住んでいる地区のすぐそばに競馬場や競艇場があるためか
この地を走る電車の車内広告はその手モノが多い。
そして呼応するようにキャッシングやカードローンの広告も。
それからエステと予備校、転職サイトなど。
車内広告はきっと効果が絶大なのでしょうね。
昨日見た英会話教室の広告には
「自分の職業すら 英語で話せない自分に気づきました」
の文字が。
スーツ姿の女性の後ろ姿の写真を使ってる。
その人は上半身のみで少しうつむいている。
なんだ、このコンプレックスを刺激するやり方は。
(事実私は言えなくて、まんまと・・・自分を当てはめてしまっている)
「すら」ってなんだ。
「すら」のトリック。
ここに釣られる私。
私が自分でそう思うのはありだけど
広告主の英会話教室の立場でこういう広告をうつとは。
こういう時の「すら」に 私は卑下する臭いを感じていやな気持になります。
こんなふうに落としておいて
「仕事で使いたい英語は ひとそれぞれ違うはずだから」
「正解はひとつではない英会話を」と続く。
大見出しで「職業すら言えない」と落としておいて
初歩的な英語も使えないのでは?ってニュアンスを入れ込んでおいて、
でも次にあなたは仕事で英会話を使うレベルの人ですよね、と持ち上げる。
なんかずるい。
私は仕事で使う英会話って必要な用語がすごーく専門的で
日常英会話とはまた様子が違うと思ってたから、
職業すら言えない人はそもそも英会話使う仕事につかないんじゃないか、と思う。
矛盾したメッセージだと思う。
そして最後に「正解はひとつではない」と言ってターゲットに歩み寄り
自分たちで吹っかけた緊張を和らげる手法を取る。
私のくくりでは「アメとムチの恫喝手法」の広告なのです。
欲張って質の違うメッセージをなんとなく同じように見せかけて使ってるからボロが出て
広告としても残念な仕上がりになってると思う。
こういう広告みるとムズムズしてくる。
こういう(私が)気持ちの悪くなる広告、まだありますね~。
いつも ブログを楽しく拝見させていただいてます!
これからも よろしくお願いします
どのこも幸せそうで毎日楽しそうで素敵です。
情報を楽しみにしています。