Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

今年一番の春!  (北鎌倉のロウバイ)

2006-01-29 19:46:24 | 鎌倉さんぽ

場所:北鎌倉の浄智寺 (2006.01.28)


暖かい陽射しに誘われて今年初めての北鎌倉を訪れました。

ポカポカ陽気で、風もなく、陽だまりを歩くとホントに「春の中に
入っていく感じ」がしました。
でも僅か1週間前の週末には猛烈な雪が降ったんですよね。北鎌倉のお寺
を歩くと、日陰のあちこちに分厚い雪がまだしぶとく残っていました。

お目当ての海蔵寺は枯れ木ばかりでがっくり。なすすべもなく、長い道のり
を北鎌倉駅に戻る途中、もしかしたらと、浄智寺をのぞいてみました。

何とうれしや!
可憐な蝋梅(ロウバイ)の黄色の花が、陽だまりの中や、日陰の雪の
かたわらで、元気一杯に咲いていました。
「よく1年頑張ったね、よく今年も出て来てくれたね。ご苦労さん!」
と、声をかけてあげたくなりました。



冬の寄せ鍋の味わい・・・Sometimes I'm Happy

2006-01-26 00:54:21 | たまに聴くならこの一枚


このところ寒い日が続いています。
よく晴れてはいるのですが、夕方になるとビルの谷間を渡ってくる風は
骨身に沁みて冷たいですね。でも日比谷公園の一角では、1輪の真っ赤
なバラが寒風に負けずに美しく咲いているのを見ました。

そんな寒い日の夕暮れ時、ふと街角で信号待ちをしている時など、暖かい
部屋と食事、温かいお風呂、そして何よりも「心を暖めてくれる音楽が
欲しい」と切実に思いませんか?
こんな時こそ、家族で、または友達や恋人と寄せ鍋を囲んで、ふうふうと
つつきながら、少しボリュームを上げてこのCDを聴きましょう。

「After Midnight」というCDタイトルの通り、そろそろ夜も
更けお酒もちょっぴり入ったミュージシャン達が、ほんとにリラックス
し、肩の力を抜いた暖かな雰囲気で、最高のジャズ演奏を繰り広げる様子
が目に見えるようです。
まさしくこのCDジャケットの絵のように、ミュージシャン達が心から
楽しみながら音楽を創り出している、その様子が演奏から伝わってきます。

私が大好きなのは3曲目の「Sometimes I'm Happy」です。
ナットキング・コールの甘いヴォーカルはもちろんのこと、曲全体を何とも
いい雰囲気に酔わせてくれるジャズ・ヴァイオリンの素晴らしいさ!
そしてピアノとのコラボレーションの良さ!

どうぞ寒い冬の一夜、熱燗でもやりながらこの曲に聞き惚れて下さいね。
きっと体も心も、ホッカホカに暖まることでしょう。

After Midnight: The Complete Session
Nat King Cole Trio
Capitol

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ディーン・マーチンの「リオ・ブラボー」

2006-01-24 22:22:43 | たまに聴くならこの一枚
一昨日、ディーン・マーチンの事を書きましたが,書いたあとで
「あれではとても書き足らなかったな」と思い始めました。

私はディーン・マーチン氏には本当にお世話になったのです。

私が曲がりなりにも英語を話せるようになり、その結果、貿易など海外と
の業務に就くようになり、様々な国々へ出かけていったのも、その遠因
は、少年時代に、ディーン・マーチン氏を通して「英語」に興味を抱き、
ひいてはその背景である「外国」にも強い関心を持つようになったから
なのです。
最初、私の少年時代にはジェリー・ルイスとの「底抜けコンビ」の喜劇
映画を通して。次に、学生時代にはジェリー・ルイスとの喜劇コンビを解
消した後の、「リオ・ブラボー」や「若き獅子たち」などの映画を通して。
またそれと前後して、数々のジャズ・ポップスのヒット曲を通して。

中でも、ジョン・ウェインやリッキー・ネルソンと競演した西部劇「リオ・
ブラボー」は、これまでに何10回も観ましたね。
この映画のスクリプト(台本)を買ってきて、アル中の保安官・
「ボラチョン」役のディーン・マーチンのセリフは全部丸暗記しました。
終いには、彼がスクリーン上でセリフを言う一瞬前に、私が映画館で
ジョン・ウェインと小声で会話をしたりしました。
もちろん、映画のサントラで使われた主題歌「ライフルと愛馬」は
彼の独特の節回しの歌い方で覚えました。

映画の彼は、「リオ・ブラボー」の役どころのように、弱みを克服しながら
まじめに生きていく男、というイメージが伝わってきます。
しかし歌手としての彼について言うなら、彼のあの独特の「くつろぎ感」
だけは、どんな歌手も真似できない天性の才能だと思います。
その意味で、こんな多才で、どんな時も人の心を暖かく包める人は、今後も
まず出てはこないのではと思われるのですが・・。

リオ・ブラボー

ワーナー・ホーム・ビデオ

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ここは雪国だっけ・・・?

2006-01-22 22:45:11 | たまに聴くならこの一枚


この冬一番の強烈な寒冷前線が関東地方を通り抜け、土曜日の早朝から
雪となりました。その雪の中、郊外のY市に住む娘(通称まるさん)宅で
この週末を過ごしました。

一夜明けて、今日(日曜日)は朝からスッキリした青空が広がりました。
豪雪に苦しめられている人たちには申し訳ないけど、東京周辺で10センチ
の積雪はホントに珍しい。
特に今日のように、沢山の雪が降った次の日に朝から天候が良かったりすると
純白の雪がお日様の光に反射して、キラキラ輝き、見慣れた町のたたずまいが
見知らぬ外国の町に迷い込んだみたいな幻想的な風景になりますね。
(そんな甘いモンじゃないぞと雪国の人たちからクレームがつきそうですが)

こんな雪景色の町を歩いていたら、ディーン・マーチンの「Baby It's Cold
Outside (外は寒いよ)」という、ちょっと粋なバラードを思い出しました。
こういう軽妙なラブ・ソングを歌わせたら、ディーン・マーチンの右に出る
人は居ないんじゃないかな・・。
洒脱、という表現はこの人の歌い方を表わす為にあるような・・。
そういえば、私は一時期この人の歌にはまりにはまって、あの独特なコブシや
鼻にかかった歌い方をそっくり真似して家庭の中でも四六時中歌っていて、
家族の全員から白い目を向けられていたことがありましたなあ・・。

寒い雪の日の夜は、アツアツのホットワインでも飲みながら、久し振りに
ディーン・マーチンでも聴く事にしましょうか?

Very Best of
Dean Martin
Music for Pleasure

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コウタロウが2才になった!

2006-01-16 00:23:04 | 日々徒然



午後からは青山の「SELAN」へ出掛けました。
コウタロウの2才の誕生日を祝う食事会です。

幼い自分の孫が、この世に生まれた瞬間から今日まで、いろんな人々
から暖かく見守られて元気に育ち、2才の誕生日を祝う事が出来て、
本当にうれしいです。

考え悩んだ末に、娘はコウタロウが1才になると同時に保育園に預けて
職場に復帰しました。
「コウタロウをどう育てるべきか?」を巡って、あの時は皆で徹夜で
話し合ったり、一時的に夫婦の間でわだかまりも出来たり・・・。
でも、こうしてコウタロウの元気な笑顔を見ると、「みんな、
良くがんばったね。でも、コウタロウが一番がんばったね!」と
言ってあげたいです。

「頑張りなさいね・・」と娘の職場復帰を励ましてくれた職場の人々、
一日中、コウタロウを預かってくれている保育園のお姉さん達、1才の
コウタロウをおんぶして白馬岳へ連れて行ってくれた優しいパパ、
心配で何度も留守に見に来てくれたパパのお母さん、そして、最初は
つらくて、コウタロウを保育園に残してこれず、泣きべそをかきながら
出勤の電車に乗った(らしい)ママ。

生きていくのが厳しいこの世の中ですが、コウタロウの今日までの2年
を振り返ると、世の中は善意で満ちている、とつくづく思います。
そして、コウタロウが大きくなって、世の中に懐疑的になったり生きて
いくことに疑問を持ったりしたら、このブログのこのページを読んで、
コウちゃんがどんなに皆なに愛されこの世に生まれてきたか、コウちゃん
の笑顔がどれだけ皆なを幸せな気持ちで一杯にしたことか、を、
ちょっと立ち止まって考えて欲しいな。

がんばろうな、コウちゃん! じーじもがんばるぜ。









・・・・ 春の如く

2006-01-15 22:51:22 | たまに聴くならこの一枚


昨日は真冬にしては珍しく、一日中、冷たい雨が降り続きました。

しかし、一夜明けた日曜は、朝から気温も上がりスッキリした青空
が広がりました。
早速、いつものコースで朝の散歩に出掛けました。

緑の多いフォーシーズンズ・ホテルや東京カテドラル教会へ向かう長い
坂道を上って行きます。昨日の氷雨が嘘みたいに、今日は日差しも暖かい。
真っ青な空に白い雲が流れ、時折、昨夜の雨の名残か、高い木々の葉から
水滴が落ちてきますが、それも心地よく感じられます。

カテドラル教会の向かい側の花屋さんには、色とりどりの春の花が並んで
います。カラフルな花屋さんの店先を見ていると、一足早く、ここだけ春
が来てしまったような感じがしました。

いつの間にか、私は「It Might As Well Be Spring (春の如く)」の、
さわりの部分を口ずさんでいました。
いい歌ですねえ・・・。 サラ・ヴォーンは、この曲に秘められた想いを
切々と歌っていますが、今日のような日にこのジャズ・バラードを思い出
したのは、私にしては上出来だったかもしれません。
それにしても(くどいようですが)、いい歌ですなあ・・・。



1944-1950: It`s Magic
Sarah Vaughan
Jazz Legends

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今日の夕焼け

2006-01-10 23:52:25 | 夕日


太陽が今まさに沈もうとしている。

新宿の高層ビル群の彼方に富士山のシルエットが浮かぶ。

何度見ても、どの季節に見ても、どこから見ても、日の沈む瞬間は
素晴らしい。 自然だけが演出できるドラマ。

2006年1月8日(日曜日)。

 

エミルーの歌には緑の山々が見える

2006-01-08 22:18:43 | たまに聴くならこの一枚


今日、このブログを読む読者の皆さんは、本当の果報者ですよ。
なぜなら、正月早々、「こんなに素晴らしいCDがある」という情報を
タダで入手出来るんだから。
今年1年はすごい年になりそうですな、ホントに。

騙されたと思って(騙す積りは全くないけど)、このCDだけは、マジで
聴いて欲しいんですよ。

エミルー・ハリスは私の大好きなカントリー・シンガーです(もちろん、
カントリーは私の大好きな音楽ジャンルでもあります)。
このCDの魅力は同時に清らかに澄んだエミルーの歌声の魅力でもある
訳ですが、それだけではありません。ギター、フィドル、バンジョー
などの楽器とエミルーの歌声との見事なハーモニー(乾し草の匂い、
澄んだ空気、緑の山々、などの風景までが感じられませんか!)。
そして、カントリーの大姉御、ドリー・パートンや大御所、ジョニー・
キャッシュ、などの豪華なバック・コーラスに、エミルーの歌は冴えて
ますねぇ。
私が、特に大好きなのは次の3曲です。
・「Roses In The Snow (雪に映える薔薇のごとく)」
・「Green Pastures (緑の牧場)」
・「Jordan (ヨルダン越えて)」

この中でも特に「Green Pastures(緑のまきば)」は、「お見事!」と
いうほかは無い素晴らしいハーモニーです。

この歌を聴くと、このCDを聴きながら対向車の殆ど来ない信州の
田舎道を、ゆったり・のんびりとドライブした日々のことを、殆ど
反射的に思い浮かべます。
それから、夕日が沈んだ後の山々のシルエット、ツンと鼻をくすぐる
野営の焚き火の煙、せせらぎの音、等など・・・。
ウーン、良いなあ、良いですなあ。

このCDは東京で聴くよりも、山々が見える緑の環境で聴くとさらに
一段と良さが増します。
ぜひ今年は、春になったら、信州の田舎を車を走らせながら、このCDを
聴いてみて下さい。
大自然の中で聴くことで、さらに幸せな気持ちで一杯になることでしょう。


Roses in the Snow
Emmylou Harris
Reprise

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New Year’s Resolution (新年の誓い)

2006-01-01 15:36:17 | たまに聴くならこの一枚


あけましておめでとうございます。
今年も、このブログをよろしくご愛読くださいませ。

さて、今年の元日の東京は雪が降り出しそうな空模様でしたが、そんな
中、ご近所の護国寺に初詣に行き、「特にこのブログの読者の皆さんには
幸多い年でありますように・・」とお祈りしてきました(本当です!)。
その帰りの散歩で立ち寄った椿山荘(ちんざんそう)。
神田川沿いの冠木門(かぶらぎもん)を入った所では山茶花(さざんか)
の群落が、寒空の下で真紅の花を見事に咲かせて
いました。
やはりお正月って、こういう「和」の感じがいいですよね。

ところで、お正月(特に元日)には、「今年こそは!」と新年の誓いを
立てる人が多いでしょうが、ソウルの名歌手・オーティス・レディングと
カーラ・トーマスのデュエット曲・「新年の誓い」こそ、お正月の今を
おいて他に聴く時はありません。

「今年こそは、こうしよう!」、「今年こそは、こうしたいね!」とお一人
で、或いは好きな人と一緒に、この曲をぜひ、何回でも聴きなおしてみて
ください。
力強さの中に、しみじみとした良さがあって、私の何十年かの秘蔵版です。
7番目に入っているこの曲の他にも、冒頭の「Knock On Wood」なんかも
かなり良いですね。




King & Queen
Otis Redding & Carla Thomas
Atco

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