ケイ・ポラック監督の映画「歓びを歌にのせて」はスウェーデンの田舎町の聖歌隊の物語である.映画では,自分の主観/価値観をお互いにぶつけ合う中で,ハーモニーが生まれてくる.主人公であるコーラスの指揮者ダニエルは,ファシリテーターであるとともに主観/価値観をぶつけあうメンバーの1人でもある.最後の場面では,コンサートに指揮者が病気で倒れて参加できない中で,皆が「心の声」を聞いてコーラスが始まる.
この「心の声」は,アリストテレスの3つの「知識」の1つである「フロネシス(実践的知識=高質の暗黙知)」に通じる.「フロネシスとしての戦略」は,一橋ビジネスレビューの論文.各自が全体の状況を見通し,何か最善かを判断し実行する.さらに各自の判断が全体として調和している.それをファシリテートするのが指揮者である.
この「フロネシス」は,MITトマス・マローン教授の提唱するIT社会のワークスタイル「〈命令と管理〉から〈調整と育成へ〉」でも不可欠な「知識」であろう.
この「心の声」は,アリストテレスの3つの「知識」の1つである「フロネシス(実践的知識=高質の暗黙知)」に通じる.「フロネシスとしての戦略」は,一橋ビジネスレビューの論文.各自が全体の状況を見通し,何か最善かを判断し実行する.さらに各自の判断が全体として調和している.それをファシリテートするのが指揮者である.
この「フロネシス」は,MITトマス・マローン教授の提唱するIT社会のワークスタイル「〈命令と管理〉から〈調整と育成へ〉」でも不可欠な「知識」であろう.