暁の広場

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Brompton C整備中

2011-08-09 10:14:45 | 自転車

 

愛車Bromptonは4年目に入り本格的整備をする事にしました。C整備とは航空機の定期整備カテゴリーで最も徹底して行われる整備で今回は徹底的に。。。。

不具合はフロントブレーキケーブルの固着、リアハブのベアリングクリアランス不良です。今回は分解のついでにほとんどの箇所を整備と部品交換を行います。

整備項目

 前ブレーキケーブルASSY交換 後ブレーキワイヤー交換 前後ハブベアリングO/H

 前後タイヤKOJACKに交換 ハンドルバーウレタンカバー交換 チェーン交換

 シートポストロックバー交換(ロック付き) フロント泥除け交換 ブレーキシュー交換

 などなど

 特にブレーキ関係は直接事故につながるので優先して行いました。フロントブレーキは名古屋遠征で雨中走行した為か固着してしまいました。オリジナルはスチールワイヤーだった。。Bromptonのフロントケーブルはアウター側が2分割の変わった物でイギリスから輸入中でしたが間に合わずIKDでASSY調達しました。新しいものはワイヤーがテフロンコートされています。その後後輪側を見るとワイヤーはテフロンコートされている。。何故前後で違うのか?

後輪側ブレーキワイヤーはアウターを再使用しワイヤーのみ交換。引き抜いたワイヤーもところどころコーティングが落ち白く腐食していました。入手した後輪用部品は純正でなくワイヤーヘッドの大きさが少し小さいですが使用できます。

 

次は一番重整備となる前後ハブ関係 

後輪を左右にゆするとカタカタ動くトラブルで前回の後輪整備の際適正締め付けできなかった事が原因です。特に後輪は内装ギアBOXの中なので作業は細心の注意が必要で分解組立手順や締め付けトルクに注意。 ハブの分解には薄型のハブレンチが必要です。

    

 原因は右側(ドリブン側)と分かっているのでこちらから。。フラッシュ光源で少し汚れて見えますが前回白色のシリコングリースを使った為。。。。

    

 ベアリングを押さえる玉押しに少しかじりが見られますがまだ許容範囲なので再使用。ベアリング関係のトラブルは放置すると急速に部品の摩耗が始まります。ドリブン側は内装ギア機構が複雑なので今回はグリスアップと玉押しクリアランス調整のみで洗浄は左側のみ行いました。両方一度に取り外しはシャフトのセンターを狂わす元になるので片側を順番に行います。

 フロントハブ

     

 ハブベアリング洗浄O/H 洗浄は茶こしの中にベアリングボールを入れ車用洗浄スプレーをかけました。灯油は処理にこまるので。。。ベアリングの締め付け調整は微妙で髪の毛1本単位の加減で変わると言われています。シールドベアリングで交換してしまう方式の中この年式は玉押し式でした。Bromptonは世界中に輸出されているので部品の入手性は高く万一入手できない場合に備えベアリング関係などは国際規格の互換品を指定しています。

 ボトムブラケットは特に不具合が見当たらないので今回はそのままに。。次回整備では交換箇所です。

 ハンドルチューブは今回グレーをイギリスに発注中でしたが予備部品がまだあった為同色に交換

 残りの作業は部品到着を待って行います。自転車部品は車やオートバイに比べると驚く程安く海外からの輸入も容易で特にブレーキ関係は1-2年ごとに交換してしまうのが良いです。部品はチタンやカーボンなどにこだわらなければ趣味の範囲で楽しくいじれます。

購入時折畳み自転車にしては高めですがこうやって部品交換や整備で長い期間楽しむ事が出来、孫の代まで引き継げるならとても安いものになります。おじいちゃんのBromptonを孫の自転車に。。。壮大な夢ですが是非実現させたい、、生きてないかも知れないが。