ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

ふられた さよならもなく

2015年11月10日 | ➍ 犬とか猫とか

昨日 うどん玉屋さんの裏路地をテリトリーにしている雄猫のマツコと遊んでいる最中

イチャイチャしている私達の背後から 

ザッ ザッ ザッッ っと段々と大きくなってくる足音がした。

 

道に寝転んでゴロゴロいいながらお腹を見せていたマツコが

その足音が横を過ぎる時に

電光石火のごとく飛び起きて 足音の主に追随し

「にゃ~にゃ~にゃ~にゃ~にゃ~」と無限に連呼しながら

あっという間に私のもとを去って行った。

ふり返りもせず。

 

呆然と見送る私をチラッとも見ないで

マツコは足音の主(若いサンダルの兄ちゃん)にまとわりつきながら

甘えた声でにゃ~にゃ~言っている。

マツコよ、おまえさんは今 息継ぎすらしていないんじゃないか

 

一時も視線を外さずに彼を見上げて キャットウォークで着いて行くマツコ。

兄ちゃんはマツコを見ようともしないのに。

その、見ようともしないところが なおさら関係の深さを思わせる。

にくいぜ、兄ちゃん。

小さくなっていく2人の背中、お似合いだぜ。

 

マツコのけなげな猫なで声で 彼への思慕のほどがわかる。

可愛がられているんだね。

大事にされているんだね。

マツコには一瞬でふられたけれど そんなこたーどーでもいーさ。

兄ちゃん、わたしもあなたに心酔だ。

 

 

 


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