こすり球/抜き球になる原因 の多くは
技術的な部分ではなく、思い込みによるものです



スイングは円で振る
それ自体は間違っていませんが
『結果』として 体が回るから円になるのであって、
手先や腕でクラブヘッドに円を描かせるのではありません。
言葉としては
 スイングは円に「なる」が正しいのかもしれません。

手先で円を描いてしまう原因になるのは
体が回っているのに 腕やクラブを取り残してしまい
体が回ることによって「結果」描かれる円の時期を
逸してしまっているから
あとから「帳尻」を合わせるため 手先で振っているのです。


電車に乗って目的地に進んでいるのに
最後の駅の手前で途中下車してしまい、
そこを間に合わせるため 自走してる、走っているに過ぎません。



体が回り始めたら・・・をする前に
体を回しても、腕を残してしまう習慣があるのですから
体を回すより先に
左ひじや左上腕を先に動かしてみましょう。


その左ひじの後追いをするようなタイミングで
足さばきで胴体を回す・・・ と考えるよりも
左ひじが行くので 仕方なく体が追っかける
体を回そう という意識を少々希薄にし
左の肘さばきとクラブの重さによって
自然に体が向きを変えていく
 という感じになって行くと良いですね。

一般的な クラブを振るスイングでは
「ボールに届かないから クラブヘッドを振って
 腕とクラブを長くする」という感覚だと思いますが、
クラブは構造上、ヘッドの方がグリップよりも低くなると
定位置/地面にあるボールを打つ(空間を確保する)為に
グリップを上方に引っ張り上げなくてはなりません。

20200621 編集済み_Moment(6)20200621 編集済み_Moment(8)










意識はしなくとも、この時点では 水平方向/横方向への
回転と言う大きな動きの中にあるのですが、
グリップを引っ張り上げなくては ダフル という状況が
訪れれば グリップの位置移動は止まり
そこで回転も止まり始めます。
体も上向きになり始めますから
「届かないスパイラル」に陥ってしまいます。



届かない と感じたら
ヘッドではなくグリップを左半身の進行でどんどん動かすのです。
届かない と感じたら
ヘッドではなく 自分がボールに近づくのです。




ダフリの原因もトップの原因も
こすり球や抜き球の原因も
技術的には グリップの横移動が足らないのです。
ヘッドばかりに意識が行くことも問題です。


体の向きと前傾姿勢の関係から
ダウンスイング~インパクトの期間は
左サイドの方が低くなっています。
ですので、この期間では シャット
(フェースが地面を向いた状態)になっていますし、
そのシャット加減は逆に左サイドの低さを維持させます。
ですので、少々オーバーに フェースが地面を向いている位
オーバーにしてみると良いと思います。
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ここからが問題ですが、
多くの人は スイングを円で振る・・・
と思っていますから
ここから クラブを振りに行きますが
分かりにくいかもしれませんが、
この行為そのものが打撃で、
この行為のあとに打撃があるのではありません。




この利き手、右手首のスナップをロックするドリルで
体の回転と腕の同調
利き腕の伸ばし、左ひじのリードを覚えてみましょう。