無意識の偏見
AERAの最新号に載っていた,俳優の鈴木亮平さんへのインタビュー記事の中で,大変大切なことを鈴木さんが言われているので,紹介する。
鈴木さんは,2月10日に公開される,松永大司監督の映画『エゴイスト』の主役で,性的マイノリティーの祐輔を演じている。それについてのインタビューを記者から受けているが,その中で次のように発言している。
「祐輔を演じたことで,自分が思っていた以上にいまの社会がいかに性的マイノリティーにとって生きづらい環境であるかをあらためて知りました。 ---中略--- 一見受け入れられているように見えても,そこには無意識の偏見が横たわっていることを強く感じます。そういう僕も自分の中に根付いた偏見に気づくこともいまだに多いです。そうしたことを意識的に変えていくことで,誰もが過ごしやすい社会に一歩近づけるんじゃないかと思っています。」
わたしは鈴木さんの意見に全面的に賛成する。
「無意識の偏見」は,よほどの聖人君子でないかぎり,だれでも持っているだろう,わたしも成長の過程での刷り込みによる偏見を持っている。その偏見は自分の中から抜け去ることはない。それが偏見であることを自覚し,コントロールすることによって,「差別者」であることを免れ,偏見をうすめていくことを心がけたい。
STOP WAR!