しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

亭主残酷物語

2007-05-13 18:00:16 | セイジ
 まあ聞いてくださいな、こういうところに投稿するのは場違いなことかもしれませんけど。

 最近ぼくのカミさんがフキゲンなんです。
 健康保険料もメチャ高いし、医療費もカサんできたし、もう青息吐息、と。
 アンタが悪い、という感じでぼくにガミガミいうんです。
 そのアゲクに、まるでお仕置きみたいにこう宣言するんです。
 このままじゃやっていけないから、あんたの小遣い減らす!

 残念ながらぼくカイショなしですから、黙って聞いてるほかないんですが、どうも、これ、スジがちゃうなア、と思うんです。
 だって、健康保険料をベラボウに上げたのも、医療費をこんなふうに高くしたのも、前の首相の小泉さんでしょう?
 銀行なんかにはものすごいお金を投入して倒産寸前を救っておいて、人間に格差ができて何が悪いという言い方で、弱いものに遠慮会釈なく負担を押し付けたからでしょう?
 スジからいうとカミさんは小泉さんにガミガミいわんといかんのです。
 それが今になってぼくの方へくるんです。

 うちのカミさんは政治には無関心で、選挙の投票にも行きませんから、まあ、こういうカラクリには実感がないでしょうけど(でも、わがニッポンの平均的カミさんは大体よく似たスタイルでしょう)。
 ただ家計の負担増がボディーブローみたいに少しずつ効いてきて、とうとうフラストレーションが爆発寸前まで来たんですねえ。

 要するに小泉さんのお陰で、ここにきて家庭内の不協和音が表立ってきたということです。
 結婚したときはカワイイ奥さんだったんですよ。
 愛してましたよ、そりゃあ、もう
 それが、ねえ、声をあらげましてねえ。
 小遣い減らす!
 カワイあの娘はドコいった、ハァ。

 でも、小泉さんていうヒト、なんであんなに人気があったんでしょうね。
 独身だということと、オペラなんかが好きで、ルックスもよかったということが奥サマたちのハートをつかんだと、こういうふうにいわれてますがね。
 セイジにはなんのかかわりもないですよね、そんな見てくれのこと。

 たぶん、ぼくんとこと同じような冷たい風があちこちの家庭でも吹き始めてるだろうと思うのですが、カッコがいいだけで首相になった男が好き放題にやるだけやって、そのおかげで弱いサラリーマン亭主が奥サマたちにボカスカやられてるこの図。
 いいツラの皮じゃ、アーリマセンカ。
 …フゥ。



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違いが楽しい―二紀展と新制作展

2007-05-12 19:13:04 | 美術
 この春、神戸の原田の森ギャラリーで二つの洋画団体の大きな美術展が相次いで開かれました。
 神戸二紀展(4月1日~8日)と関西新制作展(5月5日~11日)の二つです。
 力作がそろって、なかなか見ごたえのある展覧会になりました。
 
 原田の森ギャラリーというのは、もとの兵庫県立近代美術館です。
 昭和の名建築家の一人、村野藤吾(とうご)が設計した最初の美術館で、近代的で軽やかなシルエットが目に気持ちいい建物です。
 5年前に新しい兵庫県立美術館(安藤忠雄設計)が神戸港にオープンしたので、それを機会にまさしくサプライズな巨大ギャラリーとして一般に開放(有料)されることになりました。
 おかげで神戸でも本格的な団体展が開かれるようになったのですが、展示室の質も最高クラスの空間ですから、「出品する作家も力がいちだんと入るよう」(高崎研一郎・二紀会兵庫県支部長)です。
 
 さて美術界も多様化が進んで、美術団体の個性や特性も薄れてきたといわれますが、力作がこのように高い密度で並べられますと、やっぱりそれぞれに独特の香りというものが漂います。
 これが見る者には楽しみです。
 神戸では二紀会の重鎮の中西勝さん、新制作の重鎮の石阪春生さん、この二人の有名作家がなおパワフルな制作を続けていますが、この二人が放つえもいえない光と空気がそのままおおぜいの作家が出品する展覧会でも感じられて、人間の心の不思議を考えたりするのです。

