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Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

もうすぐクリスマス

2012-12-13 20:36:41 | 日々徒然

(2012.12.12 東京・ザ・フォーシーズンズ・ホテル)

なにか、目に見えない力で背中を押されている感じで、時間がどんどん過ぎて
「年末ということになっています」というのが、実感です。

何故、時間はこんなに早く過ぎていくのか不思議です。

でも、何はともあれ、クリスマスは楽しい!
我が家でも、今年は2M位のクリスマスツリーが窓辺を飾ってます。






私の好きなTV番組 ・・ ② NHK 「COOL JAPAN」

2012-02-05 12:26:50 | 日々徒然


週1回、NHKのBS放送で放映中の「クール・ジャパン」という番組が好きで、よく見ています。

COOL JAPAN(クール・ジャパン)とは、「かっこ良い日本」、「行けてる日本」、「素晴らしい日本」という
ような意味でしょうか。
この日本に生まれ育った私たち日本人が、生活の一部としてごく自然に日常的に受け入れている我が国の生活
文化ですが、外国の人たちの目から見るととても新鮮で、素晴らしく、時としてうらやましく見えることが
多々あるようです。
例えば、この番組で過去に取り上げられた話題として、
  日本の朝ごはん
  日本のお弁当
  日本の安全
  日本の水
  日本の「もったいない」
  日本の和菓子
  日本の食べ物(カレーライス、ラーメン、パン等など)
などが、日本に住む外国人の皆さんから注目を浴びました。
(その注目された事それ自体が、逆に日本人の私にはとても新鮮に思えました)。

例えば、私たちが全国津図浦々、どこの家庭でもごく当たり前に食べている、「日本の朝ごはん」。
熱々のご飯と味噌汁は基本中の基本(主食)ですが、朝から、国民の誰もが主食を熱々の状態で食べれる国
というのは日本以外には殆ど存在しない、という指摘はとても驚きです。

また、「日本の水」というテーマでは、これも全国どこでも、安全で豊富でおいしい水を水道の栓を
ひねりさえすれば、タダ(無料)で飲めるという国は、日本の他にはそう沢山ない、
という指摘も新鮮な驚きです。
その中で、上総掘り(かずさぼり)という、機械や動力を使わずに、人力だけで500mもの深さの井戸を掘る
日本古来の技術が紹介され、これも外国人だけでなく日本人の私にも驚きの情報でした。

番組は1~2名の在日外国人が、あらかじめテーマに沿って取材やインタビューを行い、スタジオでは20名程度の
様々な国籍の外国の方々に取材結果を発表の後、活発な感想や意見を述べ合う、という形式です。
鴻上尚史氏とリサ・ステッグマイヤーさんの巧みな司会のせいもあって、外国の方々の意見のやりとり
(もちろん日本語で)が、実に新鮮で面白く、毎回画面に惹きつけられます。
また、番組の中では一方的に同じ方向に意見が流れるのではなく、「自分の国ではこうなんだが・・・」と
異なった角度からの意見が出るのも大変に刺激的です。

結局、この番組を見て日本の良さを発見し、日本の文化度の高さに感心させられることになるのは、当の日本人
である私であり、この番組の視聴者である、というところがミソでしょうなあ・・。
またこうした異文化体験、異文化比較というテーマをNHKが番組の企画として採り上げ、スリリングな切り込みと
掘り下げによって完成度の高い内容になっている点に大きな拍手を送りたいと思います。

















私の好きなTV番組 ① ・・ 「NHK 世界ふれあい街歩き」

2012-01-31 20:45:47 | 日々徒然


NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組が好きです。

この番組では、外国の街をかなり低いアングルで移動する撮影カメラそのものが主人公で、時折、散歩する人や
お店の人との会話を取り混ぜながら、それでいて、撮影する人は決して登場しないので、あたかもTVを見ている
私自身が外国の街に迷い込んだような感じがします。

好きですねぇ、こういう手法。

それに、撮影カメラが訪れる外国の街は、有名な観光地は殆どなくて、むしろあまり観光のスポットライトを
浴びていない、ひなびた街(が、それでいて独特の味わいのある街)が殆どです。
そんな街の石畳の細い裏町を、カメラは特に行き先を決めずにどんどん進み、時として頭上から、「ちょっとウチに
寄っていく?」などと声をかけられて、見知らぬ外国の見知らぬ人のお宅にお邪魔したりするシーン
が毎回出てきて、かなり面白いです。

