(東京都北区・旧古河庭園内の茶室)
梅雨が明けた途端に厳しい暑さが続きますなあ。
うんざりするほどの暑さですが、この曲が流れると部屋の中にさぁーと
涼やかな風が通り抜けるような心地がすること請け合いですよ。
これはバッハの有名な「G線上のアリア」がジャズ風にアレンジされた、MJQと
スイングル・シンガーズのコラボによるジャズバッハ演奏ですが、何といっても
ミルト・ジャクソンのゆったりとしたヴァイブの響きが、もうぴたりとツボに
はまった感じですがその上に軽妙なスイングル・シンガーズのアンサンブルが
何とも良いムードを醸し出しています。
うん、ジョン・ルイスのピアノも良いですなあ。ジャズバッハと言えばジョン・
ルイス演奏の平均率クラヴィーア曲集第一巻第一曲が有名だけど、このジョン・
ルイスのソロピアノも清々しさ、涼しげ、と言う点では「G線上・・」と甲乙つけ難いですなあ。
どちらの曲もバッハをジャズ風に演奏した曲としてつとに高名ではありますが、
私も久し振りにこの曲を聴いてみて、余りの良さに腰が抜けました。
この曲こそ真夏の陽の落ちかけの夕暮れ時に、縁側でスイカでもかぶりつきながら
聴くと、さらに一段と良いかも知れませんなあ。
ベスト・オブ・ジャズ・バッハジャック・ルーシェ,ジョン・ルイス,オイゲン・キケロ,ロン・カーター,トレヴァー・ピノック,クリストフ・エッシェンバッハ,ヘルムート・ヴァルヒャ,ヘリング・シェリングユニバーサル ミュージック クラシックこのアイテムの詳細を見る |