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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

正月は、冬牡丹のあまりの美しさに、絶句!

2018-01-14 21:36:42 | 東京散歩・冬





正月の二日、何故か早起きまでして、寒空の下、上野動物園へ行くハメとなりました。

安曇野から来た孫たちと、北極熊やライオンやプレイリードッグを見ながら、
突然に、「そうだ、冬ボタンを見よう!」と思い立ちました。
上野動物園正門のすぐ近く、上野寛永寺に続く参道をちょっと入ると「冬牡丹園」があります。

この凍えるような寒空の中で咲く冬ボタンの可憐さ、気高さに胸を打たれました。
「このように、逆境にあってもなお、(いや逆境だからこそか)、孤高の美しさを
持ち続ける冬ボタンのような存在」に、私も勇気を貰いました。

「吹き抜ける 風の痛しや 寒牡丹」

真紅の花の近くに添えられたこの句がとても印象に残りました。



上野東照宮の冬牡丹

2014-02-02 21:00:54 | 東京散歩・冬

(2014.02.01 上野東照宮・冬ぼたん園)

毎年、この季節には上野公園の中にある、上野東照宮脇の「冬ぼたん」を見に行くことにしています。
入り口は狭いですが、内部は意外に広く、売店では火鉢で暖を取りながら甘酒などを
楽しむこともできます。

寒さの一番キツイこの季節、時には雪の残る大地に、見事に咲いた牡丹の見事さに
感動しました。

藁の雪囲いがあるとはいえ、この寒さの中で、悪条件を克服して、よくぞこんなにきれいに咲いたものです。
逆境に耐え、その逆境を跳ね返すほどの美しさ、気高さ!

「オイラも、この冬ぼたんを見倣ってせいぜい頑張らなくっちゃ・・」と、
甘酒をフーフーと飲みながら思ったのでした。

明治神宮へ初もうで

2014-01-04 21:35:08 | 東京散歩・冬

(2014.01.04 明治神宮)

明治神宮へ初もうでに出かけました。

実は2日の午後にも代々木公園の散歩とあわせて、明治神宮にも立ち寄ろうとしたのですが、
あまりの参詣客の多さに空恐ろしくなって、この日は早々にギブアップしました。
(2日は、原宿の駅付近から始まった行列が、最後の拝殿まで延々と続いていたようです)。

4日の今日はさすがにそこまでの混雑ではありませんでしたが、しかし、拝殿の手前で黒山のような
「順番待ちの行列」となって、30分くらい待たされました。

外国人もかなり多く、英語や中国はおろか訳の分からない外国語が、順番待ちの行列を飛び交っていました。
奉納された日本酒の一斗樽が積み上げられている場所では、
「オー、ワオォ、こんなに日本酒が沢山! 信じられない!ビューティフル!」などと大はしゃぎで写真を撮っていました。
あの沢山の日本酒の飾ってある場所、私も大好きなスポットです。

不思議なもので、初もうでをして神様に手を合わせた後は、なんとなく気分がよくなりました。

今年も仕事が順調に行きますように、家族の皆が健康で過ごせますように、お金周りが良くなりますように、
初夢宝くじが6等でいいから当たりますように、などなど、欲張っていろいろお願いしちゃいましたが、
何となく、神様がそのお願いをすべて順調にかなえてくれそうな気がしてきました。

そんなわけ、あるわけないか、やっぱ・・・。


代々木公園は、かつて東京オリンピック選手村だったんだよ

2014-01-02 20:47:32 | 東京散歩・冬

(2014.01.02 東京・代々木公園)

正月二日目。

正月料理にも正月のTV番組にも食傷し、いっそ大汗をかくまで徹底的に歩こうかいと思い立って
代々木公園を3周半、歩きましたよ。
ああ、疲れたあ・・・。

そして、ふと気が付いたのです。
何か見たことあるような、懐かしいような、代々木公園に入ってすぐ右の奥の方にある、一戸建ての家。
そう、これは代々木公園が、1968年の東京オリンピック選手村の宿舎に使われた時の名残りなのです。

一軒だけ残っているこの建物は、46年前、当時のオランダ選手団が宿泊した、その一軒なのです。

あの当時,貧乏学生だった私は、東京オリンピック組織委員会が公募した「海外からの選手団の団長付き通訳」の
募集(破格の時給条件でした)に、一も二もなく飛びつきました。
そして、私が担当したのは「英領ギアナ選手団」でした。
(あの当時、世界地図上には依然として、英領、仏領,などの植民地が全世界に点在していたんですが、「英領ギアナ」は
東京五輪後にしばらくして、ガイアナという独立国になりました)。

