【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブとスイングの理科

2021年01月27日 21時30分00秒 | ゴルフ


ゴルフ! という特別な視点ではなく、
モノ・物質として ゴルフクラブを考えた場合、
1mの長さの棒の先端に
 全体重量の 6割(以上)に相当する鉄の塊
が付いています。

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先端の部分も勿論そうですが、
ゴルフクラブ本体が動く、移動する源・原動力は
この場合は打ち手・人間ですが、
根元(グリップ)の部分を動かしたから、
移動させたから 『その分』
 先端部の鉄の塊もゴルフクラブそのものも移動するのです。

ここまでは 小学校の理科…位でしょうか(^^♪

ここで間違ってはいけないのは、
ゴルフクラブは根元が固定され
その先端の重さによって「振り子」のように動く
と考えることです。
このイメージはゴルフスイング・ゴルフスイングを
 元からダメにしてしまう危ない考えです。
スナップショット 1 (2013-10-05 12-08)スナップショット 4 (2013-10-05 11-49)









①先端の重さで「振り子」のように動かすのには
 根元の部分を『とめて』おかなくてはなりません。
 ゴルフスイング…と言うコトになると
 根元の部分はグリップですから
 グリップの動き・移動がないのに
 クラブ~ヘッドが動くことになります。
 ゴルフクラブにには、ヘッドには
 距離や方向を司る角度…というモノが存在し、
 それによって 距離や弾道が決まってきます。
 グリップを固定し、扇~振り子のようにクラブを動かすと
 かなり自由に その角度は変わってしまいます。
 👉ここの部分で 非常に問題なのは
 打ち手・人間を接している
 グリップの部分は止まっているのに
 ヘッドが動いていると言うコトです。
 これで どのようにして同じ(似た)球を打つ
 というのでしょうか?
 言葉のニュアンスはあまり良くありませんが、
 クラブが全く管理されてなく、固定しただけで
 ブランブランと勝手に動くヘッドの
 そのインパクト時の姿勢をどのように管理する
 というのでしょうか?

 これでは ボールに向かって ヘッド単体を
 投げつけたのと同じような状態になってしまいます。


②そもそもこれも面白い考え・・・だと思うのですが、
 ヘッド・シャフト・クラブで振り子に振るためには
 常時 グリップの位置を固定しておく必要がありますが、
 知っての通り、スイングは機械でやる訳ではなく
 かなり柔軟に動く人間が行うのです。
 グリップの位置がいつもと同じ場所、同じ時に
 固定できるはずもありません。

 👉クラブ自身が上下左右どの方向であっても
 スライドして移動するよりも
 グリップが半固定され、振り子のようにクラブが動く方が
 無用な遠心力を生んでしまいます。

 中学生の科学レベルに上がりましたが、
 遠心力は ソノモノの 軸点から外へ外へ膨らむ
 外へはらむようにかかる不可抗力です。

 よく考えてみましょう。
 市販のドライバーやアイアンの超軽量ヘッドであっても
 長さもありますし、運動も加わりますから
 その重さは 数キロ~十数キロにもなります。
 数キロ・十数キロの鉄の塊を
 ほそーい裁縫用の糸でつないでおいたら
 糸はどうなります? ある運動を超えると切れますよね
 切れた鉄の塊は ボールにぶつかると思います?
 どのタイミングで切れた にしても
 ボールと鉄の塊はぶつかることはありません。空振りです。
 速い速度で振れば振るほど、糸は頑丈なモノが必要になります。
 この場合、糸の頑丈さは クラブを遠心力と反対方向に
 『ひきつけるチカラ』と言うコトになりますが、
 飛ばそうとすればするほど ボールへの方向、
 ボールを飛ばそうとする方向と 全く違う
 似た方向にならない 90度違う斜め上下に
 引っ張られたり 引っ張ったりする力が必要になります。
 この力が
「飛ばしにつながる」と信じていますか?

③ちょっと高等学校レベルの科学になってきます。
 打つ物体は「球体」~ボールです。
 ✋ゴルフクラブが グリップが1m・ヘッドも1m
 スイングに似たような軌跡で スライドして入ってくる
 ✋グリップは固定・ヘッドだけが
 そのクラブの長さの半径で 入ってくる
 この二つで 球体に加わる作用 が同じになると思いますか?
 
 ボールの回転が多くなるのはどちらだと思いますか?

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言葉は悪いですが、
振り子でクラブを扱うスイングは
ちゃんと打ち手がクラブを動かさない
手抜き というか、ものぐさ なだけです。
『クラブがボールを打ってくれる』
その言葉は半分正しく、半分間違っています。
『クラブは打ち手の作用を増幅してくれるだけ』であって
ゴルフクラブが勝手にボールを打つ訳ではありません。
そうだとしたら、良いショットを繰り返す手段も
悪いショットを修正する手段もなくなってしまいます。

ゴルフスイングは 結果として
体を回す・回転させるので
 傍から見ると円弧を描いている『ように』見えますが、
基本、横(前傾姿勢があるので斜めにはなりますが)に
平行に動かしているに過ぎません。
向きを変えるから「結果」円になるだけで、
横にスライドさせて使っているだけなのです。
そう使わないと 角度の意味が発揮されません。


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