのは、今回が初めてです。
「来て良かった!」と心底から思いました。一緒に行った配偶者も同感でしたなあ。

こちらのお寺では、10時~、11時~、という風に時間を区切って、「境内へ入りたい人」を
制限(募集?)しています。
境内に入った後は、住職が其々のお堂を案内しながら、懇切丁寧にその建物の歴史などを分かりやすく
噛み砕いて説明してくれました。
大して広くないその境内ですが、住職はその案内・説明になんと50分もかけて(説明中にポケットの携帯が
鳴り続けるのも無視して)、一周しました。

住職の説明は、大変に古い歴史的建造物を前にしながら、その説明だけに終始することなく、私たちの毎日の
生活での心の持ちようについてなど、ごく身近な事象にも触れ、「なるほどなあ・・」と得心する場面が
多々ありました。

鎌倉には毎年来て、来れば必ず古いお寺を訪れているわけですが、境内への入り口で拝観料を払い、入った後は
勝手に境内を見て終わり、というのが当たり前と思っていましたので、この覚園寺のあり方はとても
新鮮で、身の引き締まる思いと、すがすがしい印象が残りました。

またひとつ、鎌倉の持つ魅力に近づいた気がしました。


鎌倉紅葉巡り ・・・ 報国寺の竹の庭

2010-12-08 19:17:58 | 鎌倉さんぽ

(2010.12.03 鎌倉市浄明寺の報国寺竹林)

由比ガ浜からは一気に金沢街道を目指します。
自動車の渋滞を尻目に、また、観光客で大混雑中の大通りをショートカットして、自転車で裏道をスイスイと
実に気持ちよく走ります。

この方面では、瑞泉寺、杉本寺、浄妙寺、報国寺、光触寺などがありますが、私の自転車は自然と
報国寺の玄関に走りこみました。

晴天の午後ですから、有名な「竹の庭」は午後のお日様を浴びて、その竹林のシルエットがとても幻想的でした。
また本堂付近のカエデの紅葉もちょうど見頃できれいでした。
(以前ここへ来た時は、シトシトと雨の降る平日の午後でしたが、雨の日でもそれはそれでよい感じですね)。

あと1週間もすればこの美しい紅葉も終わり、ここ鎌倉もすっかり秋から冬へと表情を変えることでしょう。
人も自然も、世のすべてのものは生から死へ、死から生へと輪廻を繰り返しているのですね。


鎌倉紅葉巡り ・・・ レンタサイクルで海へ !

2010-12-07 08:14:38 | 鎌倉さんぽ

(2010.12.03 鎌倉市由比ガ浜)

「鎌倉こそ自転車向きの観光地である」というのが、単純且つ本質をついた今回旅行の感想です。

JR北鎌倉駅を下車後、あっちこっちのお寺に立ち寄った後、鎌倉駅まで歩きました。
昼食後、鎌倉駅構内のレンタサイクルで3段変速機付きの自転車を借りました(2時間で1,000円、ギア付きで
なければもっと安い)。

鎌倉駅から瑞泉寺のある金沢街道方面へ向かうつもりでしたが、駅近くの雑踏を抜けたとたんに気が変わって、
気がつけばお寺ではなく海へ向かって猛スピードでダッシュ!

10分後には私の目の前に広大な太平洋が(て言うか、相模湾が・・。て言うか由比ガ浜海岸が・・)拡がります。
沖の方に点々と見える黒いものは、この季節に恒例のゾウアザラシの群れ(ではなくて、ウェットスーツ姿の
サーファーたち)。

それにしても、こうして波打ち際の快適なサイクリングロードを疾走するのは、実に気持ちよい!
「このまま海を見ながら、小田原まで走らせたい」と、一瞬思ったほどでした。

次回はレンタサイクルに乗るだけの目的で鎌倉に来るのも良いかもしれない、と思った次第です。







鎌倉紅葉巡り ・・・・ 寿福寺

2010-12-06 18:32:41 | 鎌倉さんぽ

(2010.12.03 鎌倉市扇ケ谷・寿福寺)

寿福寺。
何と縁起の良い、耳に心地よい響きの名称のお寺でしょうか。

鎌倉駅からもそれほど遠くなく、交通量の多い通りに面し、その通りは多くの観光客や地元の人で混雑しています。
それなのに、一歩この寺の境内に入って山門をくぐったあたりで、その喧騒は嘘のように遠ざかり,森閑とした
空気に包まれます。
山門から本堂までの長い長い石畳の参道と、頭上を覆ううっそうとした古木などが醸し出す、渋い感じが私は
好きですねえ。

鎌倉という、極めて狭いエリアに、すごく多くの古いお寺がひしめいている印象を受けます。
が、それでいて一つ一つのお寺が独特の「カラー」や「雰囲気」を持っていて、私にはそこが何とも面白い。
それと、700年の歴史(その建造物の殆どが破壊されずに現存している)から受けるメッセージというものは、
1年に1回東京から訪れる私としては、とても異質で、心が癒されます。


鎌倉紅葉巡り ・・・ 北鎌倉~明月院

2010-12-05 10:01:29 | 鎌倉さんぽ

(2010.12.03 鎌倉市山之内・明月院)