「英領ギアナ選手団」は総勢3名。
選手団長、重量挙げの選手、そのコーチ、この3名の構成です。
世界最小の選手団ということで珍しがられ、毎日、日本や外国の新聞記者が取材に見えたことを覚えています。

約1ケ月、3名の選手団に密着して過ごした密度の濃い時間は、忘れられない思い出となりました。
オリンピックは、ある意味で政治外交の延長でもありますので、外国大使館主催のレセプションなど
学生の私には身分不相応な、華やかで絢爛豪華な日々でもありました。

今、代々木公園に残るただ一軒の宿舎跡は、まさしく、私の学生時代の記念碑でもあります。

雪に咲く、真冬の牡丹の花を見に行く。

2013-01-21 21:56:34 | 東京散歩・冬

(2013.01.20 上野寛永寺・牡丹園)

うららかな休日の昼下がり、上野公園へ向かいました。
今日の目的地は、動物園ではなくて、動物園の入り口のすぐ近くにある、「寛永寺・牡丹園」です。
あの有名な五重塔の真横、寛永寺参道の途中に小さな入口があります。

一年中で最も寒さの厳しい、今この時季、冷たい大地からこんなに美しい大輪の
牡丹の花が咲くのを見ると、思わず、「おおっ、がんばっているなあ!」と
感動を覚えます。





牡丹園には、一週間前に降った雪が、まだかなり溶けずに残っていました。
その残雪の白と、素朴なワラの雪囲いの味と、美しい牡丹の花とが混然一体となって、
何とも言えない優美で上品な味わいをかもし出していました。

2月24日まで開園中との事です。
今年は、ことのほか寒い毎日が続いていますが、雪の中で咲いている真っ赤な牡丹を思い出すだけで
私の心まで温まる気が致します。






豪華客船・「ふじ丸」を見て感慨にふける。

2012-03-20 20:51:28 | 東京散歩・冬

(2012.03.20 晴海埠頭)

長く厳しい寒さが続いた今年の冬もようやく終わりそうな気配がします。
そして春ともなれば、待ちに待ったように多くの人々が新しい船出を目指すことでしょう。

そんな訳で、良く晴れた春分の日、わが日本が誇るクルーズ客船・「ふじ丸」
を見に、晴海ふ頭へやってきました。

「ふじ丸」は日本チャータークルーズ(株)に属する本格的なクルーズ客船で
総トン数23,235トン、全長167m、8層のデッキと163室の客室を持ち、
飛鳥II(50,142トン)、にっぽん丸(21,903トン)、ぱしふぃっくびいなす
(26,518トン)などと並ぶ日本の豪華客船のひとつです。

23,235トンは世界の豪華客船の中では際立って大きな船とは言えませんが、
私個人として、「自分が乗るならこれくらいの船に乗りたい」と思う大きさです。
(それでも、岸壁に並んだ自動車とこの船を対比すると、この船の大きさが分かります)
それに、あまりにも巨大化した豪華客船(例えば22万トンの世界最大のオアシスオブザ
シーズ号など)からは、スマートさや流麗さが、(私としては)感じにくい気がします。

それにしても、私は、外国航路のこうした船を見ると、一種独特の郷愁というか
憧れというか、不思議な思いに身を包まれます。

「もう少しして、お金と時間ができたら、このふじ丸に乗ってみたい」と、真剣に
思いましたが、ふと我に返り、とりあえず今日のところは写真だけ撮って満足し、
都バスに乗って帰路に就いたのでした。

たまには神楽坂で熱燗でも「きゅー」とやるかい? 

2012-02-13 19:24:30 | 東京散歩・冬

(2012.02.12 新宿区神楽坂)

冬の太陽も傾きかけた休日の夕暮れ時、神楽坂を気の向くままに散歩し、雰囲気のよさそうなお店があったら
本能の命ずるままに飛び込んでみる、っていうのはなかなかに良い了見ですよ。

何しろこの町は、石畳の坂道が雰囲気満点で、細い迷路のような路地は、着物姿が似合いそうな完璧な「和」のムード
でありながら突然にフランス人シェフの本格フレンチの店が現れたりする。
(この町にはアメリカ人ではなく、フランス人が密集して集まる)。
従ってこの町では本格フレンチ、本格日本料理、どちらも最高のものを楽しめる。

