ひまわりコンサート
昨日は、スカイツリーが指呼の間に見えるすみだトリフォニーホールで行われた「コカリナ大きなひまわりコンサート」に行ってきた。
日本コカリナ協会は、ロシアのウクライナ軍事侵攻が始まった直後から、ウクライナの子供たちを支援するチャリティーコンサートをプロモートし、全国のコカリナ愛好者による支援活動が展開されてきた。わたしもその中の2回に参加している。昨日のコンサートは、その集大成いうべきものだった。
トリフォニーホールの大ホールは3階席まで,聴衆で埋め尽くされていた。
幕開けは,黒坂黒太郎・矢口周美夫妻による,ウクライナ曲の『おかえり春』。周美さんの歌声に,黒坂さんのコカリナが和し,心地よいハーモニーに心を奪われた。人の声と楽器がこのように相和してハーモニーを紡ぎ出すのは,あまり記憶にない。コカリナの新境地が切り拓かれたように感じた。
舞台には子供のバレーが登場し,花を添えた。特に,黒坂さんの吹く『木立をぬける風の音』にあわせて軽やかに駆け回る小さなバレリーナたちは,まるで風の精のようで,わたしが一番好きなこの曲が新たな輝きを持ったようだった。
コンサート前半は,矢口周美さんが歌う『一本の樹』にあわせて,バレリーナのツハラ・ユキさんが,歌詞を手話で表現しながらの心打つ舞で締めくくってくれた。
後半の部は,一連のひまわりコンサートのテーマ曲『ひまわり』(映画『ひまわり』の主題歌)の,140人からなる「大きなひまわりコカリナアンサンブル」の大合奏で幕を開けた。
舞台には,コカリナの公認講師であり,ポーランド在住で,ウクライナ現地で子供たちを支援している坂本龍太郎さんが,4人のウクライナの少女たちととともに登場した。
坂本さんは,現地の状況を報告するとともに,子供たちへの更なる支援を訴えた。
4人の少女たちは,「アンサンブル」と一緒に日本の歌,そしてウクライナの民謡をコカリナで演奏した。
コンサートには,ピアノ,パーカッション,ヴァイオリンのプロ演奏者の応援があり,コカリナ演奏の奥行きを深めてくれた。黒坂さんの超絶技巧との掛け合いは見事だった。
てんこ盛りのコンサートで,そのすべてを紹介しきれないのは残念だが,心を豊かにして帰路につくことができた。
会場に展示してあったウクライナの子どもたちの絵
ラグビー日本幸先良し
ラグビー日本「ブレイブ・ブロッサムズ」は,42対12でチリに快勝。試合はじめは調子が出なかったが,リードを奪ってから余裕の試合運びだった。幸先良し。次のイングランドは強敵だ。頑張れ。
STOP WAR!