〈お金のブロック〉なるものが、仮にあったとして……

さらに時間やお金を使って〈ブロックを外す〉というのは、個人的にはあんまりクリエイティブじゃない。という気がします。この〈お金のブロック〉っていうパワーワードを考えた人は、クリエイティブかもしれないけど。笑

ちなみに何が〈ブロック〉なのかというと、ひとつは「お金を〈使う〉こと」に対して、もうひとつが「お金を〈受け取る〉こと」に対しての〈心理的抵抗＝ブロック〉。程度の差こそあれ、ほとんどの人は何かしら「ある」と思うのですが……その〈ブロック〉が


ごく健全な経済感覚による「ためらい」


からのものであれば、何の問題もないと思うんですよね。「特に記念日でも旅行でもないのに、ランチに一人3,000円はちょっとなあ」とか「たかだか駅までの道案内しただけでお礼に１万円は、さすがに貰い過ぎ……」とか。それを無理して


「今こそ〈ブロックを外す〉チャンス！えい」


って頑張らなくてもいいと思う。いやいや、ちょっと冷静になって？〈お金のブロック〉ってそういう話じゃないよね？？

なまじ言葉にインパクトがあるだけに、何か無理してでも手放さねば！みたいになっているのだとしたら、そこは視点を変えたほうがいい気がします。なぜなら、あなたの本当の望みは〈お金のブロックを外すこと〉じゃないですよね？〈ブロック〉を外すことで【起きてほしいこと】が他にありますよね？

なんでもない日に3,000円のランチを食べるな、ってことではないし、それでものすごーーく気分が上がって「よし、午後も頑張るぞっ」てなるのは、ぜーんぜん悪いことじゃないです。言わば「よし、頑張るぞっ」のために、自分に3,000円投資してるわけですよね。でも3,000円ランチに使ったら、今月電気代払えないかも……とかだったら、ブロック外してる場合じゃない

まあ、ここまで極端な人はそういないと思いますが、心理的抵抗を外す「やりよう」は、他にもあるんじゃないかなー。

そして本当に大事なのは、ブロックを外す外さないの前に【起きてほしいこと】を具体的に、明確にすること。お金のことならば【数値化】すること。「具体的にいくらとかは分からないけど、もっと余裕が欲しい」とか、それじゃお金の神さまも「ワシにどないせーっちゅーんじゃ」て言うよ、たぶん。笑

じゃあ「月収100万円で！」と【数値化】しました、で、その数値に【実感】ありますか？【手応え】感じます？

……。

ここで「うん、いけそう」と即答できる人は、そこに関してもう〈ブロック〉がないし、夢じゃなくて【目標】になっているので、遅かれ早かれ実現する可能性は高いと思います。でも「……」となる人は、自分にとってリアルに手応えが感じられる金額に再設定するか、本当に「お金が欲しい」のかも含めて、再考する余地があるんじゃないでしょうか

ちなみに【目標】が定まると、もはや〈ブロックを外す〉かどうかにエネルギーを割くのがもったいなくなりますよ。

なのでもし、今あなたがまさに「なかなか〈お金のブロック〉が外せなくて……」と「悩んで」いるなら、その〈ブロック思考〉を外してみませんか？

そしてどうせ悩むなら、ブロックのその「先」をどう設定するか、そっちにエネルギーを使いましょうよ。【リアルな手応え】を大切に。