Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

真夏の暑さを忘れさせる、一陣の涼風のようなこの一曲

2008-07-22 22:11:57 | たまに聴くならこの一枚

(東京都北区・旧古河庭園内の茶室)

梅雨が明けた途端に厳しい暑さが続きますなあ。
うんざりするほどの暑さですが、この曲が流れると部屋の中にさぁーと
涼やかな風が通り抜けるような心地がすること請け合いですよ。

これはバッハの有名な「G線上のアリア」がジャズ風にアレンジされた、MJQと
スイングル・シンガーズのコラボによるジャズバッハ演奏ですが、何といっても
ミルト・ジャクソンのゆったりとしたヴァイブの響きが、もうぴたりとツボに
はまった感じですがその上に軽妙なスイングル・シンガーズのアンサンブルが
何とも良いムードを醸し出しています。
うん、ジョン・ルイスのピアノも良いですなあ。ジャズバッハと言えばジョン・
ルイス演奏の平均率クラヴィーア曲集第一巻第一曲が有名だけど、このジョン・
ルイスのソロピアノも清々しさ、涼しげ、と言う点では「G線上・・」と甲乙つけ難いですなあ。

どちらの曲もバッハをジャズ風に演奏した曲としてつとに高名ではありますが、
私も久し振りにこの曲を聴いてみて、余りの良さに腰が抜けました。
この曲こそ真夏の陽の落ちかけの夕暮れ時に、縁側でスイカでもかぶりつきながら
聴くと、さらに一段と良いかも知れませんなあ。

ベスト・オブ・ジャズ・バッハ
ジャック・ルーシェ,ジョン・ルイス,オイゲン・キケロ,ロン・カーター,トレヴァー・ピノック,クリストフ・エッシェンバッハ,ヘルムート・ヴァルヒャ,ヘリング・シェリング
ユニバーサル ミュージック クラシック

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週末の早朝は野鳥の声で目が覚めた

2008-07-13 22:22:54 | 東京さんぽ・夏

(2008.07.06 北軽井沢)

ここ何年か、休みと言えば決まって安曇野で数日を過ごしてきましたので
軽井沢は本当に久し振りでした。

どこへ行くでもなく、ただひたすら朝から晩まで目の前の森を見て過ごしました。
朝は4時ごろから野鳥の声で目が覚めました。
一日中カッコウの声が聞こえ、そのうちザアーと雨が降り、鳥の声は途切れますが雨が上がって森に陽が差し始めると
途端に鳥たちがいっせいに鳴き始めます。
森の一日は実に変化に富み、単調どころか一日中見ても見飽きることがありませんでした。
時々テレマンやクープランのCDを聴きながら、涼しいベランダでコーヒーを飲んだリ、うとうとまどろんだり、
ゆっくりさせてもらいました!

浅間に今朝も三筋の煙が・・・。

2008-07-08 21:35:37 | 日々徒然

(2008.07.05 朝6時の六里が原駐車場からの浅間山)

私は自他共に認める「晴れ男」です。
私の行くところ必ず空は晴れ、太陽が顔を出すことになっているのです。
この土日、梅雨の真っ只中と言えども、私が行けば目的地の軽井沢は
晴天に恵まれ、このとおり朝から真っ青なブルースカイです。

浅間山は絵に描いたような姿で、ちょうど馬子唄に出てくるように
うっすらと噴煙が三筋たなびいていました。

♪ 小諸出て見よ 浅間の山に
   けさも煙が 三筋たつ

   ここは何処だと 馬子衆に問えば
   ここは信州 中仙道  ♪

あの小諸馬子唄が聞こえてきそうです。

軽井沢の森の奥に、究極のお薦めカフェが・・・・。

2008-07-07 23:00:49 | 緑豊かな癒しのカフェ・レストラン

(2008.07.06 北軽井沢)

北軽のジャズ喫茶・「バード」。
ここへ通って、うっすら10年。
いつ来ても癒される店ですが、特に店の中ではなくて店の外の広々した庭にひとつだけ置かれた
テーブル席(四人用)が私のお気に入りです。

奥様のこぼれるような笑顔と朴訥なご主人の対応に惹かれて、わざわざ東京から
ここまで来てしまいました。
コーヒーもうまい!
かけてくれたジャズも良かった!
野鳥が集まる圧倒的な緑の森も良い!

でも本当のごちそうはこの森の静けさでしょう。
そしてその静かな森に流れるジャズの何と気持ちの良いことでしょう。
このお店こそ究極の癒しのカフェですなあ・・・。
ここは約10年前からの「マイ・カフェ」ですが、最近BRIOなどの東京の月刊誌
やメディアがここの良さを嗅ぎ付けて取材をしています。
でもこの店の良さはずっと変わらずに今のままでいて欲しい。
皆さん、この店は敢えて探さないように、そしてこの店には行かないように、ね。
(もしどうしても行くならコッソリと。そして人には教えないでね)。

えっ!梅雨明け・・?

2008-07-04 13:40:21 | 東京さんぽ・夏

(2008年6月某日の白山神社にて)

朝の出勤時にはまだ梅雨時の雨がしとしと降っていたのに9時ごろから
太陽が顔を出し、午前中に30度を超える暑さとなりました。
この感じは梅雨明け独特のものです。
しかしまだ7月になったばかり。こんなに早く梅雨は明けないだろうなあ。

こうなってくると、早くも、僅か一週間前のしっとりした雨と少し肌寒い位の空模様が懐かしくなってきました。
若かった頃は梅雨が大嫌いで、強烈な太陽の夏が大好きでした。
今は嗜好が全く逆になりました。

しっとりした梅雨空がもっと続いてほしい。その後はすぐ秋がいいなあ。

落日を見ながら、「トワイライト・ソング」を聴く。

2008-07-01 20:58:09 | たまに聴くならこの一枚

(2008.07.01)

梅雨の合間のつかの間の太陽。
気持ちの良いたそがれ時を迎え、急いで屋上に駆け上り西の空に沈んでいく落日をカメラに収めました。
ついでに暮れなずむ東京の街を眼下にし、良い具合に冷えた缶ビールを喉に放り込みます。
うまい!

ケニー・バロン(ピアノ)とチャーリー・ヘイデン(ベース)の二人が紡ぎだす
極上のジャズサウンドは、正にこんな状況で聴きたい一曲です。

そう、この曲を生の演奏で聴くとしたら私なら超高層ビルの最上階のバーで、まだ残照の漂う西の空と、灯り始めた街の
活気と忍び寄る夜の気配を視界に感じながらスムースジャズの心地よい響きに体を預けて、シングルモルトウィスキーを
飲るのが上策という物でしょうなあ。

「Night and The City」と名付けられたこの一枚のCDこそ、生きている喜びさえ
思い出させてくれる素晴らしい一枚です。
とりわけ冒頭の「Twilight Song」は特に・・・。


Night and the City
Charlie Haden with Kenny Barron
Verve

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