暁の広場

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ドカ整備な日々

2013-02-22 13:58:39 | DUCATI Monsterの整備

ドカ・モンスター購入2週間ほど経過。。。新車なら別として中古車ではちょっと試乗した程度ではわからない整備個所が沢山あります。整備修理記録でもあれば大助かりなのですが。。。。

バイク屋さんの整備済みですは殆ど信用できません。。走る止まるに問題なければ手付かずも普通で最低限。。車検整備と謳っていても車検ではライト光軸と排気音には厳しいですがひび割れたタイヤでも規定量の山があれば通るし整備された車両であるかは問題となりません。確かにオーナー並に細かい整備や部品交換に経費を掛けていたら成り立たないでしょう。。。。。

 いくらでもチェックする個所が出てきて傷や凹みまで気にしだすと殆どの部品を交換し新車並になってしまいます。。。妥協という言葉を臨機応変に使う必要が出てくるわけです。。。。

航空機のように機能に支障がなくても決められた部品交換サイクルにしたがって交換したとしても故障を無くす事はできません。。バイクのユーザーなら少しでも交換サイクルを伸ばし部品の耐久性マージンに頼りたいのが本音です。。。

 大事な個所と気になる個所は一とおりチェック交換が終了。。。

 キャブレーター アイドル~2500RPMまでのボコツキ(もう少し暖かくなってから本格的に)中高域は全く快調。。。始動性も良くアイドリングも安定しています。スロー系の不具合は確かなので最悪O/Hする事に。。。。(ワクワク

 プラグ DCR8EIX標準に 低速のボコツキ感からかぶり気味と思ったのでしょうか?7番が着いていました。。アイドリングでは真黒ですが普通に走った後は結構焼けています。使用期間も不明なので交換してしまいました。

 オイルフィルター&オイル交換 shell advance UT4 湿式クラッチ車では高潤滑性能とクラッチ摩擦能と相反するホコタテの為に選択が難しい。。。今回は指定オイルで交換した。。

 

 エアフィルター交換 車並みに大きいフィルター。。。ヨーロッパ車は消耗品交換サイクルを伸ばす為にこのような設計が見られます。。。

 左右ミラー純正品に交換

 油圧ラインフルード交換エア抜き 

 軽い転等痕があるのでエアー抜き作業をしました。バイクでは転等すると油圧フルードタンクが横向きになりピストンにフルードが無いときにレバー折損など押し込むと容易にエアーを噛むので。。。あまり操作感は変わらなかったけど安心材料です。シートで車体を保護して作業しましたけどレバーのタッチを見るのに軽くにぎったらタンクからピューっと噴水!液面カバーを忘れていたzzz

 リアブレーキキャリパー脱着 パッド交換(残は十分だったがタッチが良くない為) ピストン側壁をクリーニングしシリコングリース塗布 ピストンプライヤーで左右にゆすり固着や動きを確認

 チェーン調整 伸び気味ですがもう1000km程がんばって貰います。。。振幅20mmに調整。。低速でのギクシャク感が大幅に改善

 ブリーダーパイプ交換 ひび割れの為耐油性シリコンチューブで自作 その内フューエルラインも全交換です。。。耐油性シリコンチューブでやってみようかなぁ。。。燃料の加圧はしてないようなので。。。

 その他 沢山。。。。書ききれない

HID装着にはちょっと問題があります。。。ユニットをバッテリー接続では10mA程待機電流がながれ。。。。車ならOKですがバイクのバッテリーではちょっと心配。。。スイッチをつけるとライトON時に起動不安定に。。。。先に電源ON次にライトONの必要があります。。。(面倒)

起動時電流は6-8A程流れます。。点灯してしまえば3.5A程度でH4バルブより1.5A程少なくなります。セル駆動がこれに加わるとバッテリーにはとても過酷な状況に。。。。スイッチは絶対必要

 タンクの凹みはしばらく目をつぶる事に。。。新品交換20万。。。。。ぐぅ エポキシ塗料で塗り直すのが現実的です。。。クラッチの切れのせいか1-2 2-3でショックがあります。これは複数の原因が考えられますが乗ってるうちに回転をあわせチェンジとかシフトレバーに加圧しておいてハーフクラッチの操作も思い出しスムーズに変速できるようになりあまり気にならなくなりました。。26000kmなのでクラッチの可能性もありますzzzz 今のところすべりはありません。

日本車のような高耐久性なマシンではなくオーバーホール前提の作り。。初回オーバーホールは3-4万Km。。。そんなぁ あと5千~1.5万kmほどじゃないですか。。。。初期の性能維持は理想ですけど普通に走るだけなら5万kmでもとも言われています。こっちを信じたい。。。

オーバーホールと言っても腰上でシリンダー研磨ピストン、リング、バルブ等が主な整備個所で空冷2バルブでは構造も簡単、、サービスデータと部品の入手ができれば挑戦してみたい整備項目です。。。 安いエンジン探して換装が簡単らしいが。。。。いいエンジンがあれば。。。

あと1個所 大事な個所が残っています。。。タイミングベルト  ドカは2万kmごとタイミングベルト交換なのです。。4輪車はタイミングベルト普通ですがバイクではあまり聞いた事がありません。通常バルブカムシャフト駆動はチェーンで行います。。。 軽量化と整備性を追及するとベルトになるのか。。。。。

 このベルト交換はディーラーで行うと結構な値段に。。。ローラーベアリングもセットで交換を薦められ4-5万程度とか。。。。。バルブ開閉タイミングを精密に行うエンジンでは重要な個所。。。素人整備ではあまり聞いた事がありません。。万一これが切れるとバルブは制御を失い上昇したピストンと激突。。。。ピストンとバルブが破壊され高速運転中エンジンがロックでもしたら。。。。。ぞぉ~っ

 ドカは整備性が良くレースマシンのノウハウが市販車にフィードバックされています。このタイミングベルトもエンジンサイドカバーを外すだけで容易にアクセスできます。。。

 ベルトを交換できたとしてテンションの調整は。。。。。。?

メーカー指定は専用測定器で指定個所のベルトをはじいた時の音響周波数測定のようです。新品時110Hz。。。。 専用機器はとても高額でましてや個人では入手困難。。。。

 110Hzの音を測定するなら普通にオーディオ帯周波数分析機が使えるのでは。。。。都合の良い事に得意分野ではありませんか。。。。。(にやり

 オーディオの周波数分析のように一定の音を連続発生させての測定は大変やりやすく安価に出回っているiPhone アプリでも対応できますがベルトをはじいた一瞬の音を測定し記憶する為にはピークホールド機能付きの高速フーリエ変換(FFT)が使えるのでは。。。。

もっと簡単には110Hzの音を出し両耳で比較することです。。。人間の耳はこの比較に優れています。。。ベルト音をアンプで拾う必要があるけど。。。。

 次の重要整備点検個所 タイミングベルト! 前オーナーが交換していればこんなラッキーな事はありません。。カバー開けてみて状態悪ければ交換することになります。。

 運命や如何に。。。。。。。(オモチャいじりは続く