ア レ
阪神タイガースが,アレよAREよと言う間に優勝した。18年ぶりだそうだ。
大阪の街が湧きたった様子が,テレビを賑わしている。1300人の警官が動員されたが,道頓堀ダイブが10人出たそうである。
1985年優勝の立役者バースがいなかったので,ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースさんの人形は,胴上げされて道頓堀に投げ込まれる難には逢わなかったようだ。
何年も前,福岡でタクシーに乗った時,運転手さんが「阪神ファンはえらいね。いくら敗けても応援している。わしらはライオンズが駄目になったら,もう見向きもしないよ」と言っていた。
わたしの身の回りにも,何人か阪神ファンがいる。集合A のメル友の三人は,飽くことなく阪神を応援していて,早速メールで喜びを分かち合っていた。カミさんの親友の奥さんは,おとなしくて上品なのに,熱烈な阪神ファンで,誘われて一緒に阪神戦を観に行ったカミさんが,次々と繰り出される応援グッズにびっくりしていた。今回も大喜びで,クライマックスシリーズか,日本シリーズの応援に出かけるのを楽しみにしているそうである。
わたしは別に阪神ファンではないが,まわりがこれほど喜んでいると,なんとなくうれしくなる。
岡田監督,「アレ」が達成できたので,次の目標を定めて,頑張ってください。
多 様 性
ラグビー日本は18日イングランド戦を迎える。
このチームを構成する31人のうち,日本生まれが15人,外国生まれが16人で,そのうち7人が外国籍だそうである。ラグビーの国際ルールは,他のスポーツに比べて国籍制限が甘く,日本の名のもとに多様な人種や国籍の人が結集している。
わたしはこの制度と,それがもたらした結果を大変気に入っている。
わたしは,かねてから,日本の将来にとって,外国から多様な人たちを社会に受け入れることが,死活的な意味をもっていると考えている。
ナチスがアーリア人種だけによるドイツを目指したように,日本は日本民族だけからなると考えるのはナンセンスである。生まれ,国籍,肌の色に関わらず,自分が日本の組織や社会の一員だと考える人は,日本人として受け入れることが必要である。
ラグビー日本「桜」はそのことを先取りして実践している。そして,強い。
STOP WAR!