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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



世界バスケ
ドイツ対ナイジェリア
USA対オーストラリア(さいたまスーパーアリーナ)


昨日に続いて、世界バスケを2試合観戦した。

第1試合のドイツ対ナイジェリア戦は、1点差を争う接戦となった。大方の予想では、ノビツキーを擁するドイツの優勢だったが、そのノビツキーのプレーにムラがあったため苦戦を強いられた。なんとかナイジェリアの反撃を抑えて勝利を拾ったが、準々決勝でUSAに勝つためには、ノビツキーの大爆発が必要なはずだ。

そのUSAは、第2試合で、オーストラリアを40点差でくだした。第1クォーターこそ、USA27点対オーストラリア23点と接戦の様相を呈していた。しかし、その高得点ペース自体が、すでにUSAのペースだった。序盤は速いパス回しからアウトサイドシュートをズバズバ決め、ゴール下が手薄になってくると、インサイドで勝負を仕掛ける。オーストラリアも高さを武器にがんばっていたが、最初の10分間しかもたなかった。

試合は第2クォーターで勝負がついた。なにしろ7分過ぎまでオーストラリアは、フリースローによる1点しか取れなかったのだ。USAのディフェンスが完全にオーストラリアを封じた。USAというと、アリウープなど派手なプレーに期待が集まるが、むしろ、そのディフェンス力にセンスやテクニックが潜んでいる。ドリブルをスチールする技術やパスをインターセプトする読みと出足の鋭さ。シュートに対しても最後まであきらめずにブロックを試みる。

この第2クォーターには、USAのディフェンス技術が集約されていた。そして、そのディフェンスのなかに、この大会で王者の復権をかけるUSAの意気込みを感じた。

大差のなかで、レブロン・ジェームスやドゥエイン・ウェイドら、NBAの超スーパースターたちが、余裕をもって、素晴らしいプレーを披露してくれた試合だった。

しかし、本当に見たいのは、窮地に追い込まれたUSAが、本気になったときのプレーである。これまでのところ、L・ジェームスとD・ウェイドが同時にコートにたつ場面はほとんどない。余裕の表れか、2人の相性の問題なのか。両エースが並び立って、相手に挑むUSAを、ぜひ見てみたい。準々決勝から決勝までの3試合のなかで、そんなシーンが見られるだろうか。

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