若者から「青春の汗臭さ」が消えつつあると気づいたのは昨日の話。
夕方 駅前のマツキヨの大型店舗に買い物に行って
その足でさらにヤオコーまでまわりました。
うちの周りは高校が多くありまして
このルートは駅に向かう学校帰りの高校生がぞろぞろ集団で占拠する道なのです。
部活帰りの日焼けした高校生の波とすれ違うのですが
女子はともかく
昨日は男子の群と交差するたび 爽やかな風と香りが漂うの。
がーーーーん。今の子ってこんななの?
誰もが完璧に くささのかけらもない。
よって暑苦しくない。
見た目あんなにドロドロなのに?
全身真っ赤?真っ黒?で湯気立ってそうな熱気で
きっとさっきまで校庭走り回っていたんだろうに
両膝にはまだ 乾いた土がこびりついてるのに
・・・・臭くない。
んーーーーー残念、いいんだけど、なんか、ちょっと。
私的には思春期の部活帰りの高校生は くさくていいんだよな。
で、「男子くさーーーい」って言われて
「そうか?わりー。ほんと、俺くせーな」って顔を赤らめるくらいがいいの。
マツキヨからヤオコーまで
その間すれ違う
サッカー部も バレー部も テニス部も 臭くない。
今の高校はシャワールームがあるのかな?
汗ふきシートで全身拭いてるのかな?
・・・・だとしたら、毎日相当な出費なんじゃあ。
若者も大変だ。
ヤオコーの2Fにあるスギ薬局で 20歳前後の若者が
製缶スプレーの大きい方の缶を2つ買ってた。
この世代、おやじになっても 加齢臭なんてさせないんじゃなかろうか。
すごいな 若者。
凄いな 若者を「ニオイ商法」で洗脳する
「今日を愛する〇〇」とか「暮らし感じる 変えていく△△」とか
「自然と調和する こころ豊かな毎日」を目指してるらしいあの会社とか
もう、どこまでも若者を追い込んでいく感じ。
人からどう思われるかはなくてはならない視点だけど、どのへんに妥協点を置くのか
その基準を企業はどんどん塗り替えていく感じがする。
若者は自分の育った時代の空気が基準として埋め込まれるだろうから
においに気を遣うのが今のスタンダードなのかも。
だったら同時に
もう適当なところで手を打っていいんだよ、と言ってあげたい。
あなたたちは もう十分臭くないからねって。
おうちの人が洗濯してくれる衣類の香りだけで もう十分だから。
それに人間が生きるっていうのは 本来 丸ごとくさいんだ、って言ってあげたい。
生きる=くさい 命=くさい ってことなんだって。
くさいとしたら 生物である証拠ですよ。
くさかったら喜びましょう。よかった、やっぱり生物なんだ、わたしって。
普段自分に言い訳してることを 高校生にも言ってあげたい。
「におい」あたりをかわきりに
男も全身脱毛とか 男もファンデーションとか 男もかかと&ハンドケアって時代になるのかな。
もうなってるか。
身だしなみの範囲が大きく変わっていくのかも。
やりたい人はやればいい そういうのって嗜好もあるだろうし、嗜好って個人差あるし。
嗜好って 生きる喜びや楽しみだったりするしね。
でもやりたくない人はやらなくてもいいって余地を残しておいてね。
そう、私のために。
脱毛も面倒くさいし 製缶スプレーもむせるから好きじゃないし
お風呂も出来れば必要最低限にしたい私のために。
ここはどうかひとつ