言ってみれば、「等身大の外国の街角」、「皮膚感覚の外国の裏町」、といった所が、このTV番組の
魅力だと思います。

それにこの番組構成の企画そのものが大変に面白い。
これまでの放送で、私が最も気に入ったのは、「アルプスが見える街」という企画で、
インスブルック(オーストリア)
ルガーノ(スイス)
アオスタ(イタリア)
アヌシー(フランス)
のヨーロッパ・アルプス山麓の四つの街がそれぞれ4夜に渉って登場した企画です。
中でも、スイスとの国境近いフランスのアヌシーの時は、心底、この街に行ってみたく
なりました。

ジュネーブやローザンヌ、ヌシャテルなど、スイスのフランス語圏には良く行っていた私ですが、
国境をを超えたフランス側の「アヌシー、なる街」が、こんなにふるいつきなるほど魅力的な街だったとは!
この番組を見て、かなりのカルチャーショックを受けたのは事実です。
(誰でも自分の経験や知識の範囲で未知の事柄を推し量ろうとすることってありますわなぁ・・)。

それからフロリダ州の最南端の街・キーウェストの時も、音楽の溢れる街・サンティアゴ・デ・クーバの
時も、北極圏に近いノルウェーの街・ベルゲンの時も・・。

番組からいつも伝わってくるのは、ここ東京のそれとは違って、
 かなりゆったりと優雅に過ぎていく時間、
 生きていること、そのものを楽しんでいるライフスタイル
 どっしりと、その土地に根付いて、てこでも動かないその街への愛着
といったところでしょうか。
そして、世界中の誰もが、「季節の花々、夕暮れのひと時、一杯のお酒、家族の絆、を愛しているのだ」
という事実でしょうかな。














ウォークマンの効用とは ?

2011-11-26 22:49:55 | 日々徒然

(2011年秋 新宿御苑)

9月の終わり頃、ソニーのウォークマンを買いました。
いろんな型式の中で、最も音質の良いとされるNW-A855という、手のひらにすっぽり入る大きさの
モデルです。

その音質の良さに感動すら覚えました(何を今さら、という方も多いでしょうが)。
特に、「ノイズ・キャンセリング」を選択した上で様々な音楽を聴くと、静謐さに包まれた部屋で
自分だけのための音楽を享受しているとの感じがあって、その喜びは大きいです。

この文明の利器を買って以来2ケ月の間に、小学校時代の同窓会で静岡へ一度、紅葉旅行で安曇野へ一度、
旅行しましたが、旅行中はこのウォークマンのおかげで、今までとはまったく異質で
充実した時間を過ごせました。
やはり車窓を流れる景色を眺めながら、或いは旅先での森の中にあるカフェに落ち着きながら、
ポケットからウォークマンを取り出して好きな音楽を聴けるのは、(私のような音楽好きにとっては特に)
贅沢の極みといえるでしょう。

私のウォークマンにどんな音楽が入って(ダウンロードされて)についてですが、
・バッハのピアノ曲(イギリス組曲、フランス組曲、パルティータ、イタリア協奏曲など)
・モーツァルトのオペラ抜粋、ディベルティメント、ピアノソナタなど
・ショパンのマズルカ全曲など
・レゲエのベスト盤20曲
・エミルー・ハリス、ジョージ・ジョーンズ、マール・ハガードなどカントリー数10曲
・ディーン・マーチン、コニー・フランシス、ドアーズ、ブライアン・フェリーなど往年の名曲数曲
・アート・ファーマー、ジョン・ルイス、ソニー・クラークなどジャズ数10曲
・40年前のギリシャポップス
などなど、私好みの音楽ジャンルを反映し、よく言えば豊富な(悪く言いえば雑多な)品揃えとなっています。

私にとって、ウォークマンの良いところは、
「眼前に見る景色や街の様子を目(視覚)で捉え、同時に、耳(聴覚)によって、その印象が
より深くより広く心に刻まれ、残る」ということになるのでしょうか・・。