 むろんこれはあくまでも相対的・感覚的なことですが、二紀会の作家たちと新制作の作家たちとでは光への感性に微妙な差異があるようです。
 明るさと暗さ、つまり明度の変化により鋭く感応するか、鮮やかさと渋さ、すなわち彩度の変化により鋭く感応するか、その違いといってもいいでしょう。
 その微妙な差異がひいては、深淵さや思想性をより強くにじませる二紀会の作風と、明快さや造形性を掘り下げていく新制作の作風とに反映されていくようです。
 その差異が見る者の心をいっそう豊かにしてくれます。
 違いが大きければ大きいほど、楽しさも大きくなるというわけです。 

 いい空間があって、そこで味わいのある展覧会に出合いますと、人間の心の働きにとって装置(場所)の贅沢さもまた重要な要素なのだと、そんなこともあらためて教えられる思いです。
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タイガース連勝

2007-05-11 23:17:34 | スポーツ、オリンピック
 林がホームラン。金本がホームラン。今岡もタイムリー。
 藤川が締めて勝ちました。
 トラ・ファンのみなさん、おめでとう。
 勝てば、もう、単純にうれしいんです。
 
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連敗脱出! タイガース

2007-05-10 22:07:12 | スポーツ、オリンピック
 やっと勝てました、タイガ-ス。
 涙が出ました。

 救ったのは、やっぱり金本。
 甲子園の逆風を突いて2ランホ-ムラン。
 これで消沈チームに活気を目覚めさせました。

 でもなにもかも金本にオンブにダッコでは、いくらなんでも金本がかわいそう。
 イマオカあ、なにしてんねん。
 
 監督にカリスマ性がないから、「岡田を男に!」はもうチームがまとまるスローガンにはなりません。
 これが9連敗の最大の教訓です。
 これからは「金本を男に!」「藤川を男に!」「ジェフを男に!」…ナインがナインを男に、の共同体的・主体的発想でイコウじゃないスカ。
 ペナントレースはまだ5か月も残ってます。

 主体集団タイガースで再出発。
 日本プロ野球のジョーシキをブチ破ろう。

 でも、金本、あなたは、やっぱり、スゴいなあ。
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サンケイスポーツに敬意

2007-05-08 18:31:14 | 報道
 きのうはサンケイスポーツのタイガース報道にちょっと疑問を書きましたが、きょうはエールを送りますよ。
 けさのトップ記事は見事でした。
 スクープといってもいい。
 岡田監督の休養(事実上の解任)はあるかと、宮崎オーナーに直撃インタビューをしているんです。
 この微妙な時期にこういう記事は、書くのにもとても勇気が要りますし、紙面で大きく扱うのにも決断が必要です。
 宮崎オーナーは当然、そんなことはない、と答えていますが、このさいオーナーのそんな言い方はわかりきったことで、どうだっていいんです。
 すばらしいのは、岡田休養というタブーに一つのスポーツ紙がこの時期に率先して挑んだことです。
 率直に言って多くのファンが岡田監督では今年のタイガースはだめだろうともうそう思い始めてますからね。
 ファンの心を汲んでよく書いてくれました。
 記者もデスクも編集局長も立派です。
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阪神球団オーナーものんびり

2007-05-07 11:02:53 | スポーツ、オリンピック
 けさのサンケイスポーツによりますと、タイガースがゴールデンウィーク全敗(7連敗)という惨状にあっても、宮崎オーナーは泰然自若(タイゼンジジャク)、岡田監督の采配に全幅の信頼を語っているということです。
 なんとノンビリと、危機感のないことだとは思いますが、しかし、まあ、オーナーにしていれば、チームが結局は優勝をのがすことになって、観客だけは甲子園球場にあふれるほどに詰めかけ続けてくれる、というのがいちばんもうかるわけですから、なにもあわてることはないわけで…。
 でも、甲子園球場の観客がなんかちょっと減り始めたなあ、というような雰囲気が表立ってきたときには、それはもう事態がどうにもならなくなってしまっているということのあかしですからね。
 今の状態が続けば、そのうちファンは間違いなく、自分たちがバカにされていることに気づきますよ。

