2007年3月13日発行のサービスサイエンスに関する新刊書「サービス・ストラテジー」(原題:Service is Front Stage)では,すべての事業活動は表舞台(サービス)と裏舞台(モノづくり)から構成されるとしている.本書の38ページでも引用されているように,「本来,サービス業などというものは存在せず,どの業界もサービスとかかわりがある.他の業界と比べて比重が大きいか小さいかだけが違いなのである(セオドア・レビット,1972)」,といった指摘は昔からあるものの「表舞台」と「裏舞台」という比喩はわかりやすい.
さて,製造業は従来は裏舞台の比重が高かったが,最近は表舞台の重要性が増しているといえる.製造業の研究開発も従来は裏舞台に関するものが多かったが,今後は表舞台の研究開発が重要となると思われる.ただ,表舞台の研究開発は従来と同様の工学的な手法やスタイルになるのかはわからない.
サービスサイエンスの研究者は,研究の内容だけではなく研究のスタイルも開拓していく必要があると思われる.
さて,製造業は従来は裏舞台の比重が高かったが,最近は表舞台の重要性が増しているといえる.製造業の研究開発も従来は裏舞台に関するものが多かったが,今後は表舞台の研究開発が重要となると思われる.ただ,表舞台の研究開発は従来と同様の工学的な手法やスタイルになるのかはわからない.
サービスサイエンスの研究者は,研究の内容だけではなく研究のスタイルも開拓していく必要があると思われる.