すうたまちゃん

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小沢氏 代表復帰

2007年11月07日 00時00分11秒 | 代表“グダグダ”雑感
小沢民主党代表が辞意を表明して2日間が過ぎた6日の晩に、辞意を翻意氏、代表に復帰することが報道されました。
5日の夜には、「考えさせて欲しい」と留保の意思を示していたそうなので、あの小沢さんの性格を考えると、代表の復帰の可能性は、相当程度あると思っていましたが、やはり驚かされる出来事でした。

首脳会談における「大連立」構想の党への持ち帰り、そして党役員の大連立に対する反対、小沢氏の辞意表明それぞれが、小沢氏のシナリオに沿った流れであり、政界再編の布石であるかもしれない、という想像もできた/されたました。

氏に対して、情緒的な部分を持っている人だという認識を勝手に持っていた私にとって、久々に出てきた氏のこどもっぽくも、現状に対する大きな苛立ちと党役員に対する落胆が、今回の辞意表明の大きな引き金なのかと想像していました。

「代表職を辞めるような問題じゃない」というコメントをする民主党議員もいましたが、確かにこのコメントは正しいと思います。
しかし、私は、「あなたたち民主党の議員が、代表を辞めることを決意させたんじゃないのか?」と言いたくなったのです。

現実的な問題から、まるで目を逸らすかのように、これまでの民主党議員の不甲斐なさが露呈されてきました。
そんな民主党を救ったのは、小沢代表だったと私は思っていたのです。
それが、先の参院選です。
特に地方の問題に強く想いを致すものがあったのでしょう。
再度国民の生活を重視することの重要さを、理念に走っていた若手の議員らに示した選挙でもあったと想います。

しかし、衆参の逆転現象で、今臨時国会では、まだ一本の法律も成立していません。
参院選でマニフェストに挙げた政策を実現するためにも、地方で生活に困る国民・市民のためにも、どうしても立法化しなければいけない法案があった訳です。
国民の厳しい生活の現実を理解していれば、総選挙で勝利が大変厳しい現状に鑑みると、国内政策においては、自民と民主の違いは顕著ですから、個別的に政策協定を締結するようなことも、なかなか難しいでしょう。
(自民と民主で被災者支援法改正の一本化の合意は、昨晩にできたようですね。)
そうなると、個別的な政策協定ではない、より強固な継続的な政策協定、若しくは大連立をすることで、民主党のマニフェストの実現を図ることも、政治家として当然の気持ちであるとは思います。
政策を具現化することが政治家の最大の職責ですから。

都市部の有権者は、今回の大連立構想に対して、「許せない」という人が多かったのでしょうか?
先日民主党から農家支援の法案が参院に提出されましたが、農家の方は、大連立でより法案が成立する可能性にかけて欲しいと思わないのでしょうか?

今回の出来事は、とにかく小沢さんの見込み違いだった、ということが言えるかも知れません。
小沢さんの真意が判りませんが、辞意を表明した会見の内容だけで考えると、そう評価せざるをえません。

そんな小沢さんは、「本当に恥をさらすようだが、みなさんの意向を受けてぜひ、もう一度がんばりたい」と。

確かに、恥を晒しました。政治家たる者、その言動は常に重い責任が伴います。

だから、小沢氏のこの一連の言動は、大変軽薄なものに思えるかもしれません。
プライドをとても大事にする生き物である男なら、特に大人の男なら、一度表明した辞意表明を撤回することなど、ほぼありえませんし、できることではないと思います。

そんな恥ずかしい辞意の撤回をした、小沢氏のこの決断たるや、私は逆に「男」を見た思いをしました。
こんな格好の悪いことができる大人がいることが素晴らしい。
単なる格好の悪い男じゃなくて、格好が悪くても、やらなければいけないことをやる。それが男ってもんじゃないかと。
格好の悪い状況を作ったのが自分だからこそ、その格好の悪さは酷いもの。

そんなことができる男小沢を私は、これまで以上に期待してみて行きたいと思います。

単なる格好の悪い男か?
格好が悪くても、職責を果たす男か?

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