2006年は「サービスサイエンス」に関する特集号が各学会(ACM,情報処理学会,OR学会,など)の学会誌で組まれたこともあり,「サービスサイエンス」に関する社会的認知度も高まってきた.ここでは,電機/計算機メーカーにおける具体的な取組みをレビューしてみよう.
IBM:
IBMはサービスサイエンスの提唱者であり,米国アルマデン研究所を中心に活発に研究開発を行っているらしい.具体的に見えてくる研究成果としては,バーチャル社会の「セカンドライフ」における積極的関与がある.詳しくはC-NETの記事「IBM、「Second Life」などの仮想世界に本腰」を参照のこと.
富士通/富士通総研:
富士通総研は,サービスイノベーションの調査・研究に積極的に取り組んでいる.「研究の全体枠組」に関する資料によると,Web2.0時代における顧客と提供者間の「情報交換」に注目している点が特徴である.富士通(富士通研究所)は情報処理学会や人工知能学会でサービスサイエンスに関する講演を行っており,強く意識はしているようだ.富士通総研とも連携して動いているとのこと.
日立/日立総合計画研究所:
日立製作所のuVALUEというコンセプトは,「サービスサイエンス」や「サービスイノベーション」を包含しているように思える.日立評論では,uVALUEに関する特集号を2005年7月と2006年7月に組んでいる.毎年7月はuVALUE特集号なのかもしれない.特に,2006年7月号の論文「お客様と共創する価値創造「uVALUEイノベーション」の実現へ向けた研究の取り組み」 では,日立製作所のサービスサイエンス/イノベーションに関する研究開発の取組みが紹介されている.また,日立総合研究所の「サービス・イノベーショングループ」においてもサービスイノベーション方法論の開発に取り組んでいる.
東芝:
東芝レビュー2006年12月号において,「製造業のサービスイノベーションのための知識処理」という特集を組んでいる.知識処理の視点から,モノをコアにした製造業のサービス(モノビス)のイノベーションに取り組んでいる点が特徴である.
さて,2007年は上記以外の企業も「サービスサイエンス」に取り組み始めるのだろうか,それとも「サービスサイエンス」という言葉自体がバブルのように消えてなくなるのだろうか?
IBM:
IBMはサービスサイエンスの提唱者であり,米国アルマデン研究所を中心に活発に研究開発を行っているらしい.具体的に見えてくる研究成果としては,バーチャル社会の「セカンドライフ」における積極的関与がある.詳しくはC-NETの記事「IBM、「Second Life」などの仮想世界に本腰」を参照のこと.
富士通/富士通総研:
富士通総研は,サービスイノベーションの調査・研究に積極的に取り組んでいる.「研究の全体枠組」に関する資料によると,Web2.0時代における顧客と提供者間の「情報交換」に注目している点が特徴である.富士通(富士通研究所)は情報処理学会や人工知能学会でサービスサイエンスに関する講演を行っており,強く意識はしているようだ.富士通総研とも連携して動いているとのこと.
日立/日立総合計画研究所:
日立製作所のuVALUEというコンセプトは,「サービスサイエンス」や「サービスイノベーション」を包含しているように思える.日立評論では,uVALUEに関する特集号を2005年7月と2006年7月に組んでいる.毎年7月はuVALUE特集号なのかもしれない.特に,2006年7月号の論文「お客様と共創する価値創造「uVALUEイノベーション」の実現へ向けた研究の取り組み」 では,日立製作所のサービスサイエンス/イノベーションに関する研究開発の取組みが紹介されている.また,日立総合研究所の「サービス・イノベーショングループ」においてもサービスイノベーション方法論の開発に取り組んでいる.
東芝:
東芝レビュー2006年12月号において,「製造業のサービスイノベーションのための知識処理」という特集を組んでいる.知識処理の視点から,モノをコアにした製造業のサービス(モノビス)のイノベーションに取り組んでいる点が特徴である.
さて,2007年は上記以外の企業も「サービスサイエンス」に取り組み始めるのだろうか,それとも「サービスサイエンス」という言葉自体がバブルのように消えてなくなるのだろうか?