10月22,23日に東京六本木の政策研究大学院大学で,研究・技術計画学会の第20回年次学術大会が開催された.国内の学会の中ではMOT(技術経営)を最も正面から扱っている学会である.筆者は今回初めて参加したが,聴講者が多く,立ち見のセッションもあった.昨今,情報系の学会の「全国大会」というと発表者+アルファしか聴講者がいないことも珍しくないのだが,盛況ぶりに正直驚いた.
23日には,会長の平澤先生の「研究・技術計画学会の20年」と題する特別講演があった.会員数が約千人の学会だが,この2年間で200人も会員が増えているとのこと.少子化で会員数の減少に悩む学会が多い中で2割増というのは驚嘆に値するが,私を含めてMOTブームで興味を持った人が多いのだろう.
平澤先生の講演は,前半は学会の20年間の活動紹介だったが,後半はMOTのような文理協働の学際研究のあるべき姿に関する考察であった.話が深遠で理解が難しい部分もあったが,20年間学会の中心人物として考えてこられた洞察は,本ブログでの筆者の問題意識とも共通な点が多く,参考になる点が多かった.具体的には,次の記事で述べる.
23日には,会長の平澤先生の「研究・技術計画学会の20年」と題する特別講演があった.会員数が約千人の学会だが,この2年間で200人も会員が増えているとのこと.少子化で会員数の減少に悩む学会が多い中で2割増というのは驚嘆に値するが,私を含めてMOTブームで興味を持った人が多いのだろう.
平澤先生の講演は,前半は学会の20年間の活動紹介だったが,後半はMOTのような文理協働の学際研究のあるべき姿に関する考察であった.話が深遠で理解が難しい部分もあったが,20年間学会の中心人物として考えてこられた洞察は,本ブログでの筆者の問題意識とも共通な点が多く,参考になる点が多かった.具体的には,次の記事で述べる.