セミナー 無事、終了いたしました。

今回のセミナーで
二人の方 がともに短時間(2~3時間)で
かなり大きく とても良い意味で スイングに変化がありました。
ビックリするほど・・・です。



ケース①
参加者の方はそれぞれ予習として
弊社のブログや動画(
https://www.youtube.com/user/HummingBirdSports
を研究されていたので、馴染み易かったのかもしれませんが。

スイングは 訓練して身に着けた「技巧」よりも
体を守ろうとする本能を含めた
その時、かかる重さや姿勢の補正動作の方が
圧倒的に 優先事項 として高くなります。


クラブを必要以上に長く使ったり(大きく振ったり)
無理にヘッドを振ろうとすれば
ヘッドの重さは重くなり、それに指向性が伴います。
そうなると 立体的に その方向と真反対の方向に
からだは引く調整によって ボールとヘッドを当てる補正動作が
不可欠になります。
IMG_0518_Moment

今回のケースでは お二人とも
どうしても 右腕をリリースしてクラブ、ヘッドを振りたい
 という欲望が強いので
それを「活かす」にはリリースした時に、
もしくは リリースする前に
〇グリップが自分から離れていない
〇リリースしても グリップがからだから離れない

タイミングと位置の修正が必要です。


リリースすることによって グリップがからだから離れるのも一緒です。

✋これでは ヘッドを加速させようとしてリリースしても
よりロフトが開き、より左サイドが上がり
回転が増えるか、ボールが高くなるか して
加速感と距離がつながってきません。

👉ですので ますは
トップの位置から 間髪入れず
右向きのまま すぐにリリースしてもらいます。
IMG_0520_Slomo_Moment

グリップが離れないようにしないと ダふりますよ。

でも、ダふってもいいのです。
スイングは 腕の作業とそれがどの体の向きの時 に行われるか
がパックなのですから
リリースする時、そして リリースでグリップがからだから離れないことを
優先して練習すると ダフリやダフリの延長線上の、上がり気味のトップ
になるのは仕方ないのです。

グリップがからだから離れていなければ
補正が必要な体の動きはありませんから
今度は 回し方 を変えていけばよいのです。

どうからだを動かし行けば良いか は
重さを逆手にとって、どの方向にリリース もしくは
どの方向にグリップを誘導してあげるか によって
その重さによって からだを動かさざるを得ない方向を
導き出してあげれば良いのです。

からだの回転で作るべきな ヘッドの円弧を腕で丸く振っている
その「丸く」を体にやらせてあげれば
「丸く」振らなければならなかった 腕の使いが激減、半減します。
からだも回る、腕でも円弧を描く と言う二重の円弧を描いているから
ループを描いたり、なんとなく変な感じのスイングになるのです。

どの道 からだは向きを変えるのですから
それに 実働を伴わせてあげて
腕の作業を半減させれば 途端にシンプルな動作に変われます。
IMG_0518_Moment(2)

短時間でここまで変われたのは
過去のご本人の試行錯誤の賜物ではありますが、
ここまで劇的に買われるのも珍しいケースかもしれません。

見てる我々もびっくりで 本人が逆に
どう変わったか把握できない というところが
スイングの改良の「本質」なのかもしれません。