【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

アイアンの番手ロンダリング?

2019年03月14日 17時37分16秒 | ゴルフ





現在の平均的な5番アイアンのヘッド重量は 240g
10~15年前だと、グラファイトシャフトが中心だったので
「良心的な」メーカーのクラブヘッドは260g位有った。

ちなみに 弊社の軟鉄鍛造アイアンは
5番アイアン 310g前後
重心距離は 45mm弱有る

軽量スチールシャフトが主流になり、
ヘッドが軽くなっていく上に、重心距離
(シャフトの中心線/軸線より ヘッドの重量の中心点)も
短くなる傾向になっている。
・・・ヘッドの重さ効果は下がってしまうんだけど。。。

10年前だと その重心距離は40mmを超える
モノも少なくなかったが、今では35mm以下のものも
少なくない。
ヘッドが軽く、スチールシャフト装着であると
長い重心距離のものは打ちにくく、右に出易いし、
軟鉄鍛造という素材も 重心距離の長いものは
製造上創りにくい というのもある。

販売単価を下げるためか、セットも5番アイアンが
最上位というか、一番ロフトの立っているセットの
5本~6本セットになるので 
よりストロングロフト化(ロフトが立っている)
長尺化の傾向に拍車がかかっている。

長さでいうと メーカー・機種によっては
半インチ~1インチの長くなってきている。

ロフトでいうと、10年前から3度平均
20年前から5度平均もストロング化 している訳だ。
オジサンの当り前では 5番30度
ちょっと上がりやすいアイアンでも 28度
だったと記憶しているけれど
いまや 22度の5番アイアン
28度の7番アイアンも
決して珍しくない。

そのうえで 20年前くらいに登場した
ピッチングウエッヂとサンドウエッヂの間
アプローチウエッヂ(PS) では足らず
もう一本 ギャップ(隙間)ウエッヂ というのも
入ってくるセットも出てきている。

7番の皮をかぶった5番アイアンで打っているのだから
それは 飛ぶ 筈。
確かに 飛ばないとクラブは売れない とは言え
その結果、ウエッヂを4本も5本も持つのは
なんだか 腑に落ちない 気がする。

ヘッドが軽くなって、シャフトが硬くなったものを
体力やスピードにないゴルファーは使えば
ボールは飛ばないから、ストロングロフトにして
溜めて、ヘッドを返すようにする。。。
というのは なんとなく先祖がえり というか
時代に逆行しているような気がしてならない。
そういう 運動性能に依存しないために
クラブが進化していった筈、だったのに。。。。
アイアンだって 飛ぶに越したことは無いけれど
オジサンゴルファーがもっと
体を楽してできるようなクラブの方へ
進化?変化していって欲しいよね。

特に最近のクラブは
ヘッドに重量もなく
シャフトも硬くて動かないので
人間の方がしなって 捻って
パワーやスピードを作り出すなんて。。。
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