20日付けの蘇州日報に「蘇州の今年の入梅は遅い」という記事が載りました。「上海気象台は今日、梅雨入りを宣言するというのに、蘇州気象台からその消息が無い。平年の梅雨入りは6月16日」というのです。その後も22日付まで消息がありません(23日付は10時を過ぎないと届きません)。
入梅宣言がいつかということもさることながら、日本と状況がいろいろ違うことに興味がわきました。
まず、蘇州の緯度は鹿児島と同じぐらいなのに、入梅の時期が大きくずれることです。九州南部の今年の梅雨入りは6月9日ごろで平年より11日遅かった、ということと比べてみてください。
次に、中国の中央電視台はニュースの時間に中央気象台による全国の天気予報を流しますが、入梅については触れません。地方気象台がそれぞれに入梅宣言を出すようです。で、上海と蘇州はほぼ同じ緯度、中心地間の距離は80キロほどしかないのに、入梅宣言がずれる事が起きるわけです。
そもそも、蘇州では毎日のように雨が降るという梅雨空が、日本ほどはっきりしないので、市民の関心が薄いように感じます。すでに最低気温が25度前後、最高気温が35度前後の蒸し風呂のような天気が続いているのですが……。
余談ですが、アジサイの花を撮って、この記事につけようと思い、近くの大きな公園2箇所と公共施設の植え込みなどを見て回りましたが、見つかりません。梅雨がよく似合うアジサイも中国では人気が無いようです。代わりに、少し盛りが過ぎたけれど、優しい花をつけている合歓の木を撮ってきました(写真)。
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