切り干し大根が仕上がった。今年2セット目である。8月末に播いて,10月の終わりから収穫を始め,直径が10㎝くらいに成長して,残っているものから切り干し大根を作ることにしている。
厚さ5㎝くらいの輪切りにし,皮をむいて縦に四分の一に切り分ける。断面が台形になるように,弧の部分をそぎ落とす。かなり大きくそぎ落としても,その部分はカミさんが料理に使うので無駄にならない。断面が台形の塊を鰹節削りのような形のスライサーで削って,厚さ2~3ミリのスライスにする。これを包丁で千切りにし,酢水にさらす。繊維と平行に切るように気を付ける。酢水にさらしてあく抜きすると,色白の上等な感じの製品になる。水を切り,天日で干す。天気が続けば3日ほどで出来上がる。気温が低い方が,質が良いように感じる。
輪切り5個から,約100gの切り干し大根ができる。子供や知人に分ける分まで入れて,あと500gは作る予定である。ネット通販で調べたら,100g千円前後の価格が付けられていた。千切りを作って干すまでだけで1時間半ほどかかる。売る気はさらさらないが,この価格は私の作る切り干し大根には低すぎる。しかし,食べてもらっておいしいと感謝されれば,それに越したことはない。