
(2011.03.28 東京都文京区)
2011年3月11日の東北関東大震災から2週間余りが過ぎました。
地震、津波から始まり、原発、石油不足、食料不足、停電と、3月11日を境に私たちに襲い掛かっています。
今日(3.28)時点で、すでに見つかった死者9000人超。
犠牲になった方とそのご家族、ご友人の方々のことを思うと、いたたまれない気持になります。
そんなどん底のような状況下で、心底素晴らしいと感じることがたくさんありました。
避難所でお年寄りをサポートする若者、避難所で自ら手伝う小学生や中高生、何かしたいと思い楽器を演奏する人、
井戸を解放する家、見えないところで原発と戦っている人々、必死にがれきの撤去をする方々、
必死に修復を試みる水道局の人、そして日本中、世界中からどんなに支援の声が集まっていることか。
失ったものが大きすぎますが、
不便になって、すべての物事が過剰だったこと、過剰なまでのモノが生きていく上で本当に必要なのか?が
私たち日本人、世界の先進国に問われている気がします。
私たちの浴するレベルに合わせ、電力やモノを無理に合わせていく生活、、、、それは私たち人間から理性とか
道徳的な考えを排除してしまうのではないかと感じます。
モノが豊かなことが人間の心を全て満たしてくれるわけではないのです。
改めて思うことは、「人」は支えあって生きることができてはじめて満たされるのではないか、ということ。
それは人間を愛す力に尽きるような気がします。
ひとつの小さな力が、まとまって大きな力となって、東北いや日本が復興の輪へと繋がりますように。
世界のひとびとのあり方が見直されますように。
がんばれ、東北。
がんばれ、ニッポン。
がんばれ、わたしたち。