コノスル ・・・ この素晴らしいチリワイン

2011-11-23 20:37:42 | 日々徒然


ここ3~4年、私は、日常家庭で飲むお飲み物として、チリワインのCono Sur(コノスル)を愛飲しています。

私はワインに関しては、ド素人であり、これまで余りのうんちくの多さに半ばうんざりして、その結果、
レストランなどで飲む場合には「さぁ、ワインだぞ」と身構えてしまい、心からその味を楽しむには
至りませんでした。

「コノスル」に出会ってからは、すっかり肩から緊張がほぐれ、特に週末の金曜日などには
パン屋さんでバゲットを買い求め、さらにつまみの焼き鳥(もちろん塩)やチーズなどを調達しながら、
「さぁて、今日はどのコノスルにするべえかな・・・」などと思い巡らす楽しみが出来ました。

私が特に愛飲するのは、
コノスル・シラー・ヴァラタル(赤)・・・(上の写真)
コノスル・ヴィオニエ・ヴァラタル(白)
の2種類で、どちらも池袋駅東口徒歩2分のビック酒販池袋東口店(℡03-3590-1111)で、一本¥745
(消費税込み)で購入しています。
(家電量販店系なので、家電製品を買って、知らず知らずに貯まったポイントがワインに化ける仕組みです)。

この驚くべき安さと、それに反比例した、味の良さ(それは、この値段では到底味わい得ないまろやかな豊穣さ、
豊かな香り、コクの深い味などの総体です)が、私が毎週末にこのワインに手が伸びる理由です。
もうひとつは、全てのコノスルはスクリューキャップで簡単にボトルが開けられ、フランスワインにありがちの
あの大げさなコルク栓開けの手間とは無縁であることも魅力です。

お馴染みの自転車のシンボルマークは、生産の現地で、このワイン農園へ通う人たちが自転車を利用していること
を図案化しているのだとか・・。

日本から見ると、地球の裏側のさらに南半球の最南端(それこそ、サウスコーナー)のチリで、
こんなにリーズナブルな値段で、こんなにおいしいワインを造ってくれている人たちがいることに感動を覚えつつ、
今日もワイングラスに手が伸びる私であります・・。




読み出したら止まらない・・・・フォーサイスの「アヴェンジャー」

2011-10-11 21:04:26 | 日々徒然

アヴェンジャー〈上〉 (角川文庫)
フレデリック フォーサイス
角川書店


フレデリック・フォーサイスの国際サスペンス小説・「アヴェンジャー」は、最近読んだ沢山の本の中で
もっとも面白かった一冊でした。

あまりの面白さに途中で止められず、文字通りメシを食う時間も惜しんで上下2冊を読了しました。
コソボ・クロアチア紛争の現実を縦軸に、ヴェトナム戦争の過去を横軸に、壮大なスケールで物語が展開
しますが、「一瞬たりとも活字から目が離せない」という状態になるのは、この小説に現実から遊離した部分
がまったくなく、これが小説だとは思えない、リアリティに満ちた語り口によるところが大だからでしょう。

「現実に進行中の国際紛争や歴史的な事実」に立脚し、ストーリーを大胆に展開してゆくフォーサイスの
手法は、これまでの「ジャッカルの日」、「オデッサ・ファイル」、「戦争の犬たち」など、どの著作にも共通
しています。
しかし、この「アヴェンジャー」はその国際サスペンス小説としての完成度の点で、ダントツだと思われます。

因みに、太平洋戦争で、日本軍は、米軍が戦線に投入した新鋭の雷撃機に悩まされましたが、その新鋭機が
「アヴェンジャー(復讐者)」というネーミングでした。真珠湾以降、緒戦でゼロ戦を主力とする日本軍に
押されっ放しだった米軍が、新鋭機にアヴェンジャーと名づけたのもうなづける気がします。

ま、この年齢(とし)になっても、面白くて途中で止められない程の本が次々と出てきたり、
心を揺さぶられるような音楽との出会いが頻繁にあるというのは幸せなことかもしれません。


あの年の10月10日も晴れていた・・・。

2011-10-10 13:39:04 | 日々徒然

(2011.10.10 文京区音羽・護国寺)