繰り返しになりますが、ウィークデーの仕事帰りではなく、休日の夕暮れ時に、ゆっくり・ゆったりと「静かな神楽坂」
を満喫されることをお奨めします。
まずは、淡い西日の残照が残る石畳の道をぶらりと歩きます。
粋なフランス人のギャルソンに「ボンジュール!」と声を掛けたりしながら、嗅覚を効かせてよさそうな店を
物色するのは楽しいものです。
私が惹かれるのは、おいしそうな匂いが入り口付近まで漂うお店、入り口付近が淡い和風の照明で浮かび上がり
「おいでおいで」をしているようなお店、ですなあ・・。

昨晩、入ったのもそんなお店で、私の嗅覚は大当たりでした。
熱燗を傾けつつ食するマグロ、アジ、寒ブリのお刺身のおいしかったこと!
運ばれてくる料理がどれもおいしくておいしくて、お酒のピッチがあがって困りました。

やっっぱり寒い冬の晩は神楽坂で熱燗に限りますですなあ・・。

冬牡丹 心の隅に ともしけり

2012-02-06 20:18:00 | 東京散歩・冬

(2012.02.05 上野・東照宮 ぼたん苑)

冬牡丹 心の隅に ともしけり

冬牡丹の鮮やかな色彩が目に浮かび、同時に、心のなかまでホッコリとする素晴らしい一句では
ありませんか。

昨日、上野・東照宮ぼたん苑(入苑料600円)で、ワラ囲いの真紅の冬牡丹の横で、この句を詠んだ木の板を
見ました。
ぼたん苑には、今が盛りとばかりに、沢山の冬牡丹が咲き誇っていましたが、冬牡丹を詠んだ句も
沢山見られました。 こんなにゆったりと、それはそれは美しい冬牡丹と、心に沁みる俳句の数々を
同時に鑑賞できるなんて、なんて素晴らしい企画でしょうか。

2月19日まで「冬ぼたん祭り」ということだそうです。
これだけは、絶対に見に行ったほうが良いですよ、と申し上げたい。
この寒空の東京の空の下、あれくらい見ごたえがあって、心の隅々まで暖かくなるような場所は
そんなにはありません。
(茶店で甘酒やコーヒーをふうふう言ってのみながらも出来ますしね)。



  ・ うつし世の 緋なる牡丹は こころの火
  ・ 夢の又 夢の色なり 冬牡丹

うん、これも実に良い句ですなあ・・・。

他人の句を楽しむだけでなく、ぼたん苑では自分も句を作って会場に残してくることも出来ます。
私もウンウン言って一句作ろうとしましたが、結局、作れずに帰ってきたのが心残りです。


成人の日の東京

2012-01-09 20:11:01 | 東京散歩・冬

(2012.01.09 文京区シビックセンター)

休日の散歩に出ようと外に出ると、丁度、2週間くらい前に新しく開通した「文京区コミュニティバス・B-ぐる」が
通りかかったので、ふらりと乗り込みます。
小日向(こひなた)の迷路のような道を抜け、小さなバスは文京シビックセンターへ。

沢山の着飾った娘さんたちが、次から次へとシビックセンターの入り口に立つ私の方へ集まって来るので
驚きました。
その娘さんたちは、入り口に呆然と立つ私の左右を通り抜けて、次々に建物の中に入っていきます。
「そうか、今日は成人の日だったんだ・・」と、やっと納得した次第です。

この後も、コミュニティバスを乗り換えて目白台の椿山荘へ行きましたが、そこでも、ロビーや和風庭園には
美しい装いの着物姿の若い娘さんたちが、咲き誇る沢山の椿に負けない艶やかさを競っていました。
椿山荘は、ちょうど今、千本もの椿が咲き誇る「椿まつり」とのことで、庭園の至るところで椿の花が
見られましたが、着物姿の娘さんたちも、冬空に咲いた椿のように、なんとも言えずきれいでしたなあ・・。

見慣れた東京の町並みも、さすがに今日ばかりは美しく華やいで見え、若い人たちの門出を祝福して
いるかのようです。


(文京区目白台・椿山荘)

表参道のイルミネーション、きれいですねぇ・・。

2011-12-18 19:18:13 | 東京散歩・冬

(2011.12.18 表参道)

あと1週間でクリスマス。
「あの景観を見なくては!」と思い出し、そろそろサンセットの気配が漂い始めた表参道に来てみました。

時刻は午後4時45分。
初冬のケヤキ並木の上空には、まだ暮れ切っていない昼間のなごりが・・・。
いつものことながら、昼と夜との間のあいまいな時間、これが私の好きな時間帯です。

薄暮の空に燦然と輝くイルミネーション、その美しさに驚き、雑踏の中でしばし立ちすくみました。