羽花山人日記

徒然なるままに

ならず者国家

2022-03-08 20:27:02 | 日記

ならず者国家

国際社会において,国内社会の個人に相当するのは国家である。国家は国際社会において主権を有し,この権利は尊重される。

国際社会が国内社会と決定的ちがうのは,政府に相当するものがなく,違法行為を取り締まる法律や警察がないということである。国際連合はあるが,安全保障理事会では常任理事国が拒否権をを行使すれば案件は可決されない。総会の決議や国際司法裁判所の判決も強制力はない。平和維持軍を派遣できるが,その活動は制限されている。いわば国際社会は無政府状態にあるといっていい。

この無政府状態に乗じて,プーチンはウクライナに侵攻するという狼藉を働き,どさくさに紛れて,北朝鮮はミサイルを発射し,ミャンマー軍評議会は国民統一政府の閣僚らの国籍をはく奪している。

まことに腹立たしく,歯がゆい思いがするが,ならず者国家を許すことはできない。世界中からの糾弾の声を集めて懲罰を与えよう。

 

国際女性デー

今日は国際女性デーである。1908年のこの日に,アメリカのニューヨークで,参政権のない女性労働者が労働条件の改善を要求してデモを行った。国連は1975年の3月8日以来この日を「国際婦人デー」と定め、事務総長が女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日となっている。

今日の新聞には,Gender問題についてのいろいろな記事が載っていた。問題の広がりの大きさを改めて認識した。

女性の進出で驚いたことの一つに,わたしの出身高校の応援団長が女子生徒だったことがある。ずいぶん前の話だが,学ランにマントを羽織り,球場で応援をリードする姿を見て,びっくりした。今では極めて当たり前のことらしい。

「リケジョ」(理系女)という言葉がある。2010年くらいから使われだしたらしい。自然科学系に進出する女性を揶揄した言葉ととる人もいるらしいが,むしろ女性進出を歓迎することが含意されているようだ。同様に「ノケジョ」(農系女)という言葉が使われている。わたしが現役だった1990年代,茨城大学農学部は半数が女子学生であり,この言葉を聞いた時,なんで今更と感じた。

      

雪と鳥 2 題

旭山動物園にて2016年3月撮影

雷鳥。立山にて2017年5月撮影。

 

STOP WAR!

コメント (3)
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