うららかに晴れた12月最初の土曜日、丁度1年ぶりで鎌倉を訪れました。

昨日朝の暴風雨のような悪天候とは一変し、朝から雲ひとつ無い青空が広がっています。
しかし鎌倉を訪れる観光客の多いこと、多いこと・・・。
鎌倉に来るなら絶対に土日を避けなければ、と改めて思った次第です。

「今年もここに来る事が出来て良かったなぁ」と、明月院の静かな奥庭でしみじみと思いました。
あじさいの7月、紅葉の12月と、この寺にほぼ年中行事のように来るようになって20年近くになるでしょうか。
多くの人の踏跡で磨り減った石段を、ゆっくりゆっくりと、かみ締めるように登ります。

明月院の紅葉は、入り口付近ではまだまだ(もみじの緑が優っている)感じでしたが、有料(500円)の奥庭
のもみじは、今が絶頂と言う感じを受けました。
私はいつものように、ぽかぽかと朝日のあたる縁台に座り、ぼんやりと30分くらい過ごしました。

「せっかくここへ来たのだから、なにか哲学的なひらめきでも浮かばないかな・・」と思いましたが、
余りの心地よさと紅葉の美しさの中で、ただただ気持ちよく時間が流れて、何一つ哲学的テーゼに到達しませんでした。


紅葉便り2009(最終) ・・・・・ ⑨ 鎌倉・瑞泉寺

2009-12-06 18:04:12 | 鎌倉さんぽ

(2009.12.01 端泉寺)

この紅葉便りを書いている内にも、季節はどんどん進行して、明日からは12月も第2週目となります。
そんな訳で「紅葉便り2009」は今回で最終とします。

しかし12月1日に鎌倉を訪れた時には、其々のお寺によって紅葉の進み具合にかなりの差がありました。
中でもこの瑞泉寺の紅葉の遅い事!
12月1日現在でも未だグリーンのままのモミジ、カエデが見られました。
上の写真は本堂裏の巨大なモミジです。毎年今頃、この木がどんなに紅葉したかその出会いを楽しみにしています(上の方は未だ緑のままなのが分かるでしょ?)。

いや、それにしても古都・鎌倉の紅葉、良いですなあ・・。
800年の歴史のお寺の石畳や白壁に「今このとき」というこの紅葉が良く映えます。
やはり人の営みの堆積である「歴史」と、その時間の頂点で自然の変化を見せる木々の紅葉に私達は心を打たれるのでしょうなあ・・・。

この後さらに延々と歩いて辿りついた鎌倉街道・浄妙寺の「喜泉庵」に上がりこんでお抹茶を頂きながら、長い事ボーッと思索にふけりました。
誰も居ない緋毛氈の敷かれた広い畳のお部屋はこの日の終わりにふさわしい、素晴らしい時間を提供してくれました。




紅葉便り2009 ・・・・・ ⑧ 鎌倉・浄光明寺

2009-12-04 14:58:01 | 鎌倉さんぽ

(2009.12.01 鎌倉・浄光明寺)

浄光明寺はいつ行っても人影まばらで、静かで、私好みです。

かなり奥まった場所にあること、通り抜け出来ない袋小路にあることなどから、ここへ来る観光客が他のお寺よりぐっと少なめなのでしょう。
それにここは拝観料を取る仕組みはないみたいで、それも好印象です!
大勢の観光客が訪れる明月院や円覚寺などと違って、ここは「観光客など期待してません」みたいな、ちょっと素っ気無い感じにも見えます。
そこがまたいいですなあ・・。

ともあれ、静かな本堂の縁側(写真の右手に見えていますね)に腰掛けて、持参したお茶を飲みながら、
しばし目の前の紅葉を楽しませて頂きました。
(何だか、田舎のお爺さんみたいに・・)。
何か作業をなさっていたこの寺の人は、私の前を通りながら「こんにちは!」とニコニコして言葉をかけて下さいました。好印象!

たまにこうした古いお寺に来て、何も考えずにボーッとしてるってすごく好きですね(この後、別のお寺へ行って更に本格的にボーッとするわけですが・・)。

紅葉便り2009 ・・・・・ ⑦ 鎌倉・海蔵寺

2009-12-04 08:30:16 | 鎌倉さんぽ

(2009.12.01 北鎌倉・海蔵寺)

海蔵寺は北鎌倉駅からも、鎌倉駅からも、結構な距離があります。
今回は時間の関係もこれあり、途中の建長寺と浄智寺には行きませんでした。
(浄智寺は、私、あの山門へ続く磨り減った石段の風情が好きなのですが・・)。

海蔵寺。
いつだったか早春の2月、雪の降った翌日に来たら人一人おらず、「シーン」と静まりかえって、実に実に良い感じだったなあ・・。
雪解けの水が地上に落ちる「ポチャン・・」という音、古い木造建築物が持つあの濃厚な木の匂い、などなどが私の記憶中枢に残っておりますよ。
今回はしかし平日とはいえ紅葉の時期。境内は大勢の観光客が右往左往しております(私もその一人です)。

真っ赤なモミジが真っ白な壁に映えて絵のようにきれいでした。