すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

シャロン・マグワイア「ブリジットジョーンズの日記」

2005-05-17 08:52:01 | 映画評
「眼鏡をとると実は美人」というパターンは誰が考えたのだろう?


「この人、十キロ痩せたら、男に苦労することはないだろうなぁ」
と、女性を見て思ったことが何度もあります(完全に余計なお世話ですね)。皆さんも、そんな経験はないでしょうか?

今回見た「ブリジットジョーンズの日記」ですが、主役のレニー・ゼルウィガーが、見事にそれを証明してくれておりました。


ストーリーは未婚の30過ぎの女性が、理想のパートナーを求めて繰り広げるコメディー。特徴としては、ヒロインのブリジットが、アルコール大好きで、タバコを止められない、小太りな女性という設定。

そのキャラクターを具現化するためにレニー・ゼルウィガーが頑張って太っております。化粧や髪型もあるのだろうけど、太るとここまで印象が変わるもんなんだなぁ。

そうやって容姿を落としながらも、憎めないかわいらしい女性となっているのは、さすが女優といった感じ。


で、そのヒロインを巡って、二人の男性が登場します。その設定は、もろ「高慢と偏見」のまんま。というか、原作者も、それを換骨奪胎していることを認めております。

そんなわけなんで、途中から、「あぁー、あのパターンか?」と思えてしまうこともありましたが、記述の通りブリジットのキャラクターが魅力的で、退屈せずに見ることができました。


なんだか知らないうちに男が言い寄ってくるのには「?」と思う方も多いかもしれませんが、女性に限らず結婚適齢期を過ぎようとしている男性でも、どこか共感ができるところがあるのでは?


ブリジット・ジョーンズの日記

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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