![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/e9/222e96fb484c04d91b0e193a49b93139.jpg)
クラブヘッドのデザインと言うご質問を受けたので 少々、それについて書いてみます。
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1767347.html
前回の記事では、ドライバーヘッドのデザインで 弾道のイメージを醸し出す と言う部分に 触れました。
今回は別な部分を・・・
![tp07sface](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/2/e/2e3aa206.jpg)
この二つ、ウッドとアイアンです。 フェース面に着目してください。
ロフト等に違いはあるのですが、 何故、こうも形状が異なるのでしょうか?
ウッドは、確かにトゥ側の方が高くなっていますが、
それはそんなに極端ではありません。
機種によっては、左右対称(トゥ~ヒール方向)に近いモノ まであります。
しかし、アイアンヘッドは機種の違いは多少あれど
必ず、トゥ側が高くなった 末広がり、扇のような形状をしています。
昔のブローニングなど(知らない?) ロープロファイルモノであっても
やはり、トゥ部分が広がった形状です。
![IMG_0033](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/6/7/67b11dc7.jpg)
ヒントになるのは、この末広がり度合いは ロフト共に少々変化していく、ということと。
ウッドヘッドのこの角度からの形状に 隠されています。
ウッドは箱型の立体の強い形状です。 アイアンは板状の平面の強いイメージの形状です。
ウッドにとっては、クラウンと呼ばれる
上面の部分がクラブを”移動”させるイメージを 醸し出し、
同時にその方向をイメージさせます。
どの方向に動かすか、テークバックするか ということをイメージさせます。
そのウッドでいうところのクラウンの役割を 担うのが、
板状の形状であるアイアンでは フェース面にもある、ということなのです。
![001](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/5/a/5ade9670.jpg)
ですから、クラブの長さが異なり 円弧が小さくなるウエッヂほど
トップエッジと言うか、 フェース面上のトゥ側の末広がりも きつくなります。
それはパターも同じです。
引いていく、厳密にはスライドさせていく 方向を想起させるモノでなければいけないのです。
![2595cdb2](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/3/6/36bc4c90.jpg)
最近のゴルフクラブは、色や飾りばかりが 強調されてしまい、
視覚としての、ゴルフの役割を 蔑ろにする傾向が強い気がします。