 (宮崎オーナーの泰然自若をサンケイスポーツの記者もなにかいいことのように書いているのですが、トラ番記者のこういうユルさもどういうものでしょう)
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動かない? 動けない? 岡田監督

2007-05-06 12:23:39 | スポーツ、オリンピック
 タイガース7連敗の無残な記事の載った今朝のスポーツ紙を読んでいて、岡田監督のコメントがとても気になりました。
 「オレの仕事はグラウンドに選手を送り出すまでで、送り出してしまったあとはもうオレたちにはどうにもできない。あとは選手が働いてくれるかどうかだ」と、まあ、こういう趣旨の発言でした。
 むろんそれも一つの見識ではあるでしょう。
 選手の主体性を重んじているといえば、そういうことになるのです。
 しかしこれでは、監督が戦いの先頭に立って、ゲームの全責任を負いながら試合の局面を組み立てていく、という闘いの姿勢がほとんど伝わってこないのです。
 選手たちが闘っているのを、後方から眺めていて、第三者的に推移を語る評論家の立場のようなニュアンスです。
 監督が闘いのうしろから、体の動作も重たげにノッソリとついていっているという感じです。
 どうも状況を後追いする受け身の姿です。

 現代の指導者はなによりもカリスマ性が必要とされます。
 とにかく敵の矢面に立って、自分から飛び込んでいって、配下のものに進むべき方向を明確に指し示すというイメージです。
 岡田監督は、率先して突入の先頭に立ったイギリスの将校とは対照的に、後方から「ススメ、ススメ!」と号令をかけていた旧日本軍の古いタイプの上官みたいで、これではたしてこの苦境を切り開くことができるのでしょうか。
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タイガース7連敗

2007-05-05 17:20:33 | スポーツ、オリンピック
 雨が降りませんでした。
 で、逃げることができませんでした。
 負けました。
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タイガース6連敗

2007-05-04 23:07:50 | スポーツ、オリンピック
 また負けました、タイガース。
 先行されて、ようやく追いつきかけたと思ったら、突き放されて。
 いつものパターン。
 それも競り合うところまでもいかないで、圧倒的な力の差。
 横綱相撲をとられた感じ。
 結局、オフにちゃんとしたチームづくりに取り組まなかったツケですよ。
 責任は個々の選手の側よりも、チームの首脳たちにあると思いますよ。
 しっかりした手を打てないまま実戦に突っ込んでしまったわけですから。
 要するに星野の遺産を食い潰しているだけのこと。
 あしたは雨のようですが、雨を理由に敵前逃亡でもしなければ、連休8連敗になりそうです。
 負けても負けても甲子園にはこれだけの観客が入るのですから、球団はハラの中で優勝が日に日に遠ざかる今の状態のほうが「視界ヨシ」とニンマリしているかもしれませんが。
 今年この調子だと来年は選手たちの報酬をずいぶん抑えられますから。
 金を払うファンは試合のたびに悲嘆に暮れて、球団はニヤニヤ大もうけ?
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負け続けるタイガース

2007-05-03 22:31:52 | スポーツ、オリンピック
 ゴールデンウィークに入って阪神タイガースが負け続けています。
 井川投手が抜けた穴をやっぱり埋めきれないでいるというのも一つの原因でしょうが、それよりも大きいのは、主軸のベテラン選手たちがすでに峠を越えてしまったという印象がここにきて顕著になってきたことです。
 もちろん岡田監督の“受け”の試合運びもチームに覇気が出ない理由の一つだとは思いますが、それはあくまでも個々の局面の問題で、根源は残念ながら全般的なチームの“老化”にあるでしょう。
 若さの勢いとか勝負へのひたむきさという点では今はセ・リーグ6球団のうち最低になってしまっているでしょう。
 寂しいことですが、思いのほか急速に世代交代の時期が近づいていたのです。
 今年はBクラス、それも最下位が早くも見えてきたようで、とてもせつない思いです。
 なんともつらいゴールデンウィークになりました。
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