ステージゲート分析とはあまり一般的な用語ではないのかもしれない.ステージゲート法は,研究開発プロジェクトを7つのステージと6つのステージ間のチェックポイント(ゲート)に分け,各ゲートにおける研究テーマの取捨選択に利用しようとするもので,多くの会社で実績がある.ステージゲート分析は,終了したプロジェクトに対して,ステージとゲートの視点から振り返って分析を行う方法論である.システム開発のプロジェクトでは,プロジェクト終了時にプロジェクトの活動サマリーを書き残し,別のプロジェクトで活用するというのは一般的だが,研究開発プロジェクトにおいても,プロジェクト終了時には同様のサマリーを書き残すべきだと思う.ただ,単に作文するだけでは,他人が活用できないので,ステージゲート分析のような方法論が重要となる.