帰らざる河(映画)
テレビの画面を撮影
昨日,BSプレミアムでハリウッド映画の『帰らざる河』が放映された。
1954年に公開されているが,そのころは受験浪人だったので,初めて見たのは大学1年の時,渋谷の映画館だったと思う。何回目かの最後にこの映画を見たのは50年くらい前だから,半世紀ぶりということになる。
ロバート・ミッチャム,マリリン・モンロー主演の西部劇で,ストーリーは他愛ないが,西部劇には珍しく,主人公の移動手段が馬や馬車でなく,いかだによる川下りで,それにお決まりの名手同士のガンファイトが出てこない。キーワードは背後からの銃撃である。
しかし何と言っても,この映画の魅力はマリリン・モンローである。前年に公開された『ナイアガラ』ではじめて彼女を見て興味を持ったが,この映画ですっかりファンになった。純情で健気な場末酒場の歌手を,憂愁を籠めた演技で演じていた。
彼女が歌う主題歌の「帰らざる河」が素晴らしい。スロ-テンポで歌詞も平明なので,すぐ覚えた。「ハイ・ヌーン」,「駅馬車」など,わたしが歌える数少ない西部劇主題歌の一つだ。
マリリン・モンローは,オードリー・ヘップバーンと並んで,わたしが最も愛するハリウッドスターである。娘が,わたしの60歳の誕生祝に贈ってくれたブロマイドは,今でも大切に書斎の机の横にピナップしてある。
“River of No Return” by Ken Daby
There is a river called the "River of No Return"
Sometimes it's peaceful and sometimes wild and free!
Love is a trav'ler on the "River of No Return"
Swept on forever to be lost in the stormy sea
Wail-a-ree, I can hear the river call (no return, no return)
Where the roarin' waters fall wail-a-ree
I can hear my lover call "Come to me" (no return, no return)
I lost my love on the river and forever my heart will yearn
Gone, gone forever down the "River of No Return"
Wail-a-ree wail-a-ree
She'll never return to me!
(No return, no return, no return, no return)
STOP WAR!