あれからもう47年が過ぎてしまいましたなあ・・。

1964年10月10日、東京オリンピック開会式の朝、私は英領ギアナ選手団団長付き通訳として特別席で選手団長と
一緒に開会式を観ていました。
当時、私は大学3年生でした。 東京五輪組織委員会が大学生を対象に各国の選手団長付き通訳を募集し、
私はその破格のアルバイト料に魅せられ、ゼミの教授を何とか説得し大学を1ケ月半休んで、英領ギアナ選手団団長
付き通訳のバイトを手にいれたのでした。

英領ギアナ選手団は、団長、コーチ、選手の、きっぱり3人だけのミニミニ選手団で、羽田空港へ出迎えに行った私は、
彼ら3人が話しているのが、到底英語だとは思えず、「何語ですか?」と聞いてしまったほど物凄いの英語でした。
(英領ギアナは、この東京五輪の1年半後に、英国から独立して「ガイアナ」となりました)。

あの英領ギアナからのただ一人の選手は、開会式の翌日に行われた重量挙げの予選でさっさと敗退してしまいました。
しかしそれからの約3週間、閉会式後まで、3人の選手団はのんびりゆっくりと選手村に滞在し、もちろん、
私も(それがお仕事なので)、彼らと一緒に選手村で楽しい日々を送りました。

奇しくも、本日も早朝まで雨でしたが昼間は絶好のオリンピック晴れで、47年前の今日とそっくり同じパターン。
よく晴れた秋空を見上げながら、47年前の今日を懐かしく思い出しました。



夢中になって読んだ音楽エッセイ・「バイオリニストは目が赤い」

2011-07-07 19:25:25 | 日々徒然
バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)
鶴我 裕子
新潮社


鶴我裕子さんの音楽エッセイ・「バイオリニストは目が赤い」は、私がここ1年位の間にジャンルを問わず
読み耽った数多くの本の中では、抜群に面白い内容で、久し振りに時間を忘れて読みました。

筆者は、N響の第一バイオリン奏者を32年間務められ、最近第一線を退かれた音楽家だそうです(て言うか、
この本を読むまで、私は鶴我さんのことは全く知りませんでした)。
何よりも、クラシック音楽を高い壇上に置かず、ズバリ本音を語り、ご自分の大好きな外国人バイオリニストや
指揮者たちの生々しい実像に、新鮮な感動を覚えました。

ご自分の一生の仕事として、このように努力と研鑽を積まれ、クラシック音楽を演奏することで私達に
感動を与え続ける人生を選ばれたのは、何と言う素晴らしいことでしょうか。
本の中で語っておられるように、「自らも、感動で涙しながら演奏することがある」というくだりに
私も感動しました。

「カイシャ(N響のこと!)で出会ったマエストロ」で語るサヴァリッシュなど超有名指揮者の思い出、
「マイ・フェイヴァリット」で語る筆者の大好きな曲の数々には、私も「う~ん・・・」と同感したり、
胸を熱くしたり・・。

これは、クラシックファンのみならず、音楽好きな人には必読な(それでいて肩の凝らない)一冊でしょう。



東北大震災から2ケ月が過ぎたね。

2011-05-11 21:31:52 | 日々徒然

(2011.05.08 東京都文京区・護国寺)

大地震・大津波・原発大事故のトリプル大災害から2ケ月が過ぎました。

季節は(当然ながら)いつものように進行し、サクラが咲きそして散り、やがて目がくらむほど美しい新緑の季節を
迎えています。

被災地の方々の日々の厳しさ・つらい現実を考えると、とてもではありませんがサクラを楽しむ気にはなれず、
今年の春はお花見も呑み会も全て見送りとしました。
このブログも、新たな記事を更新する気になれず、約2ケ月の間、私は死んでいました。
恐らく、私だけではなく、今、日本全体を、「行き場のない閉塞感」が覆っている気がします。
大災害からの巨大な喪失感、政治的無策からの先行き不透明感、福島原発事故がはたしてどのような結末を
迎えるのか分からないその焦燥感、などなど・・・。

しかし、逆にこのようなどん底的な状況だからこそ明るい未来に思いを馳せなくていけないのでしょうなあ・・。
「明日、世界の終わりが来ようとも、私は今日、庭にリンゴの木を植えるだろう」というヨーロッパの誰かの
言葉があり、私はこの言葉が大好きです。

大災害も原発も関係なく、今年もやってきた新緑は、もう泣きたくなる位にまぶしくそして輝いています。