オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

「山流し、さればこそ」

2008年03月27日 11時23分54秒 | ほぼ、文庫本 2008
山流し、さればこそ/諸田玲子/角川文庫

タイトル、いや、表紙買い。
村上豊氏の鬼と天狗と閻魔と地蔵の顔で、いわゆる、人でないモノの出てくる話かな、と思ったもので。
さらには、ちらっと立ち読み(←)すると、どうやら江戸中期の話らしい、となればおいらの好きな「時代劇」の頃か。
じゃあ、まあ多少の失敗はあっても、惨敗にはなるまいよ、と踏んで買いました。

花のお江戸だけが時代劇の舞台ではない。そりゃそうだ。
江戸時代は、お江戸の外にもちゃんとあったわけで。いやそりゃそうだ。

話の舞台は甲府、甲州藩とか言いましたっけ。 ←
そこに、身に覚えのない役目上の失態を理由に左遷されてくる小普請方。主人、奥方、一人息子、下男。
左遷されてきたところは、江戸から遥か彼方の山奥の土地、甲府。
どんな秘境かと思いきや、案外に人が集い、小さいながらも賑わいのある町がある。
やれやれこれは取り越し苦労かと胸を下ろすも、すぐにそれを簡単に裏切って余りある、堕落しきった役人(同僚)の実態を目の当たりにし、さればと訴え出てはみたものの、上役は己の保身にしか興味のないお歴々が揃っているときたもんだ。
ならば己一人は、こうはなるまいとお役第一に励もうとするも、肝心の仕事が「ない」ときた。
さてさて、ここまでお膳立てが揃っていて、人間、腐らずに日々を過ごせるものかどうか。

てなところから話が始まります。
小さくて、ひなびていても、人の集まるところには、様々な思惑が渦巻き、人の数だけその暮らしがあり、日々は皆に平等に移ろっていく。
要は、気の持ちようだと。
日々を繋ぐこと、すなわち生きることだと。
そんなことを再確認させてくれる本。

今期の総括 ←

2008年03月27日 00時01分36秒 | テレビがお守り
今期は、ドラマちゃんと見たの、少なかったなあ。
もちろんリアルタイムではどれも見られてない。全て録画でおっかけてました(追いつくことはなかったけど)。

「鹿男あをによし」玉木くんが、いつの間にやら頬がこけてきていたのには、ちょっとびっくり。おいらの気のせいであれば良いのですが、もしかして鹿の顔のかぶりすぎですか(なわけないだろう!)。
多部未華子ちゃんは正直、可愛かったです。映画「西遊記」以来ですが、堀田イトちゃんがいじらしいのなんのってもー!
なんか、肝心の「目」だの儀式だのなんだのが、しまいにゃどうでもよくなってきましたが(←)、これは原作を読まねばなー、と思っています。早く文庫にならないかな。

「エジソンの母」松下由紀と坂井真紀の取り合わせを見て、ココリコミラクルタイプを思い出していたのは、おいらだけですか。
あの子役あってのドラマですが、面白かった。
いろんな大人の姿に辟易することも多かったけれど、ケントくんの笑顔で全部帳消しです。あと、校長先生(田中要次)がいい味出してますよ。
谷原章介ったら、こういう2枚目なのに完全に3枚目、なスタンスが似合いますね(←)。
これはスペシャルでもいいから続編が見たいと思ったけど、1年生だからいいのかも。

「ロス・タイム:ライフ」ここ最近のをまだ見てないんですが、温水洋一の謎(!)を知りたい一心で見てます。
同僚のMさんは、結局は死んでしまう結末だから、あんまり見る気にならない、ようなことを言ってましたが、なるほど、それはそうかも。
でも、気になるんだもん、温水さんがー!(←)

…くらいですよ、マトモに見たのって!
あしたの喜多善男も、貧乏男子も、斎藤さんも、見るつもりでいたのに…

…いかに、確定申告が忙しかったか、て話かもしれません。

来期ですか?
何をやっても外さない(by 松たか子)キムタクの月9は見ます。必ず。
あとは、
…、
…、まだチェックしてません!