はっぴぃ すろ~らいふ

小学校入学と同時に家族で田舎にやって来たはっぴぃさん。古民家を改装。無農薬の野菜作り。手作りや田舎暮らしをご紹介♪♪♪

珪藻土

2010年12月15日 | 古民家リフォーム
我が家は昭和の初期の古民家で、約1年半前にリフォームの際、土壁だったものを剥がして、全部珪藻土を塗りました。
㎡単価が結構高いので、古民家を探している時から、珪藻土について色々と調べました。
珪藻土の利点は、吸湿性が高いこと。防火性に優れていること。消臭効果もあること。など…。

色んなメーカーから出ていますが、結構混ざりものが多いのが現実です。
家族で珪藻土を塗る講習会にも参加したりして、決めたのが日本珪藻土協会のエコクイーンという商品です。
こちらからは代理店を通さず、同じ値段で直接送ってくれるというのも気に入りました。
器用な方なら自分たちだけで塗ることも可能だと思います。
ウチも本当はそうしたかったのですが、主人は仕事が超忙しく、休みの日も引き継ぎ&荷物の移動で時間が取れず、仮住まい先には…色んな虫が発生して早く出たいという思いから、業者さんにお願いして、押し入れやら2階の目立たないところを、はっぴぃさんとお母さんとで塗る、ということにしました。

実際住んでみて、一番実感した利点は、吸湿性です。
我が家は洗面所とトイレにも腰壁より上を珪藻土にしていますが、写真のように霧吹きで吹き付けた水分もサッと吸ってくれます。
あとはじわじわと放出してくれるので、湿度が一定に保たれて快適です
ただ注意点として、厚みを2~3㎜とった方が良いです。
ウチは左官屋さんが上手に塗ってくださったおかげ?で、薄付きの1㎜ちょっと位になり、本来ならもっと吸湿性に優れていると思うのですが、梅雨時は若干物足りない感じです。
都会の乾いた環境なら1㎜で充分。
山水の滴る田舎の民家なら3㎜くらい欲しいかも…です。

あと、少し気になったのは、塗った後、1~2ヶ月くらいは珪藻土独特の生臭い匂いがします。
その期間を過ぎると、ホント快適ですヨ

暖吉(だんきち)くん

2010年10月27日 | 古民家リフォーム
昨日の夕方からめっちゃ冷えますよね~
今朝は寒っ
で、とうとう暖吉くんのブレーカーをONにしました~
暖吉くんは北海道などの寒冷地で使われている、深夜電力を利用した蓄熱式の暖房器具です。
ウチのは6000Wタイプで約12~15畳用です。(オール電化の深夜電力でなければとんでもない・・・ですよね)
中に積まれたレンガ36個を深夜に蓄熱させ、朝6時からは室温22℃(設定自由)を保つようにじわじわ温めます。
深夜の蓄熱中も常に15℃をキープしているので、夜中にトイレに行くときもほんのり暖かなのです。
ファンもついているので、短時間で温度を上げることも可能。
ここへ移り住むとき、最初、薪ストーブを入れたいと各メーカーのショールームを巡ったものですが、メンテナンスのし易さと、一日中暖かいというのに惹かれ、暖吉くんに転向。
今思えば、厳寒時の朝一に震えながら薪をくべていることを想像すれば、まるで天国にいるよう・・・
ちなみに電気代は、未使用時に比べ、7000~10000円位UP(他にデロンギを2台、個室に使用)
西宮でエアコン&デロンギ使っていた時より安い
初期費用は設置も含め、30万円ちょっと。
かなり大きい(ウチのは横幅1M40㎝)ので本体幅+40㎝位必要。
高さは約1M、奥行きは40㎝位必要です。
移動は不可なので設置場所をよ~く考えて

床梁

2010年08月29日 | 古民家リフォーム
これは一階の天井です。
二階に部屋がある下にはこのように半間ピッチで床梁が続きます。
最初にこのウチを見に来たときに一番に目をひいたエレメントです。
材質は松で、ところどころ松ヤニが固まって琥珀のようになっています。
天井高は2m8cm、梁下までは1m88cmで背の高い人は梁に頭をぶつけそうになります。
この辺りは冬場は氷点下になるので、この天井の低さと床梁をむき出しにした構造は寒さ対策のひとつの智恵なのかもしれません。

濡れ縁

2010年08月24日 | 古民家リフォーム
リフォームしてくれた業者さんが”お祝いに!”と作って下さったのがこの大きな縁台です。
ここで近所のおばちゃんとお茶したり、草刈りした後にここで昼ご飯を食べたり、バーベキューをしたりと重宝に使わせてもらっています。
我が家の憩いスペースです。

新しい建具

2010年08月23日 | 古民家リフォーム
この古民家をリフォームしてくれた業者さんは天然素材にこだわっていて、使う材料は貼り物や合板は一切ありません。
床材は檜の無垢材15㎜厚で、腰壁はパインの無垢材12㎜厚です。

で、建具は腰壁の材料を裏表貼り合わせて、こちらのデザインに合わせて作ってもらいました。
この部屋だけ完全洋室なのですが、その一部です。

古民家の建具

2010年08月22日 | 古民家リフォーム
この家を気に入った理由のひとつに建具があります。
このウチは台所以外は全部畳敷きだったので、ほとんどが建具に囲まれた部屋でした。
その中から気に入った2種を建具屋さんに調節してもらい、リビングに配置しました。

左側のは磨りガラスと細工が美しい!
右側のは渋い漆塗り。
反対側に置いてあるピアノともよくマッチしています。
今ではこれだけの仕事をする職人さんは少なくなったんじゃないでしょうか。

手前に置いてるIKEAのソファといい感じでしょ
疲れたときは、ここではっぴぃさんとL字になって昼寝してるんです。


大黒柱

2010年08月19日 | 古民家リフォーム
ウチには家の中央に、一辺30㎝程の欅の大黒柱があります。
欅でこれほどの太さのものは今はもう採れないそうです。
金額にすると数百万の価値があるとリフォームをして下さった業者さんが言っておられました。
ここはもともと山師の方が昭和初期に建てられた民家で、製材もしておられたことから、基材にはお金をかけて作られたそうです。
古民家を探しに色々とまわりましたが、どっしりとした立派な柱に目を奪われ、再生したいという気持ちが起こりました。
また追々、他のエレメントもご紹介していきたいと思います。