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あまり褒められない『マッスルバック使用する』理由

2021年09月21日 15時00分15秒 | ゴルフ

と…ここまでは
重心距離の長め(大振りなヘッド)になり易い
キャビティのアイアンの方が
ドライバーとの噛み合わせはいいですよ…
 との話しなんですが、
マッスルバックアイアンが選ばれる
 最大の理由は 実は
◌シャフトの硬さ でもなく
◌慣性モーメントの小ささ でもなく
◌ヘッドの軽さ でもなく

「ソールの薄さ」「バンスの無さ」 にあるのだと思います。
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キャビティバックのアイアンと
 マッスルバックのアイアンは
 フェアウェイウッドとユーティリティの関係に似ています。

フェアウェイウッドは重心も深いうえに
 ソールに奥行き(ソールに奥行きがあるから重心が深い)があります。
一方、ユーティリティは アイアンに比べれば
 ヘッドに厚み(奥行き)はありますが、
 フェアウェイウッドに比べ、重心も浅く
 ソールの奥行きはありません。

実例:で言いますと(似たようなロフトで) ミステリーの
フェアウェイウッド HT-411  #5 ロフト 18度 は
 重心深度◌30mm ヘッドの奥行き◌80mm(8㌢)
ユーティリティ  HT-811 #3 ロフト19度 は
 重心深度◌13mm ヘッドの奥行き◌60mm(6㌢) な上に
ウッドは バンスソールとは呼べませんが、フラットなソールですが
 ユーティリティは スクープソールはキツク
  ソール後方が上がっている、バンスの張っていないソールです。
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 つまり ソールの奥行きがあったり
 キャビティヘッドに有りがちな、バンスのやや張ったソールであると
 ロフトを寝かし難く、
 ボールの下にヘッドが入れにくい
 のです。

バンス、ソールは ロフトを安定させる為のモノで
本来 バンス(ソール後方が下にせり出ている)がある方が
安定して、距離を出し易い のですが、
ロフトを寝かして ボールと地面(マット)の隙間に入れるには
バンス角度もソール自体も邪魔✋
 というのが 実は マッスルバック、もしくは小振りなヘッドを選ぶ
 最大の理由なのではないか、と思っています


ですので よほどパワーがある、スピードがある人でないと
 同じ人は、同じ理由によってフェアウェイウッドを好まず、
 ユーティリティを選ぶ傾向 が強くなります。


フェースローテーションそのもの ではなく、
それをする為には ロフトを、フェースを開いて
ボールの下にヘッドを差し込む、ロフトを寝かす、
その為に クラブの機能が無い、少ない方が良い…
  というのは ちょっとねぇ・・・・って気がします。


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