Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

6月に聴く曲 ②・・・・・ ミッドナイト・スペシャル(ジミー・スミス)

2007-06-28 23:45:04 | たまに聴くならこの一枚

(2007・06.27 お台場・テレコムセンター付近から)

ジャズは夜、それも深夜、に良く似合う。
間違っても朝一番に聴くもの、ではないですね。

例えば嬌声と煙草の煙が立ち込める深夜のバー。
例えば夜の街に行き交う車のテールランプの淡い灯火。
そして例えば深夜、疾走する車の中。
ジャズが流れるとしっくりする状況って、いろいろありますよね。

ところで、私が密かに「夜の三部作」と名付けている夜系ジャズの3曲が
あります。3曲とも私が大好きなナンバーです。
 ①ミッドナイト・スペシャル (ジミー・スミスのオルガン)
 ②ミッドナイト・ブルー   (ケニー・バレルのギター)
 ③ブルース・イン・ザ・ナイト(ソニー・クラークのピアノ)

最近私は(特に週末などの深夜に)、自宅で一杯飲みながら上記3枚のCDをヘッドホンで聞くことが多い。
お飲み物は、タリスカー10年をオンザロックスで。

皆さんもぜひヘッドホンで、深夜、出来るだけ大きな音量で上記3曲のどれかを聴いてみてください。 
きっと「震えがくるほど良い」、ということを実感されることでしょう。
①の「ミッドナイト・スペシャル」は特にジミー・スミスのオルガンはもちろん、
ケニー・バレルのブルージーなギターも、カッコ良さここに極まれりの感のある
スタンリー・タレンタインのテナーサックスも凄いですよ!
余りのカッコ良さに興奮して、眠れなくなるかも・・・。
(だから、週末の夜に聴いてくださいね!)。

ところで、何故この曲が「6月に聴く曲」なのかって? ・・・ 知らん!!



ミッドナイト・スペシャル
ジミー・スミス, ケニー・バレル, スタンリー・タレンタイン, ドナルド・ベイリー
東芝EMI

このアイテムの詳細を見る




  

How Are You !!??

2007-06-25 00:15:11 | 東京さんぽ・夏

(2007.06.24 明治神宮御苑)

「ワオッ!」と思わずお互いに叫んでしまいました。
若いアメリカ人女性のMさんと、表参道駅の人ごみの中で、バッタリと出会ったのです。
昨年10月、夫婦でMさんの結婚披露宴に招待されて以来の出会いでした。

Mさんは驚くほど上手に日本語を話せるオレゴン出身の知的な女性です。
会話の中で答えを保留する時など、「う~ん、それはビミョーですねえ・・・」
などと、それこそ微妙なニュアンスの日本語表現も完璧です。
Mさんとは6~7年前に仕事を通じて友達になりましたが、プライベートでも私達夫婦共々、お付き合い頂いています。

表参道駅構内のカフェでお茶した後、Mさんと別れ、私は明治神宮の花菖蒲田を目指しました。
時折降る梅雨の小雨の中、色鮮やかなアヤメが私を待っていました。
この花こそ、こんな小雨模様の日曜日の午後、ゆったりとした気持ちでそぞろ歩きながら見るのにピッタリです。
やや大きめの紫色や白色の花弁に雨の水滴が乗って、とても気持ち良さそうです。
そして、傘をさして花を見て歩く人々も実に良い表情をしていますね。

今日は雨降りでしたが、Mさんにも会えたし、こんなに美しい花も見ることが出来て充実した日曜日でした。
良かった、良かった・・・。

6月に聴く曲・・・・①Here's That Rainy Day (D・ジョーダン)

2007-06-19 00:07:38 | たまに聴くならこの一枚


何年か前の今頃、梅雨時のシトシト雨の降る夜、日付が変わりそうなかなり遅い
時間に、行きつけのバー「グロット」へ行った事がありました。
バーテンの大木さんが黙って、私の愛聴盤のこのCDをかけてくれました。

都会の、深夜のバー(それもこんな雨降りの夜)っていうのは、ホントに
雰囲気が良くて、遠い外国の異空間みたいです。
そんな夜更けに、地下のバーで一人で飲むものといったら、シングルモルト・ウィスキーのロックしかありません。
居心地の良い地下のバーだから、外の雨の降る音なんか聞こえるはずがないんだけど、手に持ったグラスの中の氷が
ウィスキーに出会って溶け出す時の「ピシッ」という音なんかが、何故か雨の音に聞こえたりして・・・。
いいんだなあ、これが。
もちろんこの時のお耳のお供は、デューク・ジョーダンの「Flight To Denmark」
というCDに決まってます。
雨の夜に雨にちなんだ曲を静かに聴く・・・これって最高にいいんですよ。

デューク・ジョーダンは映画「危険な関係」のテーマ曲がかなりヒットした後、
パタリと名前も出なくなり、かなり不遇な時を過ごしたらしい(ジャズで生活も
難しくなってNYのタクシー運転手などもやったらしい)。
その後デンマークへ渡り、10年を彼の地で過ごし、このCDは彼が再び米国へ
戻ったその復帰第一作目なのだそうです。

長い下積みの生活や異郷の地での毎日など、彼がどう感じたのかは知る由もない。
でも言えることは、「このCDのどの曲も素晴らしい!」、この事です。
枯淡の境地と言おうか、肩に張った力など全く感じさせないのに、聴く人の心に
肉薄してくる、あの澄んだピアノの音・・・。

雨の日の夜、しみじみと一人で聴きたい曲です。

Flight to Denmark
Duke Jordan
Video Arts

このアイテムの詳細を見る





おお、お台場から富士山が・・・!

2007-06-17 10:31:34 | 東京さんぽ・夏

(2007.06.16 お台場・テレコムセンター前から)

気象庁が「梅雨入り」宣言した途端に、まるで「梅雨明け」のような、
スカッとした、雲ひとつない日本晴れの天気になりました。

ひょんなことから、このところ毎日お台場に来るようになりました。
そして今朝8時半頃、お台場のビルに到着し、いつものように窓の外の見慣れた
東京湾の景色に目をやった私は、「あっ!」と驚くタメゴロウ!
何と狭い海峡の彼方に、雪化粧をした富士山が見えるではありませんか!
お台場に来始めて苦節数十年、お台場から富士山を、それもこんなに美しい富士山を見たのは初めてです。
感動した私は思わず、足早に仕事場に向かおうとする知らない人たち(もちろん
女性のみに限定)に向かって、「ふ、ふ、ふ、富士山が見えますよぉぉぉぉ!」と
口走っていました。

そう、私は物心ついて以来高校卒業まで富士山の良く見える港町で育ちました。
富士山は、自宅からも、通学の自転車からも、学校からも良く見えました。
ふるさとでの喜びと哀しみ、笑いと涙、の全てのシーンにいつも変わらない
富士山の姿がありました。
そんな訳で、(特に予期しない場所、予期しない時に)富士山を見ると、
私の大脳のメモリー回路に「カチッ!」とスイッチが入ってしまって、人一倍興奮するのです。

良かった、良